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カテゴリ:映画
ふらりと入った本屋さんで、文庫本を一冊購入。
辺見庸さんの『独航記』(角川文庫)。 このごろテレビのニュース番組などを眺めると、実に偏った印象を受けて不愉快になっていたので、自分のバランス感覚を思い出すのに好著だろうと思う。 まさにパラ読み。 いろいろ触発されるところがある。 タイトルでひきつけられたのが、「マチェクに自分重ねた」。 もちろんアンジェイ・ワイダ『灰とダイヤモンド』のこと。 >しかし、私はそうした政治性ではなく、チブルスキー演じるマチェクの自暴自棄と、どこか気だるい孤独感、そして彼の死に様に、より強く魅かれたのだと思う。 そうそう。 そんなんで、私のメガネも色が付いているのでしょう。 結びの、女のセリフも思い当たる節があるぞ。 >「チブルスキーって外人のくせに顔が大きいから好きじゃないのよ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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