カテゴリ:ひびひづき
時雨れて北山の重なりが見えたり見えなかったり。 夜の一番短い日が近づいています。 ギャラリーモーニングより今年最後の展覧会のお知らせです。 田村洋子 木版画展 2016年12月13日(火)~18日(日) 幼い頃から見えない場所、知らない時間を想像したり空想することが好きだ。 勝手な空想をして一人で怖くなることもある。 特に想うのは、植物や鳥や食べ物のこと。 朝目覚めたら、実が大きくなっていたり色づいていたり。 花が開いていたり。夜は静かだった鳥がありこちで鳴いていたり。 私が眠っている間のこと。本を読んでいる間のこと。 何をしていたの? どこにいて、どこへ行くのだろう? どうやって? 木版画は頭の中のイメージを直ぐには形にできない。 イメージを反転させて、色を分けて、彫刻刀で少しずつ版木を彫り進む。 その間にもイメージが膨らんだり変形したり。 木の節にぶつかっって思い通りに進まなかったり、木目にうっとりしたり。 自分と木とイメージと対話する感覚。 出来上がった作品が、初めのイメージ通りだったり少しずつ違っていたり、 予想外だったりすることがまた私をワクワクさせる。/田村洋子 ・・・ ・・ ・ 田村洋子 TAMURA Hiroko 略歴 1985年 奈良県生まれ 2010年 京都精華大学 芸術学部 版画コース卒業 個展 2011,12,13,14,15年 田村洋子木版画展 (gallery morning/京都) ほかに 2008年 via art osaka2008入選、出展(サンケイビルブリーゼタワー/大阪) 2009年版画小学校(元立誠小学校/京都) 2010年関西七芸術大学版画ポートフォリオ展(石田大成社ホール/京都) 2013年・2014年京展入選(京都市美術館) 2014年新鋭木版画作家展(養清堂画廊/東京)、イレブンガールズアートコレクション展に出展し各地百貨店での企画展にも参加。 実際に自分で育てている野菜や食べ物にまつわるあれこれが登場する空想の物語を、 作家ならではのあたたかな色合いの木版画で表現しています。 日常からすこしだけ離れた時間の流れ、ユニークな発想が楽しい作品です。 ぜひ、ご高覧ください。/gallery morning
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Last updated
December 11, 2016 01:09:16 PM
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