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カテゴリ:音楽
【追記】No.2
例によって仕事を抜け出して浜へ夕陽を見にいく。 今日は車にどこかで見たようなダッフルコートを載せてあった。 これで防寒はバッチリ。 と思っていたのだが、甘かった。 やはり堤防の上まで波の飛沫が飛んでくる強風。 30分以上吹きっさらしの中にいたら、手の感覚がなくなっていた。 いやあ~、寒かった~。 日没時刻がだいぶ遅くなったのだ。 そう、暦の上ではもう春。 寒さはこれからが本番だ。 撮影した画像は深夜にアップします。 【追記】No.1 「マイベストMD」2003年9月版を発掘。 正確にはその作業の途中で作ったCD-Rを発掘した。 昼ごろそれを聴いてごろごろすごす。 二階はサンルーム、いい日当たりだわ。 昨年9月4日付日録で書いてました。 自分でギターを弾きながら歌う曲、というテーマだったようです。 いわゆる夜泣きね。 City of Glass / My Best MD 「マイベストMD」2003年9月版 1. Heart of Gold (Neil Young) 2. Like a Hurricane (Neil Young) 3. My Back Pages (Bob Dylan) 4. I Shall Be Released (Bob Dylan) 5. For Adam (Jackson Browne) 6. Rock Me on the Water (Jackson Browne) 7. 万物流転 (頭脳警察) 8. マーラーズ・パーラー’80 (PANTA&HAL) 9. 冬のサナトリウム~サルビアの花 (あがた森魚) 10. 私は地の果てまで (五つの赤い風船) 11. 時は流れて (中島みゆき) 12. 誰のせいでもない雨が (中島みゆき) 13. 流星 (吉田拓郎) 今日(2/4)の朝日新聞朝刊、いしいひさいちさんの4コママンガでは「ののちゃん」のおばあさんが「あれは アンタ、どこから見ても」「出征やで。」と喝破している。 そう、あれは出征や。 自衛隊「派遣」は世論操作の言葉。 自衛隊という名の軍隊の兵を、日本国は派遣した。 それは「派兵」ではないのか。 学生時代、コンパで軍歌を歌いたがるやつがいた。 二十歳にもなってどうかと思うが、他のやつとは違うんだぞという自己顕示のための行動だった。 思春期にありがちなやつね。 「反共」に自己のアイデンティティを見いだしたつもりになってたやつは、今頃どうしているのだろう。 テーゼが滅んだら、アンチは成立しないじゃないか。 コンパで歌われて特に気持ち悪かったのが、「海ゆかば」という曲。 ♪ 海ゆかば水漬く屍 ♪ 山ゆかば草むす屍 ♪ 大君の辺にこそ死なめ ♪ かへりみはせじ ヤマトの古代天皇制が完成された時代に、大伴家持が作った歌だ。 これにいくら荘重な曲を付けても、ワダツミに浮かぶ水死体と荒野に散乱する骸(ムクロ)のイメージは変わらない。 立法者という概念を学んだ。 国家なんて意外に少人数の、たとえば一人の人間の頭の中で作り出されたものだったりする。 明治国家の立法者は伊藤博文だし、それがモデルとした千年以上昔の律令国家は藤原不比等が立法者だった。 不比等の子孫たちはライバルと凄まじい権力闘争を繰り広げる。 大伴家持は、藤原氏との暗闘に敗れ去った屍の一人でもある。 家持は聖武天皇の警護役としての決意を高らかに歌っているのだが、おそらくは権力に随伴する喜びを率直に表現した、歓喜の歌の一部であるようだ。 この後、大伴氏は滅ぼされてしまう。 その言葉は大伴家持の気持ちを離れ、千年以上経ってから侵略戦争に利用されることとなった。 そこに最高権力者を警護する喜びなど、もう何も残ってはいない。 死屍累々。 映画『フルメタル・ジャケット』では米兵たちがディズニー王国の曲を歌っていたが、皇軍はこのような歌と共に屍体を築き、屍体となった。 大学近くの中華料理屋でわいわいと酔っ払ってるアホ学生(ワタクシです)の酔いがいっぺんに醒めてしまった。 日ごろアホなことばかり言ってるトコシマ君がそいつに食ってかかったのは意外だった。 それでも70年代のあいつは自分の顔をさらけだして、自分の声で歌っていた。 今では似たようなことを、巨大掲示板に巣くう連中が匿名のつもりで、しかも三十歳過ぎてやってたりする。 あほらしこっちゃ。 自分の人生を、そんな大君の「へ」あたりで係り結びしたくはないわ。 悪いことは言わない、若者たちよ、君らもそんな屁のようなもののために、水漬く屍や草むす屍なんぞにはなってくれるなよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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