| 昨日大事に取っておいた(笑)杏の種。
玄関のタタキや固い地面の上に、厚めに新聞を広げたら、種を金槌でたたき割ります。
かなりの力が要りますが、我が家では父の出番なので、私の仕事は見てるだけ(笑)。
割ってみると・・・「杏の仁」の登場です!
まさに杏仁ですね。
市販されてる杏仁豆腐なんかは、アーモンドの仁(つまりはアーモンドですが)を使ってたりする事が多く、本物の杏仁を食べられる機会は思ってる以上に少ないのです。
これが作りたいがために、杏を買っていると言っても過言ではありません。
では、調理工程へ(・´з`・) |
| 杏の仁を取りだしたら、お水に浸けながら、周りの薄皮を爪で剥がします。
ツルリッと剥けますよ。
美しい杏仁は可愛くって愛おしいです。
(・∀・)
沢山の種が有る場合、種を割らずにそのままの状態で冷凍庫に保管しておけば、いつでもおいしい杏仁を味わうことができます。
そうしておくと、杏仁豆腐を食べたい時に作れるのでオススメです。 |
| ミキサーに薄皮を取った仁とお水を少量入れます。
ガーッと撹拌して、透明なお水が真っ白に白濁するまでミキシング。 |
| 1分位のミキシングでこの様に、真っ白になります。
蓋を開けた時の香りったら、もう堪りません。
杏仁の香りってどうしてこんなに素晴らしいんでしょうね。
これが天然の香りだなんて、毎年作っていても信じられない思いです。
ふぅ(・´з`・) |
| ミキサーにかけた杏仁の素は、目の細かい裏ごし器や漉し布などを使って丁寧に漉します。
この漉す作業を手抜きすると、ザラリとした食感が残り、後々泣きを見ることになるので、丁寧に行うことがポイントです。
鍋に移して、沸々とするまで加熱したら、ふやかしたゼラチンとお砂糖(シロップをかけて食べるので、ホントに微量)を加えて、その後、牛乳をたっぷりと加えます。
私はふるふるタイプが好みなので、ゼラチンに対して水分を規定量の30%増し位で作りますが、それは皆さんお好みで。
もっと本格的な杏仁を作りたい場合、牛乳を減らし、水を増量、そして寒天で作られると中華料理屋さんで出てくるような、歯ごたえある杏仁豆腐になりますね。
お好みで、生クリームなどを加えても○。 |
| 冷蔵庫でゆっくり固めたら、器に取り分けて完成です。
昨日作っておいた、杏のシロップ漬けと、そのシロップをたっぷりとかけて召し上がれ。
今年は一緒に似た茉莉花茶の香りが、杏仁の香りとコラボして、より一層華やかな仕上がりになりました。
フルフル豆腐に、甘酸っぱい杏、とろみのあるシロップ。 |
| 家で作れば、心おきなく食べられます。
あなたもいかが?
まずは一口(´Д`)
杏が手に入らない場合、枇杷の種でも同様に作れます。
枇杷を食べたら、種は捨てずに取っておいて(こちらも冷凍可)茶色の薄皮を取り去り、ミキサーにかければ、後の工程は同じです。
枇杷の薄皮は滑りやすいですが、キッチンバサミでパチンと一部を取り去った後、剥がすように取ると綺麗に仁がでてきます。
枇杷仁豆腐も杏仁に負けず劣らず、素晴らしい香りですよ♪
では皆さん、良い夏を! |