3.11 東日本大震災のあとで

福島県産及び茨城県産食品から食品衛生法上の暫定規制値を超える放射能が検出されたニュースで、20日に続報があったのでフォローします。

まず、３／１９の官房長官の発表にあったのは、下記のように福島県産及び茨城県産食品からの放射能検出です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015iif.html

ついで、20日には、福島県が19日に行った緊急モニタリングの結果と、茨城県が19日に行った結果が公表されました。なお、新潟県についてもモニタリングの結果が発表されていますが、全て「検出されず」でした。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015m5f.html

その後、栃木県の発表で、栃木県のホウレンソウ、かき菜からも検出された。東京都の発表では、千葉県旭市から出荷された春菊からも検出されたために速やかに販売禁止、回収を行う。群馬県の発表では、ほうれん草とかき菜から検出されたために県内のほうれん草とかき菜の出荷を自粛するという発表がありました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015mpx.html


また、厚生労働省は、健康への悪影響について、専門家による科学的評価を得るため、食品安全委員会に諮問しました。

その結果を元に、なんらかの行政的な指導を行う方針のようです。枝野官房長官の記者会見でも、今日21日中に対策を決めるということでした。


一方、マスコミ報道では、先行して発表された茨城県産のほうれん草を販売しないという都内のスーパーが増えているとのこと。
官房長官の談話にもあるように、この規制値は、健康への影響を考慮してかなり低めに設定されているため、これを超えたからといって重大な影響があるわけではありませんので、冷静な対応をお願いしたいです。もちろん、産地をしっかりと表示することは必要と思います。