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原始人ランナーの部屋

原始人ランナーの部屋

2007チャレンジ富士五湖(100k)

チャレンジ富士五湖2007(100k)完走記

28日(土)
・いよいよ初のウルトラ前日。GWの混雑を予想して,宇都宮を7時半に出発。高速を使わずに下で行くことに決定しました。4号線→16号線→甲州街道と初めて通るところがほとんどでプチ車窓を楽しみました。
『狭山っていいところだな』『横田基地でかいな~』『これが高尾山かあ』などなどです。
 さて会場には13時30分に着きました。ウルトラランナーは独特な感じがしたのと,自分はまだ若い方だなという印象を受けました。さすが大人のスポーツウルトラマラソン。
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 受付を済ませてホテルに向かいました。明日の準備と朝食など手配して近くの『温泉寺』に行きました。
 夕食は近くの定食屋にて済ませました。
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 2泊した『プラザイン河口湖』です。

29日(日)
・朝は2時30分に起きました。天気予報をチェックして,サンドイッチ,おにぎり,アミノゼリー,バナナと缶コーヒーを摂取し出発しました。
 会場につくと緊張感も高まってきました。トイレを済ませられずにスタートを迎えそうでした。
 4時半にスタートになる『チャレンジ111k』に参加される楽天bermyさん,ドミンゴさんに会いたいとスタート付近をうろうろしたいたら会えました!スタート前にかたい握手をさせていただきました。bermyさんはハセツネ以来,ドミンゴさんは初めてお会いできました。
 さていよいよスタート10分前になりました。タレント『アンデゥ』の妹も参加していました。えいえいおーをしてスタート,富士が少しずつ見えてきた早朝5時でした。
(レース前半:スタート~50k)
・とにかくスピードを出すなと言い聞かせてのスタートでしたが,10k地点でほぼキロ5分ペースできてしまいました。これがスピードを抑えられない原始人Rの短所です(悲)
 10kを過ぎて20kを目指す山中湖付近で腹痛に2度も襲われました。5kごとにトイレにいきました。並んでいたこともありそのロスは10分くらいです。まだまだ先は長いし,焦らずにいました。その後は腹痛もおさまり気持ちよく走れました。
 40kを過ぎるとbarmyさんに会えました。
『上位のほうだから頑張って』
 有難い激をいれてもらいました。河口湖湖畔は河口湖日刊スポーツマラソンでもお馴染みのコースでまた春のこのコースも素敵だと思いました。何せ富士が絶景でした。
 フル(42.5k)地点を3時間48分で通過。設定よりも速いけどこのまま行けるだろういう自信のほうがこのときは大きかったです。
 西湖に続くダラダラとした登り坂で50k,4時間29分24秒で通過です。このまま行けばサブ10は確実!と思いましたが・・・
(レース後半:50k~ゴール
・着替え受け取りでは袋の中のサプリメントを入れて登りに向かいました。西湖に入ると今までがうそのように人がいなくなり,さびしさも増してきました。60k付近でまたトイレ,65kでもトイレとこのレース中に4度も簡単にできないほうのトイレタイムをとっていました。
 トイレに行くようになってから脱水状態も始まっていたと思いました。本栖湖の折り返しのエイドではクラクラきていたので,水をかぶり,サイダー,オレンジジュースを続けて飲みました。それでスタートしたのですがかなりヤバイ状態になり100m進んだところで,またエイドに戻りました。事情を説明していたら近くの人が
『塩とって休んで!』
とアドバイスしてくださったのでそうしてみること5分。少しはよくなりましたがあと30kを考え弱気になっていました。
『リタイアしようか…』
『歩いてでも30k進むか。』

など迷っていた時にZZZさんがエイドに。
『原始人ランナーさんですよね?たまに見ていますよ。そういえばkuriさんに会いましたか?トンネルの手前にいますよ』
と教えてくれました。ZZZさんのことはkuriさんのブログから名前だけは存じ上げていましたが,こうしてお話するのは初でした。辛い状況の時にこうして話ができたことでも救われた感じで前に進もうという勇気がわきました。またせっかくランナーたちを応援にきたkuriさんにもご挨拶をと思い,そこまではスロージョグで進もうとエイドを後にしました。
 少し進むと後ろから
『原始人さん!』と。kuriさんです!しゃおらいさんも御一緒でした。なんとkuriさんからは差し入れを頂きとても感謝し,嬉しく思いました。
さっそくパワーをもらい進んだのですが,2k進んだあたりでまた足がフラフラ。頭クラクラになりました。ここで5k近くそんな状態で歩きました。
 このまま歩くのかと思っていたらエイドやkuriさんの差し入れが効いたのでしょう,意欲も体も回復して少しずつ走れるようになりました。80k~90kまではキロ5分まで復活するという脅威の走りで,歩き出してから無理になっていたサブ10がまた近づき始めました。
 95k,9時間23分で通過。何とか行けそうと思いました。するとここからがまさに地獄でした。2.5kで300m登る,最後の心臓破りの坂です。最初は走っていましたが,急な息切れと同時に足が動かなくなり歩くのがやっとになってしまいました。あと5kなのに・・・。
 あと2.5kでサブ10は絶望的になりましたが,とにかくここまで走ってこられたのだから自分の脚と支えてくれた方々などに感謝の気持ちで走り続けました。
 ゴールは思わずジャンプ!サブ10こそできなかったけど100k走ったぞ!
100k 10.11.47

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 完走メダル&バスタオル&ふじやまビール


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