釣り釜と旅箪笥、濃茶の回し飲み
今日は旅箪笥の運び点前で。お花見の季節柄、釣り釜なんだけど、この時期だけにお目にかかるので嬉しさが込みあがってくるよ。前にも書いたけど、桜の木の下で、野点ができたらいいなと思うこの頃。お濃の後、続きお薄で今日は終了。さて、濃茶なんだけど、何で回し飲みをするのって思うよね。いろんな説があるらしいんだけど、回し飲みは千利休の前からあったらしいんだよね。で、何とでも解釈はできるかもしんないけど、昔はタバコが貴重品で一部の人の楽しみだった時、キセルで回し飲んだ習慣があったんだって。そして、お茶の回し飲みもそこから来たんじゃないかって。そういえば...昔の人はタバコを吸うことを、タバコを「飲む」と言っていたし、お茶の席でもたばこ盆とキセルが出てくるよね。なるほどなと思った次第。2007年4月7日(土) 釣り釜と旅箪笥、濃茶の回し飲み四季風太(幻風庵主)