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カテゴリ:交通機関
日本では過去、各県に空港を建設する動きにより、多くの県に空港が建設されてきました。
政府も、観光目的、地元への投資、補助目的で市場調査もほとんどが素晴らしい利用者予測から建設されてきましたが、実際開港してみると、さほど利用客が見込めず、昨今の経済危機から利用客の減少、航空会社の赤字などから赤字路線の撤退が相次ぎ、どこも苦しんでいると思います。特に大都市周辺は顕著で福島空港、茨城空港、静岡、長野の空港などが良い事例かと思います。 中国では経済の減速は殆ど感じられず国内の航空会社も機材の購入や新路線の拡充など発展してきています。但し一部では新幹線の影響で客足が落ちてはいますが、毎年輸送量も増大しています。 また辺地の近代化などで西部地区を中心に空港の建設も盛んです。 先日地震の起きた処も非常に辺境な地区ですがわずか15kmのところに4000mもの滑走路を持つ空港が有ったため、緊急輸送や支援に大きく貢献しています。 このような辺境地区は生活面などでも重要ですので政府も軍用空港と共存させる形で運営しているようです。 ところが、ここ広州には州都のメインでもある新白雲空港があり、二本の滑走路がありますし、シンセン市にもシンセン空港があり国際線も飛んでいます。 更に周辺には香港がありここにもハブ空港としてアジアの拠点でもある空港がありますし、隣のマカオにも国際空港があります。更に広州市のとなりでマカオに接している珠海市にも空港があり、ここだけで五ケ所の空港が存在しています。 香港は世界各地を結ぶ国際線拠点ですし、広州は国内と国際の拠点、シンセンは主に国内拠 つまり、広州周辺には五ヵ所も空港が存在しています。 特にこの中で、香港、広州、シンセンは輸送量も大きな空港になっています。 これだけ多くの空港が有る中、昨年の11月に広州市に接する佛山市にある空港で民航の路線が新たに開港しました。 佛山空港は実は以前から存在する空軍の空港で、過去民間路線も就航したことが有りますが約10年ほど休止していました。 ここが、また民間航空路線に参入したわけですが、そもそも空軍の飛行場ということも有り、民間の航空会社は運行せず、中国聯合航空のみが運行しています。 あまり聞き慣れない航空会社ですが、人民解放軍系の民間航空会社で、主に軍用空港を拠点に運行しています。 これだけ、多くの空港がある地区に参入するからには何らかの特徴が必要なはずですが、当初は北京便でその後海南の三亜、広西の南寧迄の三路線、4便を運行させましたが、交通の利便性や便数が少ないなどから旅客が伸びず、二路線が廃止、北京線も1便へ減便し、現在では日に1便のみの運行となっており、広州、シンセンと競争するなか、7,8割引での販売から毎回赤字状態が続いています。 更に、空港の運営自体も日に1便でも空港従業員は必要ですし、空国内外の商店やレストランも利益など見込めるわけが有りません。 機材もB737ですからせいぜい1便で100人ですから割引で600元の航空券で6万元の収入しかなく、採算を取るには飛行1時間当たり5万元は必要とのことから、佛山ー北京間2.5時間で12.5万元稼ぐ必要があり、既に倍の費用がかかっており、利益は到底望めません。 また、空港アクセスも軍用空港のためか、道路標識も無く、周辺の人ではまず空港まで自家用車で行くことが不可能な位分かりにくいとのこと。 公共バスも当初5路線計画が1路線のみでまあ、1便ですから仕方ないですが。 最初の計画自体が甘い考えでスタートさせたのでしょう。何か日本の空港と似通っています。 同じ軍用空港でも、無錫などは一般民間航空会社も参入しております。 たった1航空会社で日に1便ではどう考えてもダメでしょう。 まもなく、更に恵州にも同様な空港で民間路線が運行されるとのこと。 まだ、恵州では広州までの距離が有るので理解出来ないことはないです。 佛山から広州の空港まで空港バスで1時間でいけますから、何も不便なところを使用する必要は有りません。 ランキングに参加しています。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月16日 13時52分52秒
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