「Fly、Daddy、Fly」
♪フライ, ダディ, フライ コレクターズ・エディション 岡田准一・堤真一の競演が光るハート・ウォーミングな秀作。。 高校生の長女が政治家のドラ息子に殴られたのをきっかけに、マジメなだけが取柄の気弱なサラリーマン堤真一が、娘の敵討ちのために、出世も諦め、長期休暇をとって体を鍛える。「闘い方」は、岡田准一扮する在日の若者に教わることになる。作りはマンガチックだが、テーマはディープです。堤は、自信と愛情を取り戻す父親を、涙と笑いの緩急自在に好演。いつも思いますが、堤さんは若い役者を立てつつ、自分の演ずる登場人物の魅力を120%引き出して、絶対に負けることがありません。 舞台で磨いた演技、カラダやカオで表す細かい感情・・・。いい役者です。 コメディとシリアスが交互するこの映画にあって、彼の存在は絶対不可欠だったことでしょう。 岡田は、まるで星一徹が飛雄馬をおしえるような貫禄を持ちながら、いつか「弟子」の堤に心を開いていく孤独な青年を、非常に繊細に演じています。 そして、かっこいい・・・(溜息)。 彼の身のこなしの、すごいこと! とにかく、岡田くんを観るだけでも価値がある!家族全員で、楽しく、じっくり見られる映画です。*2006年9月3日のMixi日記をもとに、書きました。*今年のGWに、韓国版リメイク作品が公開されます。 試写を見たので、封切りが近くなったら紹介しますね!