ジュネーブその日暮らし（＋革モノ作り・レザークラフト）

[ジュネーブ近郊] カテゴリの記事

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  【エジプト】アブー・ターレクのコシャリ

  博物館の見学を終えると時刻も１時を回りました。昼ごはんは子供がガイドブックを見て食べたいと希望したコシャリ。コシャリ店はガイドさんの候補店リストになかったらしく少し渋い顔。「ビュッフェのレストランはどうですか？」と提案されましたが、事前に旅行代理店の人に食べたいものがあればガイドさんにリクエストしてください。と言われていたので「出来ればコシャリ」と（かなり）強く希望しました。ガイドさんはカイロに家があるわけではないのでお店がわからず、結局運転手さんオススメのお店へ。連れて行ってもらったお店はアブー・ターレク。ガイドブックやホテルのカイロの部屋にあるカイロの観光地図などにもコシャリ店として掲載されている有名店です。と言っても特に観光客向けという店ではなく客のほとんどは地元の人。テイクアウトのある１階では、コシャリを買いに来た人で戦場のようにごった返しています。我々は戦場の１階を避け、階段を上がって２階の席に。ここではウエイターが注文を取って料理を運んできてくれます。まあ、料理と言ってもここはコシャリと２種類のデザート（ミルクプリンかライスプディング）しかないので、コシャリの普通サイズとデザートを注文しました。運転手さんもガイドさんも一緒。コシャリと聞いて最初しぶっていたガイドさんも、店に入ると「コシャリは久し振り。今日食べられると思わなかった。」なぜか上機嫌。運転手さんはもとよりニコニコで上機嫌だし。ひょっとしたら連れて行ったコシャリ店が滅茶苦茶汚くて、苦情言われたり、食中毒でも起こされたら・・・と考えていたのかも（＾＾；）。その点、アブー・ターレクは店内も清潔で明るく、雰囲気はマックなどのファーストフード店とさほど変わりません。それでガイドさんも安心したのかも。 コシャリ名門店アブー・ターレクのコシャリこれにトマトソースをかけていただきます コシャリは、安い！早い！旨い！の三拍子そろったエジプシャンファーストフード。で、中身は一体何かと言えば、小さいサイズのパスタ、米、刻んだスパゲッティなどの上に、フライドオニオン、ひよこ豆、レンズ豆などをのせ、トマトソースをかけたぶっかけ料理。好みで酢やシャッタ（唐辛子ソース）を加え、混ぜていただきます。おいしいんですよ～これが。お値段も安く、コシャリとデザート、飲み物で一人分１０エジプトポンド（約２００円）程度でした。難点は量が多いので途中で飽きること（笑）。でも、数日経つとまた食べたくなってしまう魔の料理（＾＾；）。ここのお店はデザートも美味しかったです。考古学博物館からも近いですし、コシャリを食べるならオススメです。 ●旅行一口メモ子連れがカイロの町を公共交通機関と徒歩で見て回るのは無理です。広い道路には歩道橋などは全くなく、信号は滅多にない（あっても機能していない）車線はない（あっても機能していない）横断歩道もほとんどない（あっても機能していない）という状態。歩行者は走る車と車の間を縫ってタイミングを計り、強引に渡っています。車はスピードを落とすだけで停まってくれることはまずないので、もしも横断タイミングを間違えたり、横断の途中で転んだりしたらきっと轢かれます（＾＾；）。自分だけならまだしも、この状態の道路を子連れで渡ることは命がけのチャレンジで、とても人に勧められるものではありません。また公共交通機関のバスに関しては、大型バス、小型バスとあって本数はかなり多い様ですが、はっきりしたバス亭の印がなく（人が道路に溜まっている場所がバス亭らしい）、行先とバスナンバーはアラビア語のみ。その上乗り降りはスピードを緩めるだけで停止などしてくれませんから、走りながら乗り込む感じです。これも子連れの利用は困難でしょう。子連れの場合はタクシーや車をチャーターするか、観光客向けの市内バスツアーに参加するのが無難と思います。なお、ルクソールくらいの町では徒歩でも全く大丈夫です。

  2009年02月13日

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  ワイルドブルーベリー狩り

  夏休みにジュネーブ日本人会のイベントで、ブルーベリー狩りに行って来ました。ブルーベリーはジュネーブ近辺の冷涼な気候の地域では珍しいものではなく、ハイキングへ行っても標高１０００～１８００ｍ位の山地に自生しているのをよく見かけます。今回はジュネーブ近郊のフランスの山へ、登山家である加藤さんのご案内です。さほど山奥へ入らずともベリーが自生している場所に案内していただき、早速ブルーベリーを摘んで持参のビニール袋に入れます。（でも、ビニール袋だとベリーがつぶれやすいので、プラスティックのケースの方がいい様です）野生ブルーベリーは日本の園芸店などで売っている背の高い栽培品種とは違い、地を這うような姿ですから、日本のブルーベリーを想像していると見つけられません。採集は座り込んで採ることになります。足元にある小さい楕円形の葉っぱの低い茂みがブルーベリーの木です。 これが実物大に近い大きさです。野生のブルーベリーはスイスでの市販品に比べ粒が小さめ（日本の市販品だと同じくらいの大きさ。スイスの市販品は粒がとても大きいんです）で味は酸っぱい感じ。熟していない小さな粒は苦みがありますので、なるべく大きい粒を採ります。また、日蔭のものより日なたのものの方が甘いです。なので、たくさんなっているようなら、やみくもに取らず食べごろな粒だけ選ぶ方がいいかも。でも、子供にそのようなことをいっても自制は無理でした（＾＾；）。小さいのも見境なく採る採る（＾＝＾；）。なので、採る時に選別することは諦め、家に帰って選別することにしました。本日の収穫はこちら。２キロ近くありました。こんなに取れるとは想定外（＾＾；）。葉っぱなどのゴミを取りながら、大きめの粒のモノをより分け。小さいものはジャムやマフィンに。取りあえず大きいものは生で食べる方向で考えました。おかげさまでそれから１週間はワイルドフルーベリー三昧。これでもか！という程ワイルドブルーベリーのお菓子攻め（＾＾；）。ということで、次回は贅沢にもワイルドブルーベリーをどっさり使ったお菓子を色々ご紹介いたします。

  2008年09月08日

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  ジュネーブ音楽の祭典　２００８

  報告が遅れましたが、Fete de la Musique(音楽の祭典)行ってきました。が・・・。暑い・・・。先週から突然夏になったジュネーブでございます。暑くてもう陽のあたる席で聞くなんてとっても無理。最終的に聴きたいリストに挙げた候補を全部見るなんてもっと無理（～＿～；）。仕方ないんで３つに絞りました。バロックボーカル、バロック楽器、それからサンピエール教会オーケストラ（教会付属市民オケ）の公演です。バロックボーカルの写真ですが・・・。日向で見てる人は誰もいません（＾＾；）。オルガンにバイオリンでバロック演奏。バイオリン、肩当てがなく、弓も違っているの、わかりますか？拡大してみました。バロック弓で弾くと、音のボリュームが出にくくちょっと頼りないんですが、一緒に演奏するのもバロックのオルガン。滅多に聞くことのできないアンサンブルに、またボーカルのお姉さんの綺麗な事・・・もとい、お姉さんの声が綺麗なこと。余裕で屋台の昼ごはんを食べていたせいで、途中からしか聞けませんでしたが、この演奏は最初から聞きたかったです・・・。余裕の昼ごはんはこちら。ベネズエラのステーキサンド。サラダとセットで約１５００円。ちなみにこの日の旧市街広場レストランのプラットデジュール（昼定食）が約１４００円。屋台でも別に安かないです。まあ、いろいろな国の料理が食べられるのがポイントでしょうか。なお、他のお店のセットも大体１５００円でした。バロック楽器演奏、もう一つはパイプオルガンとバロックトランペットのアンサンブルでした。こちらは教会内での演奏で、写真はありませんが、パイプオルガンのすぐ脇で聞くことができて長男は興味津津。小型のパイプオルガンだったので、近くで聞いても音が大きすぎることもなく朗々と響くトランペットと相まって、これもよかったです。最後はOrchestre Saint-Pierre Fusterie　のコンサート。ビクトリアホールでとのことで期待。ビクトリアホールはいかにも歴史あるヨーロッパのホールっぽくて素敵なんですが、何と間抜けにもカメラを忘れました（＾＾；）。共演ピアノ独奏：Louis Schwizgebel（Young Concert Artists国際コンクール（NY）2007年度グランプリ受賞）ピアノ独奏のルイさんの方ではなく、オーケストラ方のファンなんですが、さすがにビクトリアホール＆ジュネーブ期待の新進気鋭ピアニストとの共演で、いつものコンサートより時間が長く（倍）、演奏も気合はいってましたね・・・。良かったです。ということなんですが・・・。今年は心なしか民俗音楽の演目が少なかった気がします（それでも４００くらいは演目ありましたが。多いのでちゃんと数える気にはなれません（＾＾；））。直前まで天気が最悪で、ユーロカップとイベントがかぶっていたからかも。なお、ユーロカップファン広場は見えるくらいすぐ近くなんですが、音楽の祭典の方が人出がありました。音楽の祭典会場の、ジュネーブ旧市街。いつもはこんなに人はおらず、ひっそりしてます（＾＾；）。 

  2008年06月27日

• Fete de la Musique 2008

  みなさん、今年のジュネーブ　Fete de la Musique（音楽の祭典） ちゃんとチェックしてますか？明日の夜からですよ～！！音楽の祭典をご存じない方に簡単に説明すると、明日の金曜夜から日曜夜まで、旧市街を中心とした設置会場にて、プロからアマまで、クラッシックからロックまで、さまざまな音楽演奏が同時進行で演奏されます。しかもすべて無料！！！聞き逃す手はありません。お天気もよさそうですし、屋台も出て本当お祭り気分。私など、ひょっとしてジュネーブで一番楽しいのは、この音楽の祭典では？と思っています。まだ体験していない方はぜひどうぞ。詳しいプログラムはこちらです。Fete de la Musique Geneve 2008ちなみに、私は土曜日と日曜日の夜（日曜昼間は、シャモニ、ラックブランのトレッキング会に参加予定）に聞きに行く予定です。以下、何を聞くのかちょっとご紹介。以下、いんど象がチェックしたコンサートリスト。土曜日14:00  Chorale Voxmusica　教会の聖歌隊コンサートです。14:00　"Marathon d'orgue":Ensenble instrumental et vocal du CMA-HEM バロックヴォーカルです。去年バロックヴォーカル聞いて良かったので。日本じゃ滅多に聞けません。15:00　Quatuor Florestan et Louis Schwizgebel,piano　プロのカルテットです。今回はメンデルスゾーンとシューマンを演奏予定。15:00　"Marathon d'orgue":Olivier Borer,orgue,Alain Delabre,trompette バロック楽器による演奏で、バッハ、ヘンデル（Water Music）、テレマンの演奏です。 15:15　お歌の会　おなじみ日本のコーラスグループです。 16:00　Ensemble Grimace　バロック楽器。こっちのもいいかも・・・。 16:00　"Marathon d'orgue":Ensemble choral Convivium vocal de Cluny,Solistes instrumentaux Cappella Cluniacensis　こちらの団体は色々演奏してますが、基本はバロック。ビクトリアホールで演奏するこの回が一番いいかも。 18:00 　同上　Hadrien Jourdan,orgue　旧市街のサンピエール聖堂のパイプオルガンコンサートです。 20:00　Ayako Ishizuka,piano　日本人の方の様です。演目はシューマン、武満徹（たけみつとおる　日本の現代音楽作曲家で、実は世界的に有名です）、それに、リストのハンガリー狂詩曲１２番(個人的には２番じゃないのが惜しい（＾＾；））です。 日曜日19:00　Orchestre Saint-Pierre-Fusterie　サンピエール教会のオーケストラですが、日本人の方がビオラに参加。ここのコンサートは駐在日本人弦楽器つながりということで、毎回聞きに行ってます。 なお、プログラムは当日旧市街会場にもあります（街角に積まれてる感じ）。そちらの方がホームページより見やすく、場所も地図が載っています。では、音楽の祭典、ぜひ楽しみましょう（＾＾）。 

  2008年06月20日

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  CERN（セルン）見学　やっとＬＨＣへ

  ついに新型のＬＨＣ見学の３時がやってきました。今朝家を出てから早や６時間あまり・・・。長く冷たい待ち時間が今やっと終わろうとしています（感慨に浸る・・・）。 今回も１５名ほどのグループとなり、ヘルメットをかぶって地下へ降ります。こちらには巨大検査機械はありません（それは別の場所にあるから）。１００ｍの地下に下り、全長２７キロの検査トンネルを歩く『だけ』です（＾＾；）。そのために寒風の中を６時間・・・いや、もう過去は考えないようにしよう・・・。 トンネルの中はこんな感じで、２７キロリング状に続いています。 因みに、実際の大きさはこれくらいです。子供らが乗ってるのはMeyrin研究所の野外にあったものです。 実験が実験ですので強力な電磁波が出るし、放射能モレなどの事故の危険もあり、地下深く、分厚いコンクリートのトンネルが作られているそうです。ちなみに、粒子をリング状に回すのは、実験装置内を真空にし、超伝導電磁石で軌道をまげるんだとか。で、衝突は１秒に８００万回起こるとか（＾＾；）。実験管に沿って、色々な機械が繋がれています。 こちらは冷却装置。－２７０度の液体ヘリウムで冷やすそうです。  こちらは何かわからない機械（＾＾；）（説明わからず（笑））。 まだ試運転だから？説明図（？）が放置されてました。 ＬＨＣ実験管の内側に、もう一つトンネル通路が作られています。物品の持ち運びにも使われますが、このようにＬＨＣ接続機械を動かすためのコンピューターは一本内側のトンネルに延々と並んでいます。なお、中央制御ルームはMeyrinにあります。今日は装置がとめられているので余裕で写真撮影などしてますが、運転が始まるとここは閉鎖され、放射能用防護服、酸素マスクなどを着用した完全防備姿でないと入れなくなります。例えばもしも冷却装置の液体ヘリウムが漏れたら、一気に酸素が無くなって・・・等、この中でもしもの事が起こった時には、大抵命の危険がある事故となるからです。現在はこの機械は運用テスト中で、１０月に欧州各国首脳を招待して華々しく本稼動がはじまる予定。ということで、トンネルを何百メートルか歩いてやっと地上に戻ってきました。 週明け、学校では、「行ったけど見れずに」派が続出していたことが判明。２時前に、地下へ潜れる整理券は旧実験設備も含め、すべて配布が修了したそうです。息子は地下を歩いただけで、Ｓｏ　Ｃｏｏｌ！！！　と、ヒーローになった模様（＾＾；）。そりゃ　ＣＯＯＬ　な１日だったよ・・・。凍死しそうだったし。 せっかく行っても見れなかった人達は気の毒です。(結局６時間も待った我々も気の毒だが・・・）やっぱりもう少し日を分けて一般公開してほしかったですね～。 

  2008年04月11日

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  セルン（ＣＥＲＮ）、やっと旧設備の見学へ

  時刻は昼の１２時すぎ。旧設備の見学が１時半指定（１時頃に来るといいですと言われた）のため、温かい食事を食べにレストランへ行く時間もありません（＾＾；）。寒さに震えながら、敷地内テントの仮設売店で食べ物を買うことにしました。が、そこも、我が家と同じでレストランに行けない人たちで激混み。食券を購入し、「温かい牛肉サンド」と書いてあったにも関わらず、完全に冷め切った冷た～いサンドイッチと、ぬるいココアを購入するまでに更に３０分（－＿－；）。近くに机と椅子はありましたが、風がモロ当たる場所で寒すぎ。風をさえぎってくれる建物がある日向の場所で、立ったまま昼食を済ませ、後は１時になるのをただただ耐えて待ちました（；＿；）。しかし、辛く長い苦しみもいつかは終わるものです。やっと１時になり、いよいよ旧設備の見学開始。ううっ。長かったよ～。寒かったよ～（；＿；）。投げて帰らなかったのは、ひとえに友達親子と一緒だったから（＾＾；）。我が家だけだったら、少なくとも、私は帰っていたことでしょう（＾＝＾；）。ということで、お待たせしました。やっと見学レポート開始です（＾＾；）。旧設備見学は、１０名程のグループで模型を見てどこを見学するのかの説明を受けてから、地下１００ｍまで降りて、そこに残されているＬＨＣｂ（トンネルの旧設備）を見学できるというツアーです。説明が英仏選べたので、もちろん英語ツアーに参加。まずは模型で概要を説明してもらいます。こっちでは地下にいれてもらえると思って無かったので、おお！ラッキー！！という感じ。模型の説明が終わったら、グループごとで色分けされたヘルメットをかぶり、エレベーターに乗って、いよいよ地下へ。エレベーターで３０秒ほど降りると、とても１００ｍ底に潜ったとは思えない巨大な機械がお目見えしました。 こちらがその素粒子を通す検査装置の全景。地下１００ｍの設備とは思えない大きさ。 実験の素粒子は真ん中の管の中を光速で通り抜けます。旧設備のこれは実物ですが見学用で、今は使われていません。 中心部分のアップ。凄いコード類の束に包まれてますね。ケーブルだけで何と１万本だとか・・・（＾＾；）。  こちらが衝突させた時の各種データを取る検査装置。様々な装置がサンドイッチの具を重ねるように並んでいて、その真ん中を先ほどの管が通っています。 この薄緑色の巨大な物体は検査装置の一つで、巨大な磁石。なお、新型装置の磁石はこれより大きく、２７トンのコイルが２つだそうです。 上の巨大磁石の真ん中を通る検査管。  こちらは地下から１００ｍ上の地上部の搬入口を見たところ。実験設備はここから搬入、搬出するそうです。う～む。説明（英語）を聞いてもイマイチ何のことだかよくわからない事柄が多いが、とにかくこの機械が当時人類の最高水準の英知を集めて作られたもので、とにかく凄いことだけはわかる（＾＾；）。これを実際設計したのは誰だか知らないが、既に同じ人間の頭脳とは思えない（＾＾；）。見学後は質問タイム。「何のためにこんな実験をしてるんですか？」「素粒子は長い時間素粒子状態で留まっていられないそうですが、何に変わってしまうんですか？」などなど。「学校では物質の最小単位はatom（原子）だと先生が言っていましたが・・・？」という子供の質問に対しては、「それはウソです。」と、容赦なくバッサリ切り捨て（＾＝＾；）てから、原子を構成するクオークとかの説明が・・・。物質の最小単位を原子だと教えた小学校の先生の立場は（笑）？質問タイムには、これら質問の答えを聞いて、目に見えない小ささ、速さの世界のをどうやって判断するのか、どうやって素粒子を取り出すのかなども展示物の模型を見ながらいんど象にも判るレベルまで落として説明してもらいましたが、これを話せば長くなるので割愛（笑）。ということで、旧施設の展示を見て、暖を取っているうちに、時間も３時に近くなりましたので、いよいよ本日のメインイベント、新型ＬＨＣ設備の見学へと移動いたします。 実験に使う特殊なガラス。ガラスなのに軽い！！その軽さ、綿菓子並みで、質量を感じないほど。 

  2008年04月09日

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  CERN（セルン）見学会・・・まだ見学できず（＾＾；）

  さて、この日、セルンの公開は９：００から１８：００まで。地下１００ｍの新型実験機械を見学するのは整理券が必要という案内があったので、早めに行ったほうがいいだろうと思い、我が家は息子の友達と一緒に朝９時集合。セルン中心施設群のあるＭｅｙｒｉｎ（Ｐ１）まで出かけたのでありました。ＣＥＲＮには駐車スペースがないので、車は近所のショッピングセンター駐車場へ誘導され、そこからシャトルバス。が、シャトルバス発着の駐車場へ到着すると、既にバス乗り場には多くの人が・・・。（思えばこの時点で、今日が大変な１日になるであろうことを予測すべきだったのかもしれません（＾＾；））「みんな日曜なのに早起きだな～。１時間くらい待つかも・・・。」と思いながら、我々は呑気にシャトルバスでセルン本部へ向ったのでありました・・・。セルン本部に着くと、地下新型実験機械とコントロールルームの見学は、既に長蛇の列・・・。どれくらい待つのかしらん？この感じだと１時間じゃダメかも・・・。旦那らが待ち時間など会場の様子をインフォメーションへ聞きに行ったところ、ここでの待ち時間は既に２４０分。え？・・・２４０分って？？？？ええっ！！！４時間！ヒヨオオオォォォォ・・・・・(心の中を風が駆け抜けて行った音）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。既に終わった感のある我々（＾＾；）。地下に降りることにこだわらなければ、ここメイラン（Meyrin）で見学できる施設は他にもありますが・・・。でも、地下のＬＨＣを見に来たのに～（；＿；）。もう一度インフォメーションへ聞きに行くと、地下に入れる施設はここだけでなく、あと３箇所あり、相談の上、仕切りなおしてその中で一番待ち時間が少ない（らしい）Ｆｅｒｎｅｙ－Ｖｏｌｔａｉｒｅ（Ｐ８）へ行ってみることにしました。しかし、こんなに早く駐車場へ戻る人がいるとは想定外だったのか、駐車場へ戻る帰りのシャトルがまだ運行しておらず（￣∇￣；）。フランス語しかできない係員にごねて、次のバスにのせてもらえることになり、再びシャトルバスで駐車場へ戻り、車で出発。到着すると、フェルネのこの施設も既に長蛇の列で、１時間５０分待ちだとか・・・。先頭はどこ？いや、でも４時間よりはマシか・・・。前に並んでる人たちも「こっちなら我々にもチャンスがある！」とか会話してるし・・・。腹をくくって待つことにしました。でも、フェルネの施設は周りが畑で吹きっさらし。今日は運悪く風が強く寒い・・・（＾～＾；）。長時間待つなんて想定外だったので、ダウンでなく皮コートで来てしまった事を激しく後悔。子ども達は施設敷地内部（地下見学場所ではない所）へ入り、駆け回ったり職員のサイエンスショーを見ながら・・・・１時間経過（＾＾；）。真空を作ってテニスボールを飛ばしたり、マイナス２００度の液体を出してきてたり、３万ボルトの電気で感電体験したり、手作りショーですが、内容は結構本格的。並んでいる途中で、地下１００ｍの新型設備のトンネルだけでなく、ここでは旧設備の見学もできるということで、友達パパが並びに行ってチケットをＧＥＴ。新型設備のトンネルの方も思ったより早く列が進み、これならもう５０分もは待つまい・・・と思ったところ、１時間２０分ほどでカウンターへ到着しました。さあ！いよいよ見学か！！・・・と思いきや、これは整理券のための待ち行列だったことが判明（￣∇￣；）。めでたく、我々は午後３時の回の整理券を渡されたのでありました・・・・。因みに時刻は既に１２時。家を出てから寒風の中３時間。未だ何一つ見学できていません（笑）。寒さに足先と指先が痺れ、既に凍死しそうになっているいんど象の運命やいかに？

  2008年04月08日

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  ＣＥＲＮ（セルン）見学会

  皆様はＣＥＲＮ（セルン：欧州原子核研究機構）という組織をご存知でしょうか？正面ゲートから見た施設内の一部。すごく広いです。インターネットのＨＴＭＬやＷＷＷの発祥の地として、あるいはダン・ブラウンの『天使と悪魔』の最初の舞台として、名前くらいは聞いたことのある方もいらっしゃるのではと思います。（注意：『天使と悪魔』で出てくる超高速飛行機とか，施設全体の電力消費に影響を及ぼす規模の秘密地下研究室を作るとか、豪華な居住施設などは勿論創作です（＾＾；）。ま、上の写真見ればそんなイケイケスパイ映画の様な研究所ではないことは多分判ると思いますが。　ただし反物質については１９９５年、世界で最初にＣＥＲＮで反水素を作ることに成功していますし、５万個の大量生産実績もあります。その研究も最先端です。最も、小説のような、反物質携帯持ち運び容器はありません（＾＝＾；））ＣＥＲＮはジュネーブとフランスとにまたがる素粒子物理学の世界的に有名な研究施設で、欧州の参加各国で運営されていますが、非参加国でも施設の利用ができるため、日本からも常に研究者がやって来ています。ここでの研究内容は、簡単に言うと・・・。『この世界の創造の謎を解明する（ビッグバンの謎解明）』『原子より小さい物質最小単位の素粒子を、地下１００ｍに埋められた全長２７Ｋｍの円形実験管内部で光速まで加速し、衝突させ、そこで何が起こるのかを調べる』などという、一般人の理解を超えた世界（＾＾；）ですので、それに関して興味のある方は、ホームページや研究論文などをご覧下さい（笑）。この度、ＬＨＣ（全長２７キロの世界最大の大型ハドロン衝突型加速器 (Large Hadron Collider））機械入れ替え完成に伴い、ＬＨＣ内部を見学できるというオプンデーがありました（普段は見学できません）。「恐らく自分の生涯で二度と巡って来ない一般公開！」ということで、行ってきましたので今回から数度にわたり、そちらの様子をレポートしたいと思います。Ｍｅｙｒｉｎセルン施設内部　アインシュタイン通り

  2008年04月07日

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  ヴェルソワのチョコレート祭り

  土曜日はジュネーブのお隣の町、ヴェルソワのチョコレート祭りへ行っみました。今年で第４回目というこのお祭り。チョコレートフォンデュチョコでお馴染みのチョコレートメーカー、Favarger の工場が見学でき、チョコレートの試食や、チョコレートで絵を描くとか、手形を取ることができるというのがメインイベント。その他近郊チョコレート屋さんがブースを出して、様々なチョコレート屋さんのチョコを一同に見て試食して買うことができます。午後２時ごろ会場に向ったところ、標識どおりに進むと車は田舎の駐車場に誘導され、そこからシャトルバスに乗ることに・・・。え？そんなに人の多いイベントなの？？？聞いてた話とちょっと違うような・・・。バスに揺られて１０分ほど。ヴェルソワの駅前で降ろされると、駅前広場が会場となっていました。小さな会場に、何だか凄い人。外はチョコレートではなく食べ物の屋台なので、早速チョコレート屋さんのブースの集まってテントに向うと、テント内は人しか見えないほどの人ごみ。、ジュネーブモーターショーより絶対混雑してる！・・・ってどういうことさ？一体どこから沸いて出たのよ？？　この人々は？？　ええっ？？人波に逆らわずゆっくり前進しながらブースを見てまわります。とにかくチョコレートが一杯。試食は思うほどありませんでしたが、品物も既に半分ほど売り切れている様子。こんな感じで無造作に商品が並んでいます。実演販売もあり。チョコレート細工の実演。この店のチョコは美味でした。あれもこれもおいしそう・・・・。と、気づいたらチョコレート各種で既に５０００円散財（＾＝＾；）。いかん！ここから出ねば！放って置くと１万円でも買いそうだったので、戦利品のチョコレートを持ってそそくさと本日のメインイベント、チョコレート工場の見学へ向います。が・・・・。   長蛇の列・・・・（￣∇￣；）。どれくらい列が進むのか、様子を見ていましたが、待ち時間１時間は余裕な感じ。滅多に行列などせぬジュネーブの人々が・・・。チョコのためなら並ぶのか・・・？負けた。我々はチョコのためそこまではできない・・・。気持ちが挫け、仕方なく諦めて帰ってきました。去年まではこんなに人は多くなく、工場見学もここまで並んでなかったとか。大したことない小さいお祭りだって聞いてたのに～。今年はブレイクしちゃったんでしょうか？後で聞いたら我々はまだ良かったほうで、友人家族は会場へ向う車の渋滞で行きつけなかったとか・・・。スイス人はチョコレートが大好き。国民（赤ちゃん老人なども含めて）一人当たり平均して週に板チョコを２～３枚食べている計算になるそうで、スーパーへ行くと陳列棚にはずら～～～～っと何百種類ものチョコレートが並び、圧巻。板チョコをダースで買っている人が結構いて驚くばかり。土曜日は、改めてスイス人のチョコレートへの情熱を見せて頂きました。来年は作戦をねって朝一でまいりとうございます。

  2008年03月13日

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  冬のモンブラン観光（エギュイユ・デュ・ミディ）

  　１２月のはじめから日本で手術＆療養＆ついでに仕事　中の旦那の代わりに母がスイスへ来ていまして、雑談三昧、お出かけ三昧でブログの更新も滞っていましたが・・・（＾＾；）、またはじめたいと思います。　取り合えず、母と一緒に、モンブランを見に行ったので、その話題でも・・・。　モンブランを見るにはエギュイユ・デュ・ミディ（Aiguille du Midi）の展望台からというのが一番メジャーな選択です。　ここの展望台は、標高３８４２ｍ。ロープウェー、テレキャビン、エレベーターを乗り継いで約３０分で一気に富士山より高いところまで上るというもので、世界的に有名。　シーズンは当然夏場で、その時にはロープウェー乗り場は長蛇の列。２時間待ちとかになるらしいです（＾＾；）。　で、子連れなのでそんなに待つのがイヤな我が家は、１０月の普通の週末に１度行ったことがあります。　その頃、地上の気温は１８度くらいだったと思いますが、エギュイユ・デュ・ミディの上は、地上の気温マイナス２０度くらいの感じなのでロングのダウンコートと手袋で丁度良い感じでした。　で、今は１２月。　シャモニの町は雪に覆われ、気温がマイナス８度（＾＝＾；）。　つまり、展望台はマイナス３０度近いってことになります（＾＝＾；）。　う～む・・・。　行くか・・・。　今の時期は空いているけれど「覚悟のいる寒さ」ということをシャモニ在住の友人に聞いていたので、スキーをするわけれもないのに、スキーウエアを着て、上へ向います。テレキャビンから見たエギュイユ・デュ・ミディ展望台　ところで、観光客の中にはその寒さを知ってか知らずか、手袋をしてないとか、薄手ストッキングにパンプススカートのおしゃれ着だとか、タウン用ハーフコート程度の防寒だとかのチャレンジャーな人もいますが、できれば防寒対策は万全に（＾＾；）。　３８４２ｍの展望台の上・・・。　周りは見渡す限りの雪山と雲海。　天気も良く、素晴らしい眺めです。　でも、寒いっ！！！　寒すぎるっ！！！！　頂上展望台、滞在時間３分（笑）。　上にいたのは３分くらいですが、普通の靴と手袋では指先が痺れてしまいました。大人もスキー手袋がオススメです。（因みに、展望エレベーター付近では、トイレだと暖房が効いています。）　３８４２ｍの展望台の後は、他にも設けられているテラスへ。　粉雪が風で吹き上げられていて、ここも目茶寒いです（＾＾；）。こんな寒い中、冬山登山で凍死するのだけは絶対イヤだと思ったり・・・。　帰りのテレキャビン乗り場の一番上の階には展望カフェテリアがあります。サンドイッチやドーナツなどの軽食と、暖かい飲み物などがいただけなす。毎度のテレキャビン出発５分前にアナウンスがあります。　ということで、美しい絶景と普段体験できない寒さを堪能（？）し、無事シャモニの町へ降りてきました。●インフォメーション・交通ジュネーブからだと車で約１時間１５分。普通車高速料金は片道で１．７ユーロ＋３．５ユーロの２度支払い。バスではモンブラン通り裏のGare Routiereバスターミナルから１日２～３便運行。往復９６Ｓｆｒ．なお、夏場はロープウェーで２時間待ちも普通だが、ツアーに参加すれば待たずに乗れるので時間の節約になる。・駐車場冬季はシャモニ手前のエギュイユ・デュ・ミディ展望台駐車場入り口は閉鎖となるので、街中から回り込むか、他の駐車場へ。気温がマイナス１０度前後と寒いので、個人的には屋外ではなく、モンブラン広場下の屋内駐車場をオススメ。・混雑具合冬季はクリスマス時期を除き並ぶことも、時間指定もない。上りの運行は１０時～３時半くらいまで。３０分に１本。夏場は２時間待ち程度。時間指定の予約券を購入することもできる。３８４２ｍの展望台ではエレベーターの登り下りにも列ができる。ロープウェー乗り場横のカフェテリアでは朝食も食べられるので、夏場は早く出発し、朝食は現地でという選択肢もある。・防寒夏場は日本の秋程度の上着を用意する。実は風がなければ半そででも大丈夫だが、日差しがかなり強いので長袖やサングラスで紫外線を防いだほうが良いと思う。冬場はスキーウエアとスキー手袋程度の防寒が必要。・子供幼稚園児くらいから登っているが、乳児はやめた方が良い。なお、気圧変化による耳抜きが必要なので、子供には飴などをなめさせておくとか、鼻をつまんで唾を飲み込ませるなどしながら登ること。また、上で頭痛がしはじめたら高山病であるので、速やかに降りること。・その他フランスではお昼ご飯であっても、料理が出てくるまでに時間がかかる。例えばロープウェーの指定時間までに１時間あるから食事でも・・・という場合はビュッフェ形式か、サンドイッチなどにしておくのが無難。普通のレストランに入ると、サラダ＋料理＋デザートの一般的な昼定食でも２時間くらいかかることも多い。

  2007年12月20日

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  スイスのワイナリー見学（その２）

  　さて、肝心のワインの葡萄絞り工程ですが・・・。１）機械での摘み取りその１で登場した機械機械で振り落とされ、この様に実だけ取られます。２）つぶしここでローラー状の機械でつぶされます。ジュースも出ているのは、機械に入れる前に、葡萄が重みで潰れているからです。３）濾してジュースにちょっと判りにくいですが、ドラム式洗濯機のドラムの様な機械でした。ジュースは遠心力で絞るようです。絞ったジュースは下に滴り落ちてきます。という工程で、あとはワインにすべく、タンクに入れて発酵させるそうです。絞ったばかりからすでに発酵が始まっているのか、こぼれた発酵するときのガスのにおいがしています。さて、葡萄絞り工程を見学の後は、絞りたてのブドウジュースと昨年のワインの試飲です。ワインは白、ロゼ、澱入りの白。澱入りの白は、すごくシャブリに似た味でした（って、私の味覚だから当てにはならないが（＾＾；））。ダンナはロゼと白のセットをお買い上げ。子ども達にはワインの葡萄と、絞ったブドウジュースをおみやげに頂きました。ワイン用の葡萄がそのまま食べられるなんて知らなかったわ～。こちらの人は葡萄は皮をむかずに食べるので、いつもの様にそうやって食べたのですが、実はともかく、とにかく皮が渋い！皮をむいて食べれば大丈夫ですが、品種的なものなのか、皮はむきにくいです。まあ、葡萄の味としては、やっぱりイタリア産の食用葡萄の方が美味でしたが（笑）。逆に食用のじゃワインには向かないんだと思うし・・・。ブドウジュースは普通のブドウジュースとやっぱり違う味。ジュースにすると、甘味は普通のブドウジュースより濃いという気がしました。それにしても、ワイン作りの工程って結構シンプルだったんですね・・・。紀元前から飲まれていただけのことはあります。なお、例年、葡萄摘みの時期には、こちら以外でも多くのワイナリーでワイン作りの工程が公開されたり、村単位でのワイン祭りが開かれています。

  2007年10月08日

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  スイスのワイナリー見学（その１）

  　もう２週間も前になってしまいましたが（＾＾；）、ジュネーブ近郊のワイナリーでの葡萄収穫見学イベントに参加してきましたので、今回はその話を・・・。　スイスワイン・・・・。　え～？何それ？聞いたことないよ？　という声が聞こえてきそうですが・・・。　いや～マイナ～ですねぇ・・・スイスワイン（笑）。　でも、スイスでもちゃんとワインを作ってるんですよ。スイス、レマン湖畔のブドウ畑の様子。この丘全部葡萄です。　まあ、ワイン通の人からは、「味ではやっぱりフランスだよ！」という意見もあり、ワイン通でない私などは、スイスワインの味の方は、よいのかどうかは、あまり良くわかりません（＾＾；）。　が、スイスのワインは生産量が少ないので、ほぼスイス国内で消費されてしまうため、海外市場にまで出回りません。なので、海外では希少価値といえば希少価値。　以前、フランス在住で、ワインについて料理学校で生徒に教えている知り合い（勿論ソムリエ資格もあり）のところでその話をしたら、「次回の土産はスイスワインにしてほしい。」と言われたし・・・（ものめずらしさ？）。　しかし、スイスのスーパーでは、ご当地スイスワインがたくさん並んでしますし、人気もあります。　ワイナリーも、ボルドーの様に見渡す限り葡萄畑・・・という様な広大なもはないものの、小さなワイナリーや、販売すらせず、村内や家庭だけで飲んでしまう量のごく小規模な生産農家がたくさんあります。　今回はそういった小規模生産農家ではなく、ワインで生計を立て、ちゃんと販売もしているワイナリーで、毎年恒例になっている葡萄収穫見学に参加いたしました。　こちらのワイナリーの奥様は実は日本人です。　なので、毎年スイス在住日本人の皆さんに声をかけ、日本語でワイン作りの説明をされています。勿論子ども達の参加も大歓迎。　ということで、当日は６０人くらいの在住日本人が集まりました。　こちらのワイナリーのブドウ畑の葡萄の木は約５万本だそうです。　以前は葡萄の収穫時期になると、３５人もの日雇い葡萄つみ労働者を雇い、奥様は３５人分の料理にてんてこ舞いだったそうですが、機械を導入してからは楽になったとか。　葡萄摘みの機械は、畝１本１本を振り揺らして落とす方式。赤枠内の、肋骨のような部分が葡萄の木を包み込んで揺らし、実を落とします。　各葡萄畑の畝の間隔、木の高さによって、オーダーする１点ものだそうです。　十数年前機械を導入したばかりの頃は、摘み残しがあるのを見て、近所の人たちが「ほら、だから機械なんかだめだ。」　　　　　　（新しいものが嫌いなスイス人としては、真っ当なご意見・・・。）と言われたそうです。実際多少は摘み残されていますが、多くの摘み残し葡萄は、小さすぎの渋いものだけなんだとか。ワインを造るのには葡萄ジュースの糖度制限があるそうですが、こちらの機械摘みの葡萄ジュースは近所の平均を遥かに上回る糖度だそうです。　そういえば、この機械、他のブドウ畑でも見たような気が・・・大規模な所は最近やっぱり機械摘みになっているのでしょう。　しかし、スイスは山岳地帯という土地柄、畑が大きくても機械が入れない傾斜地であることも多く、その場合はやっぱり手摘み。　この前世界遺産になった、モントルー近所のラ・ヴァー地区は有名なスイスでは有名なワイン生産地ですが、とても機械が入れない階段状の段々畑で葡萄を栽培しているので、手つみの葡萄をベルトコンベアーで作業場まで上げています。その２に続く 

  2007年10月05日

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  レマン湖花火大会から今帰ってきました

  　コートダジュールの話の途中ですが、スイスの話題の割り込みです。　今日(１１日）は、夏の最後を彩るレマン湖花火大会でした。　去年の激寒い花火のインパクトが強すぎてか、子供達に聞いても「いかな～い」との返事だったので、今年は全然行く予定がなかったのですが、直前になって子供たちが行きたいと言い出しました（もっと早く言え！）。 　夜１０時の開始だというのに、時刻は既に９時３０分・・・。　まあ開始は１０時１５分くらいなので、湖畔まで行ってみることにしました。　去年は旧市街方面から見たので、今年はＵＮ方面より。　ウイルソンホテルの横の駐車場上広場で見学しました。　去年の轍は踏むまいと、完全防備で行ったんですが、今年は暖かくて上着を一枚はおるくらいで充分でしたね～。着すぎで暑かったです（＾＾；）　花火自体は、日本の大きな花火大会の方が当然凄いです。　なので、写真は６場面をつないで豪華に見えるように編集してみました（笑）。　ということで、花火は１１時２０分に修了。帰宅しました。

  2007年08月12日

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  Fete de La MUSIQUE 　ジュネーブ音楽の祭典

  　週末はジュネーブで、Fete de La Musique(音楽の祭典)が開催されました。　ジュネーブの音楽の祭典とは、市内各地に設置されたコンサート会場で、金曜～日曜の間に続けていくつものコンサートが開かれ、その全てが無料で公開されるというもの。　音楽の内容も、オペラ、クラッシックオーケストラ、弦楽器アンサンブル、ロック、メタル、ポピュラー、ヒップホップ、レゲエなどから、スイスのヨーデル、パイプオルガン、バロック教会音楽、中東ベリーダンス、アフリカ民速音楽や子ども達の演奏会まで。 各コンサートは３０分から１時間半程度と短時間に設定されているので、好きなジャンルを自由に選択して、次々に会場をハシゴしながら楽しめるものとなっています。　演奏家は、プロからアマチュアまで色々。コンサート会場の周りは交通規制がしかれ、世界各国の食べ物飲み物屋台も出てそちらも楽しめます。　今年の会場は本格的なコンサートホールから野外仮設舞台まで２９箇所。コンサートの総数は４５０以上。　去年は市内にバラバラ点在していた会場が、今年は全て旧市内にまとめられたおかげで、とても便がよくなりました。　音楽の祭典は、土曜が一番メインなのですが、我が家は今回すっかり日程を忘れていて（＾＝＾；）、日曜の午後から参加。　サンピエール大聖堂でのアマチュアオーケストラ（Symphonique Orchestre St.Pierre Fusterie)、サン・ジェルマン教会でのバロックヴォーカル（ Baroque Vocal)、サン・ピエール大聖堂でのパイプオルガン演奏（Recital Orgue)を聞いて、中東音楽(Orientale)のコンサートをＢＧＭに食べ物をつまんで８時過ぎに帰宅しました。中近東のベリーダンス　来年はちゃんと日程確認しておかなくちゃね。　　コンサートの詳細は、Tribune de GENEVE　の　Weekend版　に掲載されます。　音楽ジャンルごとに色分けされた日程一覧表や、会場の地図、各コンサートの演目や注目コンサートなども詳細に掲載されています。　　同紙は会場近辺にもタダで山と詰まれていますが、会場の地図とあわせて事前にチェックしておくとスムーズです。

  2007年06月25日

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  アクアパークで浮く・・・

  　市営プールに引き続き、週末は学校の日本人友達５家族でアクアパークへ行って来ました。（波のプール。今は波は出ていません（＾＾；）。暗いのは私の写真が悪いせいです）　アクアパークはジュネーブから車で１時間ちょっとの所にあるイケイケプール。　波のプール、流れるプール、幼稚園児くらいからできる大きな浮き輪に乗って滑るウオータースライダーや、ちょっと大きい子でないと怖そうな、殆んど直滑降のアクアチューブライダー、まるで水洗トイレに流される気分のアトラクション（案内には黄色と青のシマシマにみえるヤツ）。　ちょっと入場料は高いですが、結構色々あって、プールの深さも幼児対応からあり、ご家族全員で楽しめること請け合い。　先週は空いていて、ウオータースライダーも大して並ばず楽々でした。　屋外もありますが、屋内エリアも広く全天候型。しかし、以前来た事のある方の話では、「寒い時期は寒い・・・。」そうです。水の温度は年中２５～２８度くらいですが、空調の方は冬場といえどプールでガンガン暖房なんか入れないスイス。水から上がると寒いので、その時期は温泉のようにバスローブなど用意するほうがよい様です。　前回の市営プールで浮いた私は、今回若かりし頃のふるいビキニを引っ張り出し、パレオを巻いて参加したのですが・・・。　あれ？　私って・・・。　また・・・。　浮いてる（＾＝＾；）？　日本人友達５家族のママ達は、皆、ワンピースやツーピースで腹が出ない水着だったのでありました・・・。　ううっ（；＿；）。　私が水辺で浮かない日はいつ？？●インフォメーション行き方　ジュネーブから高速道路でエイグル方面へ走り、フォックスタウンを越えたあたりのvilleneuveで降りる。レマン湖畔にあるので湖畔道路をエビアン方面に走れば小さな看板が出ている。近辺は夏場のオートキャンプ場、ヨット所有者の別荘などがあり、アクアパークはその奥。なお、近い駐車場が一杯の場合、遠くの駐車場で無料シャトルバスが運行される。チケット５時間チケット子供(５～１５歳）　　　　　　　３４　Sfr.大人　　　　　　　　　　　　　３９ Sfr.ファミリーチケット（５～１５歳までの子供二人）　　　１２７　Sfr.１日チケット　子供(５～１５歳）　　　　　　　３８　Sfr.大人　　　　　　　　　　　　　４３ Sfr.ファミリーチケット（５～１５歳までの子供二人）　　　１４３　Sfr.子供追加は２０Sfr.冬場の料金はもう少し安い。その他・持ち込み禁止です。食事はピザレストランとファーストフードのハンバーガー屋あり。・幼児用浮き輪などの貸し出しはありませんが、売店で腕浮き輪、ゴーグルなど購入できます。・ブレスレット形式の入場券兼ロッカーキー兼チャージキーがあり、入場時現金チャージし、退場時清算。プール内で現金は必要ありません。・屋内には敷物などを敷くスペースは殆んどありません。着いたらまず椅子を確保しましょう。夏場で天気がいいときは屋外の湖岸に敷物を敷く手はアリ。・込んでいる日は凄く込んでいて、入場券購入に１時間、昼食購入に４０分かかったそうです。行った日は空いていましたが、ハンバーガー屋の店員さんはファーストフードにも関わらず、スイス風に余裕で仕事をしていて時間がかかりました。混んでいたら食事は早めにすますこと推奨。

  2007年06月22日

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  スイスでトレッキングデビュー・・・のはずが（後編）

  　ヴェルバニアのあるマッジョーレ湖は、湖畔をずっと行けば再びスイスに入り、スイスのイタリア語圏のリゾート地、ロカルノやルガーノへ行き着ける。 ヴェルバニアの湖畔にて。　が、　勿論今日はそんなところまで行ったら家に帰れなくなるので、ヴェルバニア湖畔公園で子供を遊ばせ、「ここからミラノが近いよ。ミラノでスパゲッティ食べて・・・」とか言い出す旦那を叩きのめし、少々その辺を散策しさっさと帰る事にした。　ちなみにマッジョーレ湖は、遊覧船が走っていて、湖の中のほうの小島へ行ったり、湖畔の他の町を周遊したりするのが人気のよう。　勿論我々は乗る時間などないが・・・。　しかし、帰り道に大きなショッピングセンターがあったので、そこでイタリア食材の買い込みは外せない。　レモンチェッロ、イタリアのデザートワイン、生ジェノベーゼペースト(やっぱ生は違う！この生ペーストを食し、ジェノバペーストに対する認識が変わった！）、カニ入り生ラビオリ、チーズ・・・。　おいしそうなものが色々買えたのでヴェルバニア、よしとするか（二度と来ないと思うけど）。緑色の袋のスパゲッティ、コシがあってとっても美味しかったです　時間も午後７時になってしまったが、旦那＆子供らが、「夕飯にどうしてもイタリアのパスタ」というので、その辺の店を探して入るも、頼んだ品がパスタとピザだけなのにも関わらず、全然料理が出てこない（＾＾；）。　スイスも料理が出てくるのは早いとはいえないが、フランス、スイスと比べても、イタリア（特に田舎）は料理が出てくるのが凄く遅い気がする。　ベネチアでは最初の料理が出てくるまで１時間も待ったことあるし・・・。　イタリアにしては味もイマイチだったこの店のおかげで、帰りの９時５分発の車電車にはギリギリ間に合わず。　次の電車は１時間半後。　仕方ないのでシンプロン峠を車で越えることにした。　カーナビのトムは山越えは３０分かからないと言っているが、どんな道でも８０キロでカッ飛ばすという前提の計算なので、勿論そんな短時間で越えられはしないだろうが、１時間半はかかるまい。　子供らは既に爆睡。　スイス方面に向って走り、しばらく行くと国境があり、無事スイスへ帰国。　帰国するも、峠はスイスにあるので、車はまだどんどん山を登る。　ちなみにシンプロン峠はナポレオンがアルプス越えのために１８００年～１８０５年に整備した峠で、その時に大砲も運べる広さにしたらしい。　今では更に道は整備されていて、傾斜もさほどきつくなく走りやすい。　楽勝じゃん！　と、すっかり安心していたが、道の両側に雪が現れはじめ、雲行きも怪しくなってきた。　登るにしたがって雲が濃くなり風景が見えにくくなってくる。　しかし、この標高２０００ｍ近い峠付近にも、村があるのは驚き。雲の向こうにぼんやり何十もの窓の明かりが見える（シンプロンドルフ村らしい）。　やがて文字通り、山道は雲の中へ突入した。　周りは白い世界となり、何も見えなくなった。　あまりにも雲が濃いので、道も見えない。視界は５ｍくらいか？　手がかりは、車のすぐ斜め前に見える道路の白線だけ。　時速１５キロくらいでハザードをつけ、その白線を頼りに走るしかない。　といっても、峠越えをはじめて時間がたっているのにまだ対向車は１台も来ない。　国境越えでは後ろに車がいたはずなのに、いつの間にか消えてるし・・・。　　　昼間で晴れてたら綺麗だろうな～。　とか最初は思っていたけれど、一向に雲から出られない。　１人で運転してたら怖いだろうな～。はっと気付くと、バックミラーに知らない人の顔が・・・っていうの、こういう道だぞ。多分（＾＾；）。う～む。旦那につまらん事を聞いてみたくなる。「ねえ、今ここで、誰か道端に立ってヒッチハイクしてたらどうする？」 「絶対乗せない！！そいつ、足ないやろ・・・。」(おぬし、同じことを考えていたな・・・（＾＾；））　いつになったら峠を越えるのか？こんななら駅で１時間半待ってた方が良かったんじゃないか？とか、色々考えてると、峠の茶屋らしき影（道路わきで電気がついていたのでぼんやり姿が見える）がある。ここが峠のてっぺんかしらん？　そう思っていると何となく道路は下りになった。雲も薄くなってきて一安心。　しかしおかげでブリークまで１時間近くかかってしまった。　むむむ・・・既に１０時半じゃん。　ここから更に家まで２時間半か・・・。　結局家にたどり着いたのは午前１時（＾＾；）。 　所で、今日は何をしに出かけたんだっけ？　思わず問わずにはいられない・・・。　なんだかよくわからないトレッキングデビューであった。    　いや、デビューしてないし・・・・。 

  2007年05月11日

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  スイスでトレッキングデビュー・・・のはずが(中編）

  　仕方ないので家の方へ向って引き返しながら、サースフェの町まで行ってみようかなどと話していると、ブリークの町の手前で標識に車電車（車ごと乗れる電車）の看板が。　丁度駅に車電車が止まっていて、既に何台か車も乗り込んでいたので、珍しいので写真を撮りに行く。と、車の中に人の姿が・・・人は車の中に乗ったまま運ばれるらしい。人が乗ってるので近くで写真撮るのは気が引ける（＾＾；）。　ここで子供らから目当てのトレッキングが中止になった鬱憤が噴出。　「山のぼりの代わりに乗りたい！車電車乗ろうよ～～～！！」　良くわからないが、その辺にいた駅の人に聞くと、料金は車内の乗車人数に関係なく普通車は一台１９フラン（１８００円くらい）。乗車時間は２０分程度らしい。　で、あと５分で出発である。　どうする！決断の時は今！！　・・・・と、決断する前に旦那は車を発車させ、料金所に到着（おい！）。　そのまま流れに身を任せ、１９フランを支払い、車ごと電車に乗り込み、どこへ行くのかもわからないままあれよあれよという間に電車出発（＾＝＾；）。車の中に乗ったまま出発。さあ、私たちは一体どこへ行くのか？？　キップと一緒に時刻表や注意事項の載った小冊子をくれたので見ると、この電車はsimplon　だとか、目的地はiselleだとか書いてある様に見える（だけどそれってどこさ？）。　外を走っていた間はいいけれど、車電車はすぐトンネルに入ってしまって真っ暗。後は延々トンネル。　すぐに退屈になり、ユーロトンネルはもっと長いし退屈だろうな～。と想像しながら２０分でトンネルを抜け、目的地のiselle駅に到着した。　電車から下りたところで車を止め、地図を出し、取り合えず現在地を確認してみる。　それによると、この電車はsimplonトンネル電車で、simplon峠の山越えを回避するためのルートらしい。　ちなみに、後から調べたらこのトンネルはヨーロッパ最長の山越えトンネルだそうな。　シンプロン峠は２０００ｍの標高。冬場の山越えはさぞかし大変なことであろう。　地図を見ながら会話は続く。　「ところで、帰りってさぁ・・・。この電車１時間半に１本なんだよね。」「じゃ、峠を逆に越えて帰れば？」「雪で通行禁止ってことないよね？」「スイスなんだし、もしも雪があっても除雪はしてあるって。」「でもこの峠の途中のマークは？」「どのマーク？え？これって進入禁止？（道路標識の進入禁止マークに似ているマークあり）」「・・・あ、それ違う。そのマークは国境だよ国境。」「・・・・え？国境って？？」「え？　どこの国の？」「え？？　ここスイスじゃないの？」　国境の長いトンネルを抜けると、そこは既にイタリア国内だったらしい（＾＝＾；）・・・（想定外）。　え～～～！？なにそれ？誰もパスポートいるとか言ってくれんかったやん(持ってるからいいけど）。　車を発車させると何と車電車の出口が国境になっているではないか！　他の車は全部さっさと出て行ってしまっているので、国境は閉められ障害物が置かれている。　障害物の前まで車を進め止まると、なかから面倒くさそうにイタリアの国境係員が・・・・。　他の人々がとっくに行ってしまった後、一台だけノロノロ出口の国境にやってきた我々。　そりゃ～怪しいだろう。　ということでパスポートチェックをされ、滅多に聞かれはしない「何の目的の入国か？」などを聞かれる。「イタリア行きって知らなくて、間違えて入国しました。」なんて正直には答えられず、「観光」とか適当に答えるも、焦って口からでまかせで答えため、ウソっぽかったのか、珍しくしつこく聞かれた（＾＾；）。　が、まあ、勿論それ以上怪しいところはない我々一家。　無事開放されたので地図を広げ、ここまで来たんだから夕飯はパスタだとかわけのわからないことを言い始める旦那。　ここはイタリア北部のコモ湖など湖が集まるリゾートエリアに割と近い。　国境で「観光する」と答えたことだし（？）、なんだか良くわからないまま、地図にあった地名の中からピックアップし、１時間ほどで行けるLago Maggiore(マッジョーレ湖) 畔の町、Verbania（ヴェルバニア）へ行ってみることにした。　（後編に続く） ・・・・って、あの～、登山パンツも登山靴も登山帽も身につけたまんまなんですが・・・・？私のトレッキングデビューは？（＾＝＾；）？？

  2007年05月10日

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  スイスでトレッキングデビュー・・・・のはずが？

  　　５月になり、いよいよいんど象のトレッキングデビュー・・・・のはずだったのだがっ！　・・・・寒い（－＿－；）。　私のトレッキングデビューを阻むかのように、夏から一気に春に逆戻りしてしまったスイス。　しかも週末はお天気もイマイチ。ジュネーブは朝から雨。アレッチ方面は曇りらしいけれど・・・。　が、まあ前から出かけることは予定していたので　よせばいいのに　取り合えず出発してみた。　ジュネーブからアレッチ氷河へのトレッキングの基点となるベットマーアルプ（Bettmeralp)下までは車で２時間半程度。ツェルマットへの分岐を越えてゆくと、ベットマーアルプへ登るケーブルカーにたどり着く。　う～む・・・確かに雨は降っていないが・・・何か寒いぞ・・・（ベットマーアルプ、先週は１５度あったのに、今日は５度くらいらしい）。　人もいないし・・・。（ロープウェー乗り場）　今回はBetten FOの大型ロープウェーでベットマーアルプへ上る。１５分に一本あるので大して待つこともない。　ここのロープウェー乗り場は鉄道駅も併設していて、駅直結でロープウェーに登れる様になっている。　線路は氷河特急も通る路線だけれど、氷河特急はこの前後のブリークとフィーシュやに止まるだけのよう。(丁度やってきた氷河特急)　ベットマーアルプまでのチケットを購入してロープウェー乗り場へ行くが・・・。　なぬ？展望台のベットマーホルンまでの乗り継ぎロープウェーが停止中だあ？？？？　いくらシーズンオフといえど、止めることはなかろうに（＾＾；）・・・（注・４季を通じて必ずどこかのホテル、レストランはオープンしているが、シーズンは６月末から９月末くらいまで）。　う～む・・・。ベットマーアルプから２時間半くらいトレッキングすればアレッチ氷河が見られるところまで行けるが・・・(往復５時間？想定外だし。）　取り合えずここまで来たのでベットマーアルプまでロープウェーで登ってみるも、雨が降り出す。　フッ。天気が悪いなら仕方あるまい（－＿－）。今日はやっぱり登るのは断念。らっき～。　しかし、登る気マンマンだった子供らからは非難の嵐が・・・。　雨だからダメだって、というなだめすかしも効果なし。　全く～。　お昼ごはんを食べて村を少し散策してからベットマーアルプを下り、これからどうしようと途方にくれる我々一家。ベットマーアルプ写真ポイントの山の教会　いよいよこの先行き当たりバッタリの展開が始まる（中篇に続く）。

  2007年05月09日

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  サレーヴ山わらび狩り

  　５月の山歩きデビュー・・・・の前に、インター校のお友達のママからのお誘いでジュネーブ近所のサレーヴ山へ行くことになりました。題して、「わらび狩りとスイス古流バーベキュウ２００７」　案内して下さるのはスイス高所山岳ガイドの資格をお持ちの、加藤滝男さん。　スイスでは山岳ガイドの資格を持つことは大変名誉なこと。しかも加藤さんはアイガー夏期世界初直登をされており、その世界では良く知られた有名な登山家です。　なかなかこのような方のご案内で山歩きなどできませんので、全くのジュネーヴ在住特典でございます。　さて、先週からいきなりロンドンへ旅立ってしまった旦那は放っておいて、今回は親子三人での参加。　が、出発後パスポートを忘れて引き返し(サレーヴ山はフランス・・・ということを、出発してから気付くマヌケな私でした・・・）、いきなり集合場所に遅刻。　ご迷惑をおかけいたしました。　サレーヴ山は、今は山の上にそびえる巨大なテレコムタワーがトレードマークになってしまっていますが、昔からジュネーヴを一望できる眺めがウリで、多くの人々が景色を楽しみにやってきた山だったようです。　今でも、ジュネーブから気軽に出かけられるハイキング場として定着しており、殆んど頂上まで車で登ることができますが、その道はいろは坂も顔負け（っていうか完全に負けてる）細ウネ道。　ミッション車で１速２速でないと上がれ無い道で、我が家のシビック君にはキツそうな感じでしたが何とか上の町 La Croisette へ到着。　加藤さんを先導に、わらび狩り一団は更に道を進み、人知れぬ（？）蕨狩り場へやってきたのでありました。　加藤さんの案内で、道も無い林の中へ分け入ると、そこには蕨が！　私、山菜水煮以外の生えている本物を見るのははじめてです。　ほかにも道すがらツクシやゼンマイかコゴミの種類でしょうか？食べられる野草が。　子供らは喜んで取っていましたが、加藤さんのお話によれば、まだ時期が少し早いようで数が少ないとのこと。あと２週間もすればたくさん出てきてもっととりやすいのでは？とのお話でした。　少ないといってもある程度は収穫できましたし、我が家は今は３人家族。そんなに取っても食べられませんので、今回の量で丁度くらい。　翌日は山菜おこわの夕べとあいなりました。　蕨狩りの後は、見晴らしのいい場所へ登ってお昼です。写真左に立つ方が、加藤さん。　ＢＢＱができればよかったのですが、晴天続きで乾燥しているジュネーヴ。山火事の恐れもあり、火はダメということで、ソーセージはそのまま食べることになりました（生でも食べられるソーセージ持参と事前指示がありました）。　ゆっくりお弁当を食べ、子供同志は遊んで、親は世間話に花が咲き、早めの解散でもあったので、のんびりした休日となりました。う～む。しかし、近いと思って今まで登ったことなかったが、サレーブ山侮れず・・・。　次回の加藤さん企画はシャモニ方面で雪を抱く山を写す「白い湖」へのハイキング。　初心者でもいけるコースを２時間半（？）くらい歩くとのことですが、我が家の息子らが聞いたら、きっと行くというに違いない（笑）。 　ということで、戦利品の料理は次回日記にて。Ｐ．Ｓ．今回私が持参し、「こりゃいいや」、と一部で評判になった本は、この冒険図鑑です。　興味がありましたら、次回日本書籍購入の折にどうぞ。

  2007年04月30日

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  ロメンモティエ（その２）

  　ロメンモティエ（Romainmotier）に着いたのはお昼ごはん時。　教会見学は後回しにして、取り合えず腹ごしらえすることにしました。　小さな村なので、食事ができるところは４箇所しかありません。　そのうちの一つは修道院内レストラン。天井には絵が描かれ、室内の照明は蝋燭シャンデリアという歴史的建物内での食事は心惹かれますが、室内管弦楽などの生演奏つきの５品コースのビュッフェで６０フラン以上と高く、予約も必要（＾＾；）。　私たちが行ったときには、ヨーロッパバスツアーの団体さんがここで食事をしていました。他にはカフェレストランは２軒。簡単な食事ができるパン屋さんが１軒。　我が家は教会前のレストランで食べましたが、値段はともかく味はどうもイマイチでしたねぇ（笑）。　個人的にはパン屋さん　fleur de farine での昼食をオススメします。　ここのパン屋さん、全て使っている材料を厳選し、素性を明らかにしていて、コダワリのパン屋さんのようです。　お茶に寄ってパン生地にはちみつクリームをのせたケーキを食べましたが、これのためにここまで来ようかと真剣に思えるほど（＾＾；）美味しかったです。　そのほかのパンも買って持ち帰りましたが、美味なり。　さてさて、食事の話はこれくらいにし、いよいよ教会へ。修道院の建物が教会を囲むように建っていますので、通路を抜けて教会の中庭に出ます。　レンガ造りの素朴な教会。 １１世紀以降１５世紀まで増改築が行われたようです。　内部は結構明るくて、１３世紀のフレスコ画が綺麗な色で残っています。　教会内ではコンサートなども行われるようで、丁度行った日もオケーストラリハーサル中でした。　教会の外には絵葉書やキリスト教書籍を扱う小さな土産物店と、カフェがあります。　どちらも修道院の経営。そして、カフェの建物２階が前述した修道院レストランなのですが、この建物自体はお金を払えば、今でも修道女が活動をしている内部を見せてもらえます。　進入禁止のロープがありましたが、お金を払えば最上階まで行ってもオッケーだそうで、レストランの上には図書館。屋根裏には織物やキルト作りの作業場がありました。　  　期待せずに行った割には、ロメンモティエは綺麗でいい感じの村でした。　子ども達は、「あのパンのはちみつクリームケーキをまた食べたいから行く！」と言ってます。　私も、もう一回食べたいような・・・・（＾＾；）。●インフォメーション  Romainmotierへの行きかた。　下道でブドウ畑を通るなら、Gland やRolleあたりから。菜の花畑を通るなら、ＩＫＥＡのあるAubonne当たりで高速を下りると良い。　後はカーナビにお任せ（地図を見て行くのは判りづらい）。　ジュネーブより高速道路ならローザンヌからイヴェルドン方面へ北上、Orbeで、Orbe bofflens を通り、９号道路を渡ってすぐ。高速を下りて７キロ程度。　道路標識ははあるがカーナビ使用が無難。　教会、修道院カフェは年中無休。　パン屋さんは日曜日もオープン。

  2007年04月24日

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  ロメンモティエ（その１）

  　週末はロメンモティエまでドライブに行きました。　ロメンモティエはジュネーブから約１時間。隠れ里のような谷間に、スイスでもかなり古い部類に入る中世そのままの姿の教会と修道院がある所ですが、　そんなに有名な観光地というわけではありません（＾＾；）。　丁度春の花が咲く新緑のシーズンなので、まあ、大した目的地でなくてもいいやと出発。勿論高速道路は使わず下道コース。　途中には傾斜にはブドウ畑。　丁度今から５月くらいまで、ワイン産地の村はお祭りをしたり、土日もカーヴを開放して試飲と販売を行っています。　なだらかな丘には濃い緑の麦畑の間に菜の花畑がたくさん広がって、黄色い花が満開。　車から降りて菜の花畑見学（笑）。　スイスでは菜の花栽培を奨励していて、栽培農家には補助金が出るため、最近菜の花を栽培する農家が増えているとか。菜の花自体は食べないようなので、使用目的は菜タネ油かな？　ブドウ畑や麦畑の間の道を走っていると、クラッシックカーや、オープンカーでドライブする人たちにも出会います。　今の時期、観光地では同じ車種が何台も並んで停まっていたり、クラッシックカーばかりが何台も続けて走っていく姿も見られます。　同じ車を愛する人たちがヨーロッパ各地でグループを組織したり、「いっしょに走ろう会」のような会を開催している様です。去年目撃した同車種ツーリング会。スイスナンバーほか、フランス、イタリア、ドイツナンバーの車もあり、国際的な組織であったらしい・・・・。　それからたまにはこういう自家用車（？）の方も・・・・。　ジュネーブ近郊では乗馬はクラブも多く、馬持ちの人も多いようで、畑の中の道や森では馬で道行く人も良く見かけます。　そんな風景を楽しみながら（といっても子供は車の中でポケモンバトルごっこしかしていなかった。喧しいことこの上ない・・・景色を楽しむという言葉は彼らの辞書には無いらしい）森を抜けて暫くいくと、谷の中に突然小さな村が。　ロメンモティエへ到着しました。

  2007年04月23日

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  アヌシーで遊覧船

  　お天気も良く暖かい日だったので、週末はお昼からフランスのアヌシー（Annecy）へ。　今年は４月にしては気温も高く、昼間にはタンクトップの人続出。日差しが強いので風が無いと水着で日光浴しても平気です。　さて、湖畔で一番最初に目に付いたのはやはり船。　暖かい日だけあり、今日は船も大人気。　アヌシーには、ディナークルースもできる大型の遊覧船（１人５０ユーロ程度）から、屋根も無い１０人乗りくらいの３０分の観光船（１人８ユーロ）まで色々ですが、私たちが乗ったのは、自分で運転するもの。　湖での自分で運転する船といえば、オールのボートか足こぎボートが一般的ですが、ここでは免許ナシで乗れるエンジンのついた小型船を貸してもらえます。お値段も１艘３０分で２４ユーロとお手ごろ。こういう船。カップルか家族連れにオススメ。　運転はゴーカート並みで、前後のレバーと、左右のハンドルのみ。運転手が湖に落ちたらエンジンが切れる安全装置を腕につけ、旦那の運転で出発。　免許ナシの船でスピードゆっくりとはいえ、足こぎボートでは来られない程湖の沖の方までで出られます。子供も大喜び。風も心地よくていい感じ。子ども達もご満悦でした。

  2007年04月10日

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  ジュネーブのスケートリンク

  　先日降った雪もすっかり溶け、またまた降れば雪ならぬ雨のジュネーブ。今日も、「冬はあの雪で終わり？」と思えるような暖かさ。　今年はスキーするには標高２０００ｍくらいまで登らないといけないという話で、幼稚園児のいる我が家はそんな高所でのスキーはムリ（標高高すぎて、やっぱり頭痛くなったりするそうです）。　代わりに先週から子供がハマったらしいのが、　アイススケート・・・・　先週次男が学校のお友達に誘われて行ったのがキッカケですが、今週も別の友人から一緒にスケートとのお誘いがあり、行くことになってます（＾＾；）。ま、お誘いがなくても今週は毎日「スケート！」とうるさかったので、結局行ってたと思うけど。　場所はカルージュの方にあるスポーツ施設Ｖｅｒｎｅｔｓのスケートリンク。　市の施設なので、子供は入場＋靴でたった５．５フランと、格安（これ大事）。　その上、空いてる～～～！！！　日本でも子供の国のアイススケートに行ったことあるけれど、はっきり言って、土日は人を避けて滑るって感じで、氷もガタガタ。転んだら他人も巻き添えにしそうだけど、こっちも巻き添えになって転んだりしたスケーティングでしたが、さすがにここは人口密度の低いヨーロッパ。　日曜日部なのに、こんな感じでスキスキです。（すみません。写真がヘタで暗いです（＾＾；））　大会も開かれるリンクなので広いし、氷の状態もグッド。　持って滑れる子供用の支え道具もあるので、初心者の幼稚園児でも１人で滑っています（親がラク）。　滑っているのは上手な人多～い・・・ていうか、下手な大人は見当たらず（＾＾；）。　後ろ向きで滑るのなんか当たり前。普通に２回転ジャンプしてる人までいました（＾＾；）。　子供も上手～！　長男の友達にもホッケーチームに入ってる子がいますが、日本のサッカーや野球の様に、この辺りでアイスホッケーは男の子に人気のメジャースポーツです。　なので、華麗なジャンプなんかはしないものの、男の子はスケートリンクで鬼ごっこしたり、まったく走り回っています（彼らは上手なので鬼ごっこしていても人にぶつかりません）。　ウチの息子らも負けじとやる気になり、二人とも初日の終わりには支え道具を返して、普通に滑れるようになっていました。　すばらしいよ。子供の力って。　え？　私？　勿論見学よ～見学（笑）。　でも、途中から、誘ってくれた子のお母さんと英語で語り合うハメになり、実は滑ってた方がラクだったという話も　さあ、今週の日曜日はジュネーブのスケートリンクへＧＯ！　いんど象に会えるかも●インフォメーションCentre sportif des Vernets住所　Rue Hans-Wilsdorf 4 　1227 Les Acacias電話　022 418 40 00スケート場は、営業は水曜を除いて８時半または９時から（水曜は１３時より）月曜休み入場料　　大人　５．５Ｓｆｒ．（プールの回数券も使用可）　　　　　子供　２．５Ｓｆｒ．貸し靴　　大人　５　　Ｓｆｒ．　　　　　子供　２　　Ｓｆｒ．・ロッカーはあるが鍵は持参。・１２時ごろからメンテが入るので、３０分ほど滑れません。・見学場所あり。ただし寒いので防寒が必要。・プールもあり、通年営業中。・プール、スケートリンクは、大会などで入場不可の日があります。

  2007年02月10日

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  ヌーシャテル湖畔の温泉イヴェルドン・レ・バン（Yverdon-les-bain）

  　昨日は冬休みで力の有り余った子ども達のストレスを発散させるため、ジュネーブから１時間くらいで行ける、イヴェルドンの温泉プールへ行ってきました。　こちらの温泉は、病気によっては医療保険も効くという湯治施設の一面があり、日本と似ているようですが、内容は日本のそれとは違っていて、水着着用で入り、お湯の温度が２８～３４度くらいと絶妙なぬるさです（＾＾；）。（写真はなんか暗いけど、実際はこんな暗くないです（＾＾；））　最初湯に入る分には寒くないのですが、お湯が体温より低いので、５分、１０分と時間がたつとだんだん寒くなってきて、空調もさして暖かく調整していないので、冬場は湯から上がると、もう寒いのなんの（笑）。　外にも広い温泉プールがあるけれど、寒すぎ＆水深すぎで今回の我が家には無理（＾＾；）。　子供にとっては、この湯温は浮き輪で泳ぎまくって「温水プール」状態なので、寒くもないし、楽しいようだけれど、大人はたまったものではありません。　しかし、このイヴェルドンの温泉には、別料金で入れる３階のEspace Detente エリアに　Bain japonais（日本の湯）という名前の湯があって、３８～４０度の日本の風呂並みのお湯であったまることができます。　これを目当てに行ったのですが、３階エリアは子供は入れないので、旦那と交代で入りに行きました。　３階は大人スペースとあって、ちょっと高級なスパクラブな雰囲気です。日本の湯の他に、トルコ式ハマムやドライサウナがあるんですが、水着着用にも関わらず、あちこちでスッポンポンの人々が（＾＝＾；）！！　しかも前隠そうともせず・・・。（スッポンポンなのは大体４０～５０代のおじさんおばさんで、プレイメイトみたいなお姉さんのヌードは見られません。）　・・・・目のやり場にこまるじゃん。　所で目当ての日本の湯は、「もうちょっと熱いといいのに～！」という温度でした。以前行ったロイカーバードの岩風呂の方が、温度は高かったですが、スイスの温泉は日本のように温度調節は行わないので、年によって熱かったりぬるかったりするそうです。　以前ここに来たことのある人は、「熱くて日本人以外入れないくらい」と言ってたので、私たちが行った時は日本人にはハズレの温度の日だったのかも・・・。　あと、お湯の深さは一番浅いところで年長の次男がやっと頭が出るくらい。子供を遊ばせるならロイカーバードの方をオススメ。　しかし、今回一応交代であったまれたため、温水プールのぬる温泉も約２時間、子供に付き合うことができました。　次回は湯から上がっても寒くない夏場に来たいと思います（＾＾；）。●インフォメーションYverdon-les-bains(Centre Thermal)Av.des Bains 22 1400 Yverdon-les-bains（カーナビでこの住所を入れるとホテルの玄関に入ってしまいます。近くまで来たら、Centre ThermalかHopitalの看板を探して温泉入り口に向かってください）・電話　０２４－４２３－０２－３２・入場料温泉プール　大人　　１７ CHF　　　　　　子供　　１０．５ CHF＊大人１人＋子供１人で１０％オフの家族割引があり。・３階入場料　プラス　１０ CHF（１６歳以上）・営業時間月曜日～土曜日　　　８時～２２時日曜日　　　　　　　８時～２０時その他クリスマス前後と８月１日は８時～１８時になる１２月２５日のみ休業○その他・内部に飲食私設はなく、飲食禁止（３階のみ水と飲み物販売がある）。キップ売り場の右にレストランがあるので食事はそこで。ただし、昼は２時くらいを過ぎると食事はなくなってしまうこともあるので遅めに到着予定の場合は注意する。・夏場を除き、空調は寒めなので、お湯から上がるたびに体をふける大型タオル、またはバスローブを持参し、持ち込むこと。・入場カードはロッカーの使用と、出口で出るときに必要。最後までなくさないように。・子供用の腕にはめる浮き輪は無料で貸し出しアリ。・２階にはエステ、マッサージ、スポーツジムもある。

  2006年12月31日

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  ジュネーブ旧市街のお祭りエスカラード

  　先週末はジュネーブのお祭り、エスカラード（Escalade)でした。　エスカラードというのは、１６０２年の１２月１１，１２日にジュネーブに攻めてきたサヴォワ軍をジュネーブがやっつけたことをお祝いするお祭り。　史実かどうかは定かでないようですが、エスカラードにはこんな伝承があります。　その日の夜、ロワイヨームおばさんは台所の大なべでスープを煮込んでいました。　ふと窓の外を見ると、塀をよじ登る怪しい影が・・・。　何と！　それは夜の闇にまぎれてジュネーブに攻め込もうとしていた、敵対するサヴォワの兵士達。　ロワイヨールおばさんは、とっさに思いつき、煮えたぎる大鍋のスープをサヴォワ兵めがけてぶちまけました。　さすがのサヴォワ兵も、この予想外のスープ攻撃には熱いわビックリするわ・・・。　みんな驚いて逃げ出し、ロワイヨールおばさんは見事、ジュネーブの危機を救ったのでした。　この日は夜間、旧市街に当時の衣装を着た人々の仮装行列があったり、１年でこの日しか通れない古い狭い路地が一般開放されたり、サンピエール大聖堂でコンサートやミサが行われ、最後には仮装の人たちが全員寺院前の広場の焚き火の周りに集まるイベントがあります。　去年は見に行きましたが、仮装行列のコースと時間が何だかわかりにくかったです（－＿－；）。大聖堂の前は２時間前から場所取りしないといい場所は取れないとのことで、寒いし子連れでソレは無理。　結局ヴァン・ショー（スパイス入りホットワイン）とこの日に付き物の屋台の大鍋スープを立ち飲みし、この日だけ開放の路地を通って帰って来たのでした。　今年は旧市街のエスカラードは見に行くつもりは無かったのですが、１週間前に学校から「金曜日に学校でエスカラード集会をするので、衣装を用意してくるように」との手紙が・・・（＾＾；）。　エスカラード用の衣装の貸し出しは大体１ヶ月前には終わってるし、スーパーでもエスカラード関係の衣装は１１月がメイン。　作るのは最後の手段にしたいので（＾＾；）、あちこち探し回ってそれっぽい衣装をゲット！　さすがに一週間前は急すぎだったらしく、衣装を用意していたのはクラスでも５人くらいでした。ハロウィンの幽霊とかスパイダーマンの仮装の子もいるし（＾＾）。　学校ではエスカラードのお話をフランス語と英語で聞き、エスカラードの歌を歌いながら学校内を行進。　クラスに戻って、エスカラード名物の、チョコでできた鍋を割って、みんなで食べたそうです。（１１月からジュネーブ中で大量に売られます。中身は野菜をかたどったマジパン）　ちなみに、エスカラードの１１，１２日はジュネーブ中の主なレストランでは、タダでスープがサービスされます。　ケチなジュネーブのレストランでは滅多にないこの出血大サービス（＾＾；）。　もしもこの時期ジュネーブにいたら、ぜひ名物のスープを味わってみてください。　そうそう、エスカラードの仮装での参加は誰でもできます。昼間に学校の子供たちが仮装をして歩いてるのも見かけます。いっそ、エスカラードに参加する？

  2006年12月13日

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  フリブール／フライブルク（Fribourg/Freiburg）

  　先週はフリブール州へ仕事へ行く旦那に同乗し、途中で車を降ろしてもらって州都のフリブールへ行って来ました。（あいにくのお天気でどんより）　フリブールはドイツ語名フライブルク。　スイスフランス語圏とドイツ語圏の言語境目の町で、町の中を流れるサーヌ川が言葉の境目になっているとか・・・。最も街中で「ここ」という境目があるわけではありません。言語の堺といえば、以前ロイカーバードへ行ったときには、街道沿いの、ある店から急に看板がドイツ語表示になっていて、「この店が堺か！」とはっきりわかったことがあります（笑）。　別に何があるという町ではありませんが、歴史も古く、町並みも美しいので前から行って見たいと思っていたのでした。　町では観光案内所でもらった観光ルートに沿って散策。　シーズンオフなので、駅前以外は中世の雰囲気のまま、町はひっそりとしています。　ルート途中の聖ニコラ大聖堂。美しいステンドグラスが見もの。教会内部は良く見る聖書物語などのステンドグラスでしたが、入り口右の小部屋（納骨堂？）のステンドグラスだけは異色で、青のステンドグラスです。　薄暗い部屋にこのステンドグラス。他の見学者はおらず、静かなため、まるで海の底のような不思議な美しさです。　通りにあったアンティークショップで、素敵な鏡を見つけました。　「あ、これ欲しい。」　と思いましたが、値札は６７８フラン。う～む。衝動買いには高すぎ（＾＾；）。　鏡に思いを馳せながら、坂を下りていきます。フリブールは上の町と下の町に分かれていて、昔は上の町に裕福な人たちが住んだそう。（登るのは心臓破り。写真の登ってくるおばあさん、苦しそうでした。）　　坂を下りると木でできたベルン橋。夏場は花で飾られますが、今は殺風景。車も通るのですが、道路部分も木です。　ベルン橋の向こうに見えるのは猫の塔。中へ入って登ってみましたが、電気もなく真っ暗で、手すりだけがたより。上まで登ると明り取りの窓がありましたが、足元も不安定で階段も段の高さが不規則で、危ないから子供は進入禁止です（笑）。　中にも何があるわけではないのですが、まあ、ここまで来たので行って見たというか・・・（笑）。　下の町を歩いて最後は町の名物の水力ケーブルカー。　水を重りにして上下する骨董品のケーブルカーです。上にいるケーブルカーに水を入れ、その重りで上のが下がり、下のは上がる。で、今度は上がったケーブルカーに水を入れ、下がった方から水を抜くと、上のが下がり、下のが上がる仕組み。　ケーブルカーはとっても小さくて、客用シートは３列のみ。　ケーブルカーで上の町に戻って来れば、スタート地点の駅まではすぐです。　ルートは２時間ほど。　戻ってきて旦那と落ち合って、欲しいと思った鏡の話をすると、「買えばよかったのに」と言われてしまいました（＾＾；）。一目ぼれしただけあって、数日たつのにあの鏡が忘れられない・・・。うん。次回来るときまであの店にあれば買おう・・・次回っていつよ？

  2006年11月27日

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  登山電車でロッシュ・ド・ネ

  　土曜日は、ジュネーブから１時間くらいの山、ロッシュ・ド・ネ（２０４５メートル）へ行って来ました。ま、行ったは行ったんですが・・・。　山頂まではモントルーから登山電車で５０分。　でも電車往復５０分は子どもにはツライので、CAUX駅まで車で行き、そこから頂上まで約２５分電車に乗ることにしました。 　登山電車は、窓からは眼下にレマン湖が見えたり、ハイカーのみなさんが歩くのが見えたり景色はいいんですが、何だか混んでます（＾＝＾；）。　私達の行った時には電車が増やされていて、２台続けてやってきました。　駅のすれ違いポイントを拡張して電車を２台にしたらしいですが、ピークシーズンだとそれでも途中駅からは座れないかも（＾＝＾；）。　重量超過で、途中で登れなくなり、ずり落ちるんじゃないかと思うような登山電車で山頂へ。　山頂には　とてもまずい　ビュッフェレストランと、岩を掘ってトンネルの向こう側に作られた「プラン・ロック」レストランがあります。　プラン・ロックレストランで昼食の予定も、混んでいて席待ちの人々が・・・（＾＝＾；）。　こんなことなら、弁当を持ってくるんだったとか思いながら、ビュッフェレストランで、冷えてカチカチのフライポテトやグチャグチャのゆでインゲンが付け合せについたランチ。　めげずに、尾根を少し歩いて、ラ・ランベルシア高山植物園へ。　尾根の道沿いの植物は全て花が終わっていました。　植物園自体も、規模が小さくイマイチ。これくらいならジュネーブ植物園の高山植物コーナーと変らないなぁ・・・。　ただ、スリルはあります。崖の上ですから（＾～＾；）。　あまり植物ばかりに気を取られて谷に落ちたりしない様に注意が必要です。　高山植物園も大体花は終わってましたが、エーデルワイスは綺麗に咲いていました。　スイスの花＝エーデルワイス　ですが、高山植物なので、実際に街で見かけることは普通はありません。　今回初めてスイスでエーデルワイスにご対面。　子ども達に説明を試みるも、　スリル満点の道に夢中で、聞きゃしないし（＾＝＾；）。　その後は、子ども達は景色を堪能することも無く、山頂にある公園でブランコとか滑り台とか・・・。　ということで、一体今日は何しに来たんだか・・・。　このあたりの山の中腹には、初夏には「５月の雪」と呼ばれるナルシスの群生が花咲くのが見られ綺麗だそうです。　子どもでも歩ける緩いハイキングコースが色々あるので、次回はナルシスの咲くころ、朝早くからスタートしてCAUX駅から山頂まで登り、CAUXまで下山はハイキングかなぁ（約３時間のハイキングコース）。　子ども達も、アレッチ氷河以来、ハイカーを見ると目がキラリとするようになってるし。　そんなことを考えながら、まるで箱根登山鉄道のように、座ることもできない激コミの登山電車で下山となりました。

  2006年10月04日

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  寒いぞ。レマン湖花火大会

  　昨日はレマン湖花火大会でした。　夏の終わり（え？もう夏終わり？）を飾るジュネーブのこの大イベント。　我が家も見に行ってきました。  　日本人会で船を出していて、もともとはその船から花火を見る予定だったんですが、旦那がいなくなってしまったので、子供が寝ちゃったら混雑の中を一人で連れて帰るのは困難。なので船は泣く泣くキャンセルし、今年は湖畔から見ることにしました。　あいにくこの日は雨。でも、雨でも中止になりません（＾＾；）。　夏の終わりといっても、まだまだ日の入りが遅いジュネーブ。花火打ち上げもそれにあわせて午後１０時からなので、夕飯もお風呂も歯磨きも全て済ませて出かけることにします。　９時ごろのバスに乗ると、バスはすぐ満員に（＾＾；）。　ジュネーブに来てはじめての満員バス体験です（笑）。朝の山の手線に比べれば普通の込み具合ですが、こっちの人は慣れてないのかまだ乗れそうなのに諦めてやり過ごしたり、げんなりした顔を見せています。　この日は交通規制もあって、車は通れない道が一杯なんですが、それでもやっぱり車で出てきてるチャレンジャーな人が結構いて、道は大渋滞。　オマケに事故まで起こって、普通２０分で着くところ、レマン湖到着まで４０分。　「ジュネーブ中の人が集まったのか」と思うくらいの人出と聞いていましたが、開始１５分前でも日本の有名花火大会のような混雑はありません。　　１０時になるとアナウンスがあり、湖畔の電飾やネオンが全て消されます。　音楽が鳴り響きそれにあわせて花火スタート。　それなりに豪華な花火大会なんですが、ちょっと遠かったかなぁ。　見えるけど迫力がイマイチ。　それに雰囲気も出ない。　だって、激寒いんだもん（＾～＾；）。　日中気温でも２０度ないので、夜だし防寒してきたつもりなんですが、湖畔は風が吹いてすごく寒いのよ～。　寒さに震えながらの花火見物って・・・？（＾～＾；）　勿論初体験（笑）。　だんだん花火より寒さの方が気になってきて・・・・。　次男は寒くて泣きそう。３０分しか持たず、早々に退散（＾＝＾；）。　この程度の防寒じゃ、甘かったのね（＾＿＾；）。　来年はダウンでも着せてくるか（笑）。

  2006年08月13日

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  夏のジュネーブレマン湖畔

  　今年は記録的な猛暑のヨーロッパ。　ジュネーブも結構暑いそうです。　「そうです」っていうのは、我が家がはじめての夏で、例年を知らないということと、ウチのアパートは風の通りがよくて、暑いといっても扇風機なしで過ごせる程度。　今年は「酷暑」といわれても日本の夏が基準だとピンときません。　さて、その暑い（らしい）夏のジュネーブ。　人々は夕方６時ごろから三々五々涼を求めてレマン湖畔に集まってきます。　ただ単に、芝生で夕暮れピクニックする人々もとっても多いですが、バカンスシーズンのレマン湖沿いは、色々なイベントがあって結構賑やかです。　ジュネーブでは、今の時期、食事できる屋台が出て、仮設ステージで歌手のコンサートが開かれたり、野外で映画が上映されたりと毎日お祭り状態でとっても賑やかです。　何せ１０時まで明るいので、ステージが始まるのが８時や９時ごろから。　子供連れでも１０時過ぎに湖畔へ散歩に来ています。　　　　　 　我が家もここで夕飯を・・・。　市内のレストランが出している屋台なので、味は普通ですが（＾＾；）、各国料理が選べて、価格もちょっと安めなのが魅力。　長男はケバブサンドイッチ。次男は素食炒麺。旦那はインドの炒め飯。私はチキンティッカ定食。子供が食べられないとか考えず各々好きな料理を買ってこられるのでこういうときにはついインド料理とかタイ料理系を選びがち（＾＾；）。どれも一皿１０～１６フラン程度。　レマン湖畔は照明もあり、人通りも多いので、一人歩きの旅行者でも安心。　でも、スリやヒッタクリは出るので、貴重品の管理はしっかりしましょう。　なお、コンサートなどのイベントスケジュールは観光案内所で入手できます。　暗くなるのは１０時ごろ。１０時４０分ごろ帰りましたが、まだまだ人は多く、子供たちも一杯。住んでる人も、すっかりバカンス気分のジュネーブなのでした（＾＾；）。 

  2006年07月28日

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  グリュイエール村

  　週末は天気が良かったのでまたまたお出かけしました。　今回の行き先は、チーズで有名なグリュイエール村。フォンデュに不可欠なグリュイエールチーズはこの村の近辺で作られているのです。　観光地のグリュイエール村は、のどかな田舎の村・・・ではなくて、小高い山の上にグリュイエール城の城壁で囲まれた天然の要塞村。スイスの首都であるベルンとかつては戦ったこともあるそうです。　ふもとも駐車場に車を停めて、細い上り坂を登りきるとグリュイエール村の城壁入り口が。　城壁の中は広い一本道で、両側にお土産物屋やレストランが並んでいます。　お昼だったので取り合えず食事。　Rosti（スイス風ハッシュドポテト）やKaseschnitte(ワインをしみこませたパンに、チーズをた～っぷりかけたもの）や、ラクレットもありますが、ここではやっぱりフォンデュでしょう。　今回はキノコ入りのフォンデュと、グリュイエールの干肉、ミックスサラダを食べました。まあ、はっきり言って、フォンデュの味はジュネーブで食べても、グリュイエールで食べても同じ（＾＾；）。ウチの近所のスーパーでも勿論グリュイエールチーズは売ってるし（＾＾；）まあ、車で２時間足らずですから。　ところでフォンデュは最後に残ったおこげをこそげ取って食べるのが美味しいんですよ～。　スイス人もこそげとって食べてます。　　　　おこげを食べる息子。　おなかが一杯になったところでグリュイエール城の見学。　日本人のツアー客もよく来ているようで、お城のパンフには日本語もあります。　グリュイエール城は、もともとは１９代栄えたグリュイエール伯爵の持ち物だったのですが、１５５４年、財政難のため伯爵家は城と領地を手放したそうです。　その後何人かの持ち主により場内は改装されたので、ここは１３世紀、あの部屋は１６世紀、そこは１８世紀と、様々な様式が混ざっています。　　　　　騎士の間。暗い（＾＾；）。　城自体はシヨン城のほうが楽しいのですが、何といっても小高い山の上なだけに景色が素晴らしいです。　展示に関しては、グリュイエール城よりも、ギーガ博物館じゃないでしょうか？　実はグリュイエールの一番の見所はここ！　だという説も（＾＾；）。　映画「エイリアン」の生みの親、H.R.Giger氏の博物館で、見学後にエイリアンの体内にいるかのような装飾のギーガ・ｂａｒでお茶すれば、もうファンは涙モノです。ウチもお子様がいなければ行ってましたね～。　子連れだと、子供が悪夢に夜泣きするかもしれませんので注意が必要です（＾＾；）。●インフォメーション　ジュネーブから車で１時間半程度。ジュネーブ、ローザンヌから半日ツアーもあり。・グリュイエール城　　　　通年開館しているが、冬季は時間が２時間半短くなる。・ギーガ博物館　　　　通年開館しているが、ここも冬季は開館時間が２時間短くなる。　観光用ミニバスもある。グリュイエール駅～ふもと駐車場～グリュイエール村～グリュイエール城の一周３５分程度。グリュイエール駅前には見学できるチーズ工場もある。

  2006年06月07日

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  フランス・Ａｎｎｅｃｙ（アヌシー）

  　今日はキリスト昇天祭で学校がお休みです。でも、何故か国連は稼働中（＾＾；）。ということで、旦那はおいといて、母子３人水入らず（って、いつものことやんか～）で、フランスの町、アヌシー（Annecy)へ行ってきました。　アヌシーは、昔はアヌシー城とその城下町を運河に囲まれ、町の内部にも運河を引き込んでいた町で、少しベネチアっぽい感じだったようですが、今では一部を除いてその運河も埋め立てられ、水の都というよりは、湖畔の美しい町という佇まいです。　アヌシー湖はヨーロッパ１の透明度だそうです。　水は綺麗な緑色。　で、観光の目玉はこの湖の遊覧船です。遊覧船は季節には頻繁に出ていて、２時間の１周コースから、３０分のお気軽コースまで。船の種類もディナークルーズのできる大きな船から、１０人のりくらいの小さな船や、足こぎボートまであるので、子連れでも気楽に遊覧船を楽しむことができます。　　　　　　　　　　　　ジュネーブのレマン湖もいいんですが、ちょっと大きすぎで対岸まで良く見えないし、一周クルーズは７～８時間（＾＝＾；）。他にもクルーズはありますが、本数も案外少ないし・・・。　子連れはちょと参加は難しいですね～（笑）。まあ、レマン湖はフランスとスイス両国にまたがる湖ですから、お気軽なクルーズ船を運行するのも色々難しかったりするのかもしれません。　レマン湖が琵琶湖なら、アヌシー湖は芦ノ湖って感じの大きさでしょうか？　見所は湖だけなでく、旧市街の町並みもいい感じです。歩行者専用道路の両側は中世の雰囲気の残る、石のアーケードのショップやレストランがずらりと軒を並べています。季節になると運河沿いには花が飾られ綺麗だそうですが、まだ花は飾られておらず、耕された土の入ったポットだけが並んでいて残念。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑　　　　　　　　　（本当はここに花が飾られてるハズ。空の花ポットが・・・）　アヌシー城も中を見学できます。丁度現代アートの企画展をやっていましたが、前衛すぎでわかりませんでした（＾＝＾；）。ま、城の中はあまり見るところは無く、シヨン城の様に楽しくはありません。旧市街のショップを冷やかす方が楽しいです。　そうそう、アヌシーには何故かアイスクリーム屋さんがとってもたくさんあります。　自家製ワッフルコーンをその場で焼いているお店もあって、アイスの味も、とっても美味しいです。　最後は湖沿いのヨーロッパ公園の公園で、子供たちはお決まりの遊具遊び。　遊具さえあればどこでも満足する子供たちに、「せっかくアヌシーにきてるのに・・・。」とか、少しむなしい気分（＾＾；）。　アヌシーには、新市街の方に小さなギャラリーラファイエットやＨ＆Ｍ、ＺＡＲＡ、Ｍangoなんかの今時ショップもあるし、次回は旦那と一緒に来て、子供たちを旦那に任せ、新市街でお買い物しようかしらん・・・とか画策する私です。●インフォメーション　ジュネーブから車で４５分程度。電車もあり。　季節は５月中旬～９月中旬（花が飾られるのは６月から）。　１１月～３月は、観光案内所も遊覧船も休業。

  2006年05月25日

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  レマン湖畔のフランスの村　Ｙｖｏｉｒｅ（イヴォワール）

  　日曜日は３時間程時間があったので、レマン湖畔の村、Yvoire(イヴォワール)へ行ってきました。　　　　　　　　イヴォワールはフランス領ですが、ジュネーブから近く、車で３０分くらい。　小さな村なのですが、フランス花の町の一つに認定されていて、村の城壁内にはガーデニングに凝った古い家が立ち並びます。　花だけでなく、定期船の港やイヴォワール城庭園など、それなりに見所もあり、この辺りでは割と有名な観光地になっているので、家のほとんどは、今ではお土産物屋やレストランになっています。　観光地なので日曜日も営業していて、気候もよい花日和だけあって、結構な人出でした。     　　　　　　  　　さて、見所はガーデニングに凝った町並みと、もともとの領主、イヴォワール男爵家の「五感の庭」。お城もありますが今でも男爵家の子孫が暮らしていて非公開です。　五感の庭は入場料が結構高く(大人９ユーロ）、見事にバラが咲く時期にはまだ早いし、今日は上の息子が友達の所に行っていていないので、庭は次回、家族揃ったときに見学することにしました。　ぶらぶら歩いて港まで行くと、レマン湖対岸にスイスの町が見えます。対岸のＮｙｏｎ（ニヨン）まで船が出ていて・・・ということは、あの船は国際航路（＾＾；）？　　　　　　　　　　　　まだ１時間くらい時間もあるのでお茶でもと思いましたが、次男はアイスクリームが食べたいらしいので、スタンドで買い食いに。　旦那はソフトクリーム。私は砂糖のクレープを買ったのですが、次男の熱い視線が私のクレープに・・・。　半分食べたアイスと、殆んど食べていないクレープを交換。　う～ん。でもクレープ食べたい・・・。　もう一軒あったスタンドで、も一つクレープを買いました（笑）。　今度のはチーズとハムのものでしたが、ええっ！というくらいチーズをのせられ、ボリューム満点(ダイエットしてるのにぃ～）。　次回は対岸のニヨンから船で来て見たいです。パスポートチェック、あるのかしらん？●インフォメーション　ジュネーブからだとコロニー方面からエビアン方面に約３０分。　ニヨン、エビアンからは定期船がある。　五感の庭は４月中旬～１０月中旬までの公開。

  2006年05月15日

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  スイス　ベルン旧市街（その２）

  　何故ウチの子供たちが、ベルンの大聖堂に興味を？　不審に思いながらも祭壇やステンドグラスを見学。何でもこの大聖堂は、戦火にはあっていないものの、宗教改革の時正面の飾り彫刻以外は一度取り壊しになっていて、高さは高いもののイタリアの寺院のような、豪華絢爛な装飾はありません。スイスらしいといえばスイスらしい教会です。　お布施をして、お決まりの蝋燭奉納をして出てくると、子供たちが振り返って聞きました。「で、階段はどこ？」「え？」「階段。上だよ。上。登ってる人いたじゃん！」「そうだよ～。階段。」「ひ～っ！！！！それが目的だったのかっ！！！（＾＝＾；）」　どうも早い段階から、大聖堂の尖塔の上の方に豆粒のように動く人影を見ていたらしく、それが故に子供二人は大聖堂に行きたいと言っていた事が判明。　高いところがあれば、必ず登りたがるウチの子は・・・・それ以上言うまい。　そうかい。中身に興味はなかったのね（＾＾；）。おかしいと思ったよ・・・。　子供らの強い要望で、高所恐怖症の私が大聖堂の上へ。　途中の鐘つき堂のところで、運良く（？）丁度３時で、大聖堂の鐘が大音響で鳴り響きました。あまりもの音に、お互い何を言っているのかも聞こえない・・・（＾＾；）。　そんなこんなで、何とか地上１００ｍ近い見晴らし台まで登ったら、そこにいた集金係の人からの「もっと上までいけるわよ。向こうの階段ね。」とのありがたいお言葉（しかも子供もわかる英語）（＾＾；）。死ぬ気で登って、あまりの高さに景色を堪能する度胸も無し。下の見晴らし台には人が居たけれど、尖塔の本当に屋根の下にあるここには、他に人もおらず。手すりにはウチの下の子ならすり抜けて落ちるくらいの穴が（＾＝＾；）。ひ～～～～っ！！～そこから落ちたらオイラと仲間～カモン♪殆んど景色もみず、証拠写真を撮って、足元だけ見て、そそくさと子供らを促し降りてきました（＾＾；）。　　　　　　　　　空が透けて見えるてっぺん。　後から思えば、天気も良かったし、５０キロ先のユングフラウやアイガーもここから見えたのでは・・・（＾＾；）。　う～む・・・。そんなこと考えてる心のゆとりは無かった・・・。　最後は、ベルンの象徴のクマがいる、クマ公園で、所在投げにウロウロ歩き回るクマを見て、旦那と落ち合い帰宅となりました。　所で、今回のベルンでは、なんだか「日本人ですか？」って何度も聞かれました。　ジュネーブほど外国人が多くないので珍しいのかもしれません。　ちなみに、ベルンはドイツ語圏ですが、観光名所では英語かフランス語が通じます。でも食堂のおじさんはスイスアルマン（ドイツ語スイス方言）オンリー。やっぱドイツ語圏でも、一般の人は何カ国語も話せないということが判明た次第です。

  2006年04月25日

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  スイス　ベルン旧市街

  Ｑ．突然ですが問題です。スイスの首都はどこでしょう？　あ、ひょっとして、チューリッヒとかジュネーブって思ったあなた。気持ちは判りますが、違うんです。　スイスの首都は、ベルン（Bern)ですよ～。ベルン。ジュネーブからは高速で２時間くらい。スイス人も、ともすると忘れがちだと言われるだけあって、何だか影が薄い～　のですが、ここは世界遺産に登録されている町です。スイスには世界遺産はたった３つしかないんです。それがミュスタイアの聖ヨハネ・バプディスト修道院と、アレッチ氷河とこのベルンの旧市街です(と、思ったら、たまたまガイドブックに３つしか載ってなかっただけで、調べたら実は５つありました（＾＾；））。　　　　　　　　　　　　　　　　　ベルンの旧市街は、世界大戦で戦火にさらされなかったので、保存状態がよいのだそうです。　道路は石畳、ところどころに写真のような美しい噴水が設置され、中世のままのアーケードの続く建物が続きます。建物の内側は改修してエスカレーターやエレベーターも稼動していますが、外側はそのまま使われているのです。　ベルンの町は、一見商店が少ない印象を受けます。それは商店が石作りのアーケードの内側にしかなく、外に大きな看板がないからです。実はお店は１階だけではなく、住宅にしか見えない２階、３階でも営業していますし、多くの地下室が、今は個性的な商店として営業しています。　　　　　　　　　　　　　　　　（↓地下のお店入り口。これは花屋）　　　　　　　　　　　　　　上の写真の様に、表通りから階段を下りて入るお店が一杯あります。地下のお店は、入り口の周りや、アーケードの柱のガラスショーウインドーに商品を展示しているので、地下でも何のお店かわかります。　　地下のお店にとっても心惹かれるのですが、今回は旦那もおらず（ベルンで仕事中。それに往復だけ便乗してベルン観光に来たわたし達）、時間も３時間くらいしかありません。　二人の子供連れではどうにもなりません（＾＾；）。　お店は外から眺めるだけにしました。　ベルンの有名人といえば、アインシュタイン。相対性理論は彼のベルンの家で考え出されたそうです。旧市街の大聖堂の近くに、アインシュタインハウスがあり、今は小さな記念館のようになっています。子供に　「アインシュタインって知ってる？」と試しに聞いてみたら、　「知ってるよ。光の速さに近づくほど、時間の流れが遅くなるっていうの証明した人」という答え。　え？何でそんなこと知ってんの？(～＿～；）　聞いてみたところ、出所は「ドラえもん」らしいことが判明（＾～＾；）。　　　　　　　　　　　　　　　　なお、アインシュタインハウスの入り口はとっても小さな看板しかないので、見つけにくいです。１階がPASTAMANIAという名のレストランになっています。　次に子供たちが目指したのは、スイス一大きいというベルンの大聖堂。　何故大聖堂に興味が？　と不審（？＿？）に思いながら、大聖堂に向かいました。　すると、大聖堂には、やっぱり何かあったのでした。（つづく）

  2006年04月24日

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  アルプスの温泉　ロイカーバード（Leukerbad）

  　昨日はスイスヴァレー州にある、ロイカーバード（Leukerbad)へ行ってきました。　ロイカーバードは標高１４００ｍの高地にあるアルプス最大のテルメ（温泉）の村で、ジュネーブからは車で２時間ちょい。ドイツ語圏ですが、大体フランス語も通じます。日帰りでいける近さでなので、イヴェルドン・レ・バンと並び、ジュネーブの日本人の人々にも有名な温泉どころ。　村には湯治場（スイスでは処方箋があれば温泉湯治に保険が利き、広く湯治が「治療」という認識が行き渡っているらしい）、高級なテルメホテルがあり、テルメホテルには温泉を使った最新鋭のフィットネスやエステ設備も整っていますが、誰でも入れる公共の温泉もあって、そこは入場料も比較的安く、子連れでも十分楽しめます。　わたし達が今回訪れたのは公共温泉でも子連れ歓迎のブルガーバード（Burgerbad)。ここは屋内外の温泉プールやウォータースライダー、子供向けのアクアビクス教室まであります。　　　　　　　　　　　　　まだ雪の残る山をながめながら。　勿論大人用にマッサージやエステ、サウナ、フィットネススタジオなどもあり、温泉というよりはクアパーク。入湯は水着着用です。　ロッカーや貴重品入れ、更衣室、シャワー完備。タオルは持参かレンタルも可。スイスらしくどこも清潔で、常に清掃の人が水を拭き取っているので、日本のプールの更衣室のように、濡れた足型や髪の毛が床に散乱していることはありません。　さて、浴場の方は、アルプスの雪山を眺めながらの露天風呂や、岩風呂、足湯、打たせ湯などあるのですが、子供たちは、やはり子供用プール、もとい、浴場。　　　　　　　　　　　　　　　　　ほかも連れて回ったのですが、結局殆んどの時間をこの子供用浴場で過ごしました。スイスの温泉は日本のように湯船の温度が熱くは無く、体温より少し低いくらいの絶妙なぬるさなので、どっちかというと温水プールに近く、いつまでも入っていられます（でもいつまでも入ってると寒くなる）。　親としては、日本のようなあったまる、ほっこり入浴を期待していたのですが、そういう感じではありません。唯一温泉気分に熱いのは岩風呂だけ。しかし岩風呂は１６歳以下禁止です（＾＾；）。　まぁ、高級ホテルだと、もうすこしのんびりムードで、そういうほっこり系のお湯もあるのかもしれませんが・・・。　ということで、帰り際子供は「もっといたい。ここに泊まりたい！」とブーブー不満足し、親は温泉なのに疲れが取れるどころか疲れてしまいました（＾＝＾；）。　次はバートラガッツ（アルプスの少女ハイジで、クララが療養した温泉）の高級テルメホテルにでも行きたいものです(笑）。　●インフォメーション　ジュネーブからだと高速E62でAigle,Sion方面へ。高速終点（現在延長工事中）先のLeukから山道に入る。道は比較的わかりやすい。　電車ではロイク（Leuk)まで国鉄があるので、そこからバスに乗り換え約３０分。終点がロイカーバードの公共温泉、ブルガーバード下。　入湯料などはホームページで。８歳以下無料。ファミリーチケット、数日券などあり。　宿泊施設多数あり。ただし、宿泊料金は一人いくらの表記となっている場合が多くあるので注意すること。

  2006年04月16日

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  レマン湖畔　モルジュ

  　今日からジュネーブは親もイースター休み。かといって、特にすることも無いので、息子と同じ学校のお友達と一緒に、ジュネーブから電車で３０分のレマン湖畔の町、モルジュ（Morges）へ行って来ました。　４月、５月はチューリップ祭りが開かれているので、それを目当てに行ったわけですが、会場のアンデパンダンス公園には見物の人はいても、チューリップはまだ殆んど咲いておらず（＾＾；）。チョットカナシイ・・・。　まあ、仕方ないんで、湖畔を散策してきました。　仕方ないんでといっても、ここはレマン湖畔。今日は雲ひとつ無い良い天気で、対岸には日本でも水のボトルで有名な、フランスのエヴィアンや、雪を頂くモンブランの姿も見えます。　　　　　　　　３人揃ってピース（＾＾；）　その景色を眺めながら、湖畔のレストランの２階席オープンテラスで昼食。　う～ん。湖畔はジュネーブよりこっちの方が綺麗でいいわね。　何だかよ～ろぴあ～んな感じ。　しかし、子供たちの順応は早すぎ。既にこのヨーロッパでも有数の　とれびあ～ん　な景色が普通になっている。全く感動せず（＾＾；）。　あんたら・・・この景色が普通って・・・本当に日本で生きてけるのかい？　　　　　　　　　　　　　　　 　湖沿いの遊歩道はたくさんの人が日光浴をかねてのんびり散策していて、モルジュの湖畔遊歩道をめぐるミニトレインも走っています。子供たちが、テラスから見えたこの赤くて可愛いミニトレインを見逃すはずは無く、もれなく乗車(笑）。　途中で乗車してきた老夫婦と旦那のカタコトフランス語会話も弾み（？）、大人６Sfr子供２Sfrの割には、乗車時間が長くて楽しめます。　しかし、このミニトレイン、欠点もあります。　それは、運行ルートに大きな芝生の、イケイケ公園があること（＾＿＾；）。　車窓から公園を見つけ、突然騒ぎ出す子供たち。　そりゃ、いつもジュネーブの小さいシケた公園で遊んでいるわけだし・・・。　あんな大きいイケてる遊具の公園見たら、降りて遊びたいわな（＾＿＾；）。　ということで、ミニトレインから見たヨーロッパ有数のレマン湖の眺めも、子供たちの心の琴線に触れるはずは無く、いつものように公園遊びで日は暮れていくのでありました(笑）。　　　　　　　　　　　　　　　　　　そこで一句・・・　公園が　あればいいのね　あんたたち●インフォメーション　ジュネーブより国鉄で３０分。本数は２０分に１本程度。　車なら、レマン湖畔道路をローザンヌ方面へ１時間程度。または高速で３０分程度で到着する。　観光案内所は、湖畔のヨットハーバー近くにある。モルジュには見所として、サヴォワ様式のモルジュ城(軍事博物館他２つの博物館併設）があるが、近隣のヴュフラン城や、オードリー・ヘップバーンが住んでいたトロシュナ（ヘップバーンの墓、住んでいた家、小さな記念館がある）の方が見所としては有名。　子供連れなら、レマン湖に向かって左側端の湖岸公園にある、大きな遊具公園がお薦め。芝生なのでピクニックも可。近隣駐車場あり。 

  2006年04月15日

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  サーカス　Cirque du Soleil　の公演

  　日曜日は今ジュネーブのプランパレ公園にやって来ているサーカス団、cirque du soleil（シルク　デュ　ソレイユ）のショーを見に行きました。　　                  　シルク　デュ　ソレイユは世界的に高い評価を得ているカナダの大パフォーマンス団。演目が幾つかあり、演目ごとのチームにわかれ、各々のチームが世界中で公演を行っていて、日本でも最近は主要都市で公演を行っています。　　公演は、「サーカスなんて子供の見るもの・・・」と、タカをくくって見に行った人が、舞台が終わると、「素晴らしい」と絶賛しだすという噂。　有名なだけあって、市内で宣伝を目にすることも多いので興味はあっても、入場料が高く（一番良い席は一人１１５Sfr.約１万円。サーカスは安い席だと遠くてピエロの芸などが見えないので是非一番良い席で見たい。）、家計費から出し渋っていた私ですが（笑）、旦那が家族全員分チケットを買ってくれたので観に行くことができました。　今回のジュネーブ公演演目はDralion（ドラゴンとライオンの意味）ドラリオン。中国を中心としたアジアの古典芸と、西洋のエンターテイメントを集合させた舞台ということだそうです。　サーカスを見るのは初めてではありませんでしたが、前見たのはボリショイ大サーカスで、トラや犬が芸をしたり、高度な技術の空中ブランコや綱渡りのある、いわゆる「サーカス」。　単にサーカスとしてはそちらの方が技術は高いし、そういう芸も楽しいものですが、ドラリオンには単なる芸を見るのではない、違った素晴らしさがありました。　とにかく豪華。　演出、舞台衣装、舞台装置。どれを取ってもゴージャスで、舞台は本当に夢の世界。　演目も、ただ空中ブランコ、ただ曲芸というふうではなく、ドラマティックな芝居仕立て。まず曲芸をする演者自身が素晴らしい演技力で魅せます。　バックではオペラ歌手が生で歌を歌い、ダンサー達が絶え間なく踊り・・・。そのダンサーの踊りと、バックの曲は全てオリジナル。しかもそれがタダのサーカスのオマケではなくて、この音楽だけでも北米ではＣＤとして普通に市販されていたり、ダンスと歌だけでも公演が成り立つほど、レベルの高い素晴らしいものです。　言ってみれば、サーカスとダンスとオペラが組み合わさったような舞台で、全く飽きることがありません。　これならあの高い入場券代も納得。　噂以上の素晴らしいショーでした。　演目は他にも色々あって、ジュネーブには毎年この季節１ヶ月半くらい来ているので、来年も見てみたいです。　え？来年は切符代家計費持ち？（＾＾；）　ちなみに、最ＶＩＰ席はスポンサーのＵＢＳが持ってるみたいですが、ここのチケットを持ってると、１時間前に集合して、舞台裏の見学ツアーつきだそうです。　どっかからまわってこないかなぁ～（さすがに無理か（＾＿＾；））。

  2006年04月10日

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  ジュネーブの植物園

  　今日は天気も良かったので、子供と３人でジュネーブの植物園（Jardin Botanique）へ行ってきました。　　　　　　　　　ジュネーブの町の規模に見合った小さな植物園ですが、ここのウリは、アルプスの自生植物たち。　でも、今の季節は地上部がすっかり枯れてしまって、植物の札しか見れません（＾＝＾；）。　また、温室も３つありますが、一番大きい所は作業中で閉鎖中。　レストランも休業。売店も休業。（＾＝＾；；）。　う～む・・・。　しかしまあ、おかげで人も少なくのんびりしているし、犬禁止なので広大な芝生に犬の糞もないし、思い切り走り回れて子ども達はゴキゲンです（＾－＾）。　何でただ走るだけがそんなに楽しいのかねぇ・・・。　そういえば日本でも「今日公園で何したの？」と聞いたら、「走った」　という答えが帰ってくることがしばしば・・・。　聞いてみると、２年生の男ども１２人で、公園から学校の玄関まで走って、グラウンド周り、また公園に戻るのを１周とし、何周回ったかを競うという、訳のわからない遊び（と言えるのか？　ま、学校と公園は隣だし、見晴らしもいいので事故は起こらんと思うが・・・）。　こうして意味もなく走る・・・というのは、どうも男しかしないらしい・・・。　わからん。　話を植物園に戻すと、今は早春ということで、シクラメンやクロッカスが足元に少し咲いているだけですが、もう少し暖かくなったらきっととてもきれいに緑と花で覆われるのだろうと思います。　そのときはお弁当でも持って来たいものです。●インフォメーション住所　　Direction Imperatrice 1 1292 Chambesy　　　　　　０２２－７３３－６９６９営業　　　４月～　９月　　8:00～19:00　　　　１０月～　３月　　9:30～17:00　　　　冬季、温室は早く閉まります。入園料　無料

  2006年02月23日

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  レマン湖の怪しいサウナ

  　今日はなぜか長男、「レマン湖の噴水が見たい」と言い出し、冬に逆戻りの寒風の中、午後にレマン湖へ行ってきました。　レマン湖の噴水は、風にあおられて殆んど水の幕と化していました（笑）。　　　　　　　　　　　　　　　　観光名所のレマン湖の噴水。普通は大体毎日出ています。　タダの噴水に見えますが実は細かい調整があって、強風の日は吹き上げる水圧を弱めたり、もっと風が強くなると止めてしまったりということをしているそうです（ということは、噴水係として人を雇っているということか？）　噴水を良く見るなら、西側の湖畔公園にある、パキの防波堤（Jetee des Paquis)の先端へ行くのがいいようです。防波堤入り口へ行くと、「LE SAUNA HAMMAM」 のでかい看板が・・・え？サウナ？ハマム？(ってトルコの？）何のこっちゃ？　取り合えず、防波堤を進むと、どうもここは夏場は湖水浴場となるらしく、人口の浜辺ならぬ水辺が作ってあり、飛び込み台やら、滑り台やらも。その反対側に「サウナ入り口」の看板が・・・。　怪しい。怪しすぎる・・・。いや、品行方正なジュネーブに怪しいものなどないか。　追求したい気持ちを抑え、取り合えず素通りして防波堤の先に向かいます。今日は強風で、防波堤の先端へ行ったら湖の中に飛ばされそうでした（＾＾；）。　その上、強風のせいか、先端へ行き着くと噴水は止まってしまっているし（＾＝＾；）ナニシニキタンダカ・・・。　仕方ないんで記念写真でも撮って（笑）、　　　　　　　　　　　　　　　　先ほどの謎を追求すべく、旦那はサウナ入り口の方へ進入（おい！）。　入ると左がサウナ、右がレマン湖のみえるセルフサービスカフェ。　寒いのでサウナの追求は取り合えず置いといて（いや、そもそも追求しなくていいし（＾＾；））、カフェに入ることにしました。　中に入ると嬉しいことにほとんど禁煙席。でっかい薪ストーブの前の席に陣取り、旦那はヴァン・ショー（熱いワイン）、私はキャロットケーキ（実はスイス名物）、子ども達はフルーツカクテルとココアで一息。そこからもサウナが見えて、その様子からすると、どうもサウナで汗をかいたら湖へドボン。またサウナ→湖→サウナ・・・。という、北欧式のサウナ設備らしいです。マッサージもあり。　え～？何ここ？　こんなん、どんなガイドブックにも載ってないよ！？　ホームページ発見　一番右のPortfolioで防波堤の写真も見られます。　この怪しいサウナに興味のわいたあなた、ジュネーブへお立ち寄りの際は是非・・・。●いちおうインフォメーション（＾＾；）　○サウナ（Le Sauna-Bain Turc-Hammam)　場所　　Jetee des Paquis（パキ防波堤）　電話　022-732-2974(英語可）　　営業　　１０時～２１時３０分（通年　毎日営業）　　　　　火曜日のみ　レディースデー　料金　　１回　１７Sfr (１１回券　１５０Sfr)　貸しタオル　５Sfr○マッサージ　営業　　１０時～２０時（予約制）　022-731-4134まで（９時～１３時まで受付）　料金　　２５分　　　　３０Sfr　　　　　　５０分　　　　６０Sfr（何でか安いぞ（＾＾；））　○併設カフェ　営業　　　８時～２１時３０分　価格　　　ヴァン・ショー　４Sfr ・・・他メニューも割と安い。　ついでに、湖にはカモメや白鳥や、その他色々な鳥達がやってきます。今日もパンを持って手から白鳥に食べさせているオジサンが・・・　怖い。怖すぎるぞ。　鳥インフルエンザのニュースを知らんのか！？（＾＝＾；）。　水辺に近づくと、でっかい白鳥がハネを膨らませた営業ポーズでやってきます。パンを見せると、水から上がってあなたに擦り寄ってきます。命がけでも白鳥と仲良くなりたい人には是非（＾＝＾；）・・・いや、やめてください。鳥インフルエンザにかかっても責任取れません。　　　　　　　　　　　　

  2006年02月19日

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  エシャランの小麦とパンの博物館

  　今日はとても天気が良かったので、午後からドライブがてら、エシャラン（Echallens）の、小麦とパンの博物館へ行ってきました。　ジュネーブからは車で１時間弱。ここ数日天気がよく暖かな日が続いていたためか、雪も殆んど溶け、小麦畑で芽を出している麦の葉の薄緑が春めいて、とてもすばらしいドライブになりました。　さて、エシャランの町はオリンピック委員会の本部があるローザンヌから北に１５キロ程度の村。　昔から小麦の生産で有名な地だそうです。博物館でパン作り体験ができるらしいということで、子供は楽しみにしていましたが、パン作り体験は朝８時半から予約制とのこと。　体験できず残念でした（；＿；）。　博物館は、小さな村のものにしてはよく纏まっています。博物館の売り（？）の、オーデイオビジュアル映像は英語版があるものの、セッティングが上手く行かずに２度も係りの人に「映ってません」と言いに行きました（＾＾；）。まあ、ほかに何があるでもない村なので、実際英語版を流すことは殆んど無いのかもしれません。　映像の内容は小麦栽培の歴史や、道具の変遷で、ちょっと子供には退屈でした。　博物館にはカフェ併設のパン工房があり、パンやお菓子が売っていて、主に地元の人たちがパンを買いに来たり、カフェで寛いだりしています。パンが作れなかったので、ここでコーヒーブレイクをし、お土産に博物館のパンを買いました。　また、無料のリーフレットにパン料理のレシピ集もあったので、それもゲット。　「今日はエシャランへ行くぞ」と、気合を入れて行くほどの話でもないですが、途中の小麦畑がとても美しいので、ちょっとしたドライブの目的地くらいの感じで訪れるには良いと思います。●インフォメーション●　　　　　↑（小麦とパンの博物館の前）　　　　　小麦とパンの博物館（La Maison du ble et du pain)開館時間　８時半～午後６時（パン屋、カフェとも）休み　　　月曜日（冬季は火曜日も）入館料　　大人８Sfr　子供５Sfr（ファミリーは各１Sfr引き）・パン作り体験は予約制。８時半～電話　０２１－８８１－５０７１

  2006年01月22日

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  Chateau de Chillon シヨン城

  　日本では知られていませんが、シヨン城は、レマン湖畔で一番有名なお城です。　ジュネーブからは、高速を使って、車で１時間くらい。ガイドブックには、モントルーの駅からバスで１０分とか、徒歩３０分とかありますが、車なら城のすぐそばに公共駐車場（といっても路肩駐車）があり、アクセスも楽々。　湖の中に佇む中世の城は、ロマンチックというより、見た目堅牢な要塞のよう。実際リーフレットを見ると、要塞であり、王侯貴族の居城であった・・・とあります。外から見ると、小さいお城だし、あまり期待していなかったのですが、中に入ってみると、予想以上に楽しい経験ができました。　シヨン城では、内部の多くの部分を見て回ることができます。　順路最初の地下の牢獄は、ジュネーヴの修道院長ボニヴァールが４年間柱に鎖でつながれていたという説明があり、「こんな岩牢、私だったら最初の冬を越せずに凍死。」という感じ。絞首台もあって、気分を盛り上げてくれます（＾＾；）。　武器や防具の飾られた大広間。大きな暖炉。この大きな暖炉で煮炊きをしていたのか、調理器具が展示され、いくつも大鍋がかけられる仕掛けになっています。　でも、いくらこの大きな暖炉で薪を燃やしても、この５０畳以上もありそうな石作りの部屋を完全に暖めることは難しそう。そういえば、昔読んだ本で、「中世ヨーロッパの城は、暖をとっても木の窓枠から隙間風が入り込み寒かった。床を引きずる長いカーテンをかけたり、天蓋つきベッドで、周りをカーテンで囲い隙間風を防いだ。それでも寒いので冬は幅広のベッドで何人かが寄り添って眠った・・・」というような記述を見たことがあります。　窓辺の石の椅子に腰掛けてレマン湖を見渡すと、きっと何百年も前にも、ここに誰かが座って、レマン湖を見ながら「今日はひえるなぁ」とか考えていたのだろうと思うと、不思議な気分。　シヨン城は中世の城なので、ヴェルサイユ宮殿のように、内部は華美ではありません。部屋は真四角ではないし、壁はでこぼこしていたり、石がむき出しになっていたりします。廊下も階段も抜け道のように狭く、窓も少ないので暗い・・・。男性はともかく、女性は長い重ね着のスカートでこの城の中を歩くのは、さぞや大変だったでしょう。きっと転げ落ちたご婦人もいたに違いありません。　夜なんか、自分の家でも歩くのがきっと怖い。蝋燭の光くらいでは、足元も見えないし。あ、でもトイレは寝室のすぐ近くにあるから、大丈夫か。　・・・何か、私ったら感想が一々ロマンチックじゃないですね（＾＾；）。　地下の礼拝堂や、外からの攻撃に備えた回廊、公開されていない階段や、細い通路もいくつかあり、城の中は迷路のよう。　これは・・・まるでドラゴンクエストの世界。　武具の展示の部屋には、本物のこん棒、鎧、剣、金の鍵も宝箱もあり、二人の息子は、ドラゴンクエストのテーマソングを歌いながら、歩き進んでいきます。天守閣の上まで登ると見学は終わりですが、ひととり見るのに１時間かかりました。　シヨン城侮りがたし。子ども達も、またお城に行きたいと、やる気マンマンで、帰宅しました。インフォメーション場所　　　Veytaux-Montreux開館　　　９：００～１８：００（入館は１時間前まで）　　　　　　１１～２月は１０：００～１７：００（入館は１時間前まで）料金　　　大人１０ＳＦｒ　　　　　　　小学生以上有料。Ｆａｍｉｌｙチケットがあり。その他　　おおまかな場所は、レマン湖の最東端。MontreuxとVilleneuveの間にある。湖の街道沿いなので、見つけやすい。日本語リーフレットあり。城の内部と、外の土産物屋にトイレあり。土産物屋は城門前の１箇所。近所の街道沿いにレストランあり。シヨン城から続く街道は、週末モントルー付近で大渋滞する。高速道路も混雑するが、信号がないだけマシかも。　　バスならモントルーから１番のトロリーバス。季節がよければ、レマン湖畔遊歩道を歩いても。モントルーの町を背にすると、湖に向かって左に歩く。 湖畔に見えているので迷わない。

  2005年12月14日

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  ＦｅｒｎｅｙのホテルCitadines

  　初めてジュネーブにやってきたときには、前任者の引継ぎの３日間、ホテルに宿泊しました。　ジュネーブにホテルは多いのですが、とにかく高い・・・。　ガイドブックにあるホテルなど、大体一泊３～６万円。季節が良く、レマン湖の見える部屋なら、８万円もするので、とても泊まれません（＾＾；）。（後で聞きましたが、ガイドブックに載る湖沿いのホテルで景色の良い部屋は、法人とかお金持ちとかの年間契約で埋まっていて、もともと殆ど部屋がないそうです。また、どんなに高くてもいいから湖の見える部屋を・・・という人もいて、１泊８万円でもすぐ予約が入るんだそうです）　そこで、ネットで探し、ジュネーブ空港からタクシーで５分。バスでもジュネーブ　コルナバン駅まで２０～３０分くらいのフランス領の村、Ferney Voltaire（略してフェルネ）にある、アパートホテルのＣｉｔａｄｉｎｅｓに泊まりました。　私達が泊まったときは、二人部屋で１３０ドル程度。４人部屋でも１７０ドルくらいでしたが、オフシーズンはもう少し安いようです。　ここはジュネーブ滞在者には、部屋探しの一時滞在や、新任者に斡旋するホテルとして、割と利用されているホテルです。　部屋には、ミニキッチンに、簡単な調理道具や食器、冷蔵庫、電子レンジ、食洗機、アイロン台とアイロン、ドライヤー、掃除機、金庫、電話、バスルームには、一般ホテルより大きい簡易物干しがあります。　共用施設として、インターネット無線接続と、プール。私達は使いませんでしたが、ランドリーもあるそうです。　朝食は有料で、希望者のみ。　ベッドメイクはありません。　部屋の広さはビジネスホテル程度なので、長期滞在予定の場合は、人数足す１～２人用の、広めの部屋を借りた方が良いようです。　泊まった１～２人用の部屋は、ソファーベッドを広げると、ほとんど居住空間はベッドということになってしまい、スーツケースが開けられないほど。でも、毎日ベッドを片付けて、ソファーに戻すのも大変で、長期となると、辛いです。　特に部屋探しをしながらとなると、ホテル暮らしが２ヶ月以上になるのも普通ですし。　旅行者だったら、Ｆｅｒｎｅｙには、この半額で、料理のおいしいHotel Franceはじめ、昔のお金持ちの家を改造した宿プチホテルもあり、そちらもとてもいい選択だと思います。　しかし、赴任となると、旦那が仕事もしつつ、子供の学校やらビザやら保険やら、生活の立ち上げもしつつ・・・なので、プチホテルでは、風呂がないとか、電話がないとか、大量の洗濯がしたいとか、ご飯と味噌汁が飲みたいとか・・・いろいろ不便もあり難しいと思います。　ところで、Ferneyは、ジュネーヴの人々にとても関係の深い町です。　もともとFerneyは哲学者Voltaireが設計した、小さな村でしたが、ここにもともと住んでいた人だけでなく、ジュネーブに住めない、あるいは住みたくない人々が、この地に住み、毎朝国境を越えてジュネーブに通っています。　勿論誰でもFerneyに住めるわけではありません。フランス人、国連職員、ＣＥＲＮの勤務者など、越境就労が可能な人だけですが、夕方になると国境が渋滞するほどの人数です。　Ferney近郊は、ジュネーブより安い大型ショッピングセンターもいくつかあるし、大きな朝市も立ちますし、レストランも色々あります。　町の規模に比べると生活も案外便利ですので、建設中も含め、新しいファミリー向けアパートがたくさん建っていて、人気の程が伺えます。　そのおかげでか、Ferneyはフランス側から見ると、場所は「ド田舎」になるのに、物価はパリ並の、「ちょっと変わった村」なんだそうです。それでも、家賃も物価もジュネーブより安いので、暮しやすいのです。私　「ね～、うちもフェルネに越そうよ。自然が一杯で和めるし。」夫　「うちの会社は自宅兼住所だから、会社の登記とか面倒だからだめ。」私　「私がやってやるっ！」夫　「フランス語もできないのに？（－＿－；）」　　しかし、この会話は、Ｆｅｒｎｅｙが、Ｒｏｌｌになったり、Ｃｏｐｐｅｔ　に変わったりして、何度となく夫婦の間で繰り返されるのでありました。

  2005年12月13日

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