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カテゴリ:本
↑クリックするとアフィリエイトサイトに遷移します。 ゴールデンウィーク帰省の際、実家にあった本です。表紙からして如何にも今年の大河ドラマ「風林火山」の便乗企画かな、と思ったのですが、ぱらぱらめくってみると、なかなか面白そうだったのでそのまま借りてきました。 小説家としては、新田次郎、池波正太郎、松本清張、坂口安吾、司馬遼太郎・・・など錚々たる顔ぶれです。取り扱われている題材としても山本勘助はじめ、竹中半兵衛、黒田如水、真田幸村など、これまた有名な歴史上の人物が多数登場してきます。 短編小説集なので、ひとつひとつの話は割りとすらっと読めます。また、歴史小説もこうしていろいろな小説家の作品を並べて読むと、文体や主題の置き方などにもそれぞれ違いもあってそれもまた興味深かったです。 個人的にはやっぱり司馬遼太郎が一番良かったです。主題(コンセプト)が明確であり、登場人物のキャラクターが確立しており、かつ文体の表現がとても表情豊かだと思いました。やはり歴史小説における稀有の才能だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.19 01:16:35
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