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2013年09月08日
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カテゴリ:カテゴリ未分類


テレビ番組でターナーの「戦艦テメレール号」についての
特集がありました。この絵はターナーの代表作の1つで
2005年にBBCが行った英国民の好きな絵のアンケート
で1位になり、また画家自身とても気に入っていて最後ま
で手放さなかった作品だそうです。

美しい夕日が印象的な絵ですが、番組ではこの太陽は
夕日なのだろうか、という疑問を出していました。というの
は戦艦テメレール号はテムズ川を東から西に向かって
引かれていったので、戦艦の後ろに日が沈むのはおかし
いというわけです。実際の風景ではあのように見える場所
はない、それでも海戦で活躍した戦艦が最後引かれてい
く場面は夕日がふさわしいとターナーは考え、そのような
構図で絵を描いたのでしょう。夕日だけでなく、実際の戦艦
テメレール号はその時はマストはなく黒と黄色に塗られて
いたといいますから、それも現実とは違う輝く白に塗ったの
も画家の直感イメージであり、絵と言うのは現実をいかに
忠実に再現するかではないのだなとつくづく思いました。

もう1つ番組で紹介していたことで注目したのは、この絵は
走る蒸気機関車の絵(正式なタイトルは長くて覚えきれな
かった)とサイズがぴったり同じで構図もよく似ているという
ことでした。どちらも画面右下に向かって蒸気機関車や蒸気
船が進み、力強く動く黒いものと前の時代の白いもの(戦艦
や橋)とのコントラストがあります。1枚の絵に夕日と夜の
空があり、古いものと新しいものがあり、動きがあり、詩とドラ
マがある、本当にすごい作品です。そしてターナーの絵を見て
いつも思うのですが、この人は少年の頃から若くして名声を
掴んだ時、そして晩年の実験的な作品まで、どれを見ても
本当に絵を描くことが好きだったのだなと感じます。好きなこと
を生涯誠実にやり続けた、そんな人生がうらやましいです。





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Last updated  2013年09月08日 16時28分35秒
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