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2007.08.14
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ラビン回想録

ラビン回想録

図書館で読んでしまった本である。1974年から77年、1992年から95年までイスラエル首相を勤め、中東和平を推進し、惜しくも凶弾に倒れたイツハク・ラビン氏の自伝である。回想録自体は1977年の首相退任までであるが、「一人の男」半生としてはとても面白い本であった。

ラビン氏はパレスチナに生まれ、若くして「ユダヤ人民兵組織ハガナ」に参加。第一次中東戦争の時は若干26歳で国防軍中佐・大隊長に、32歳の若さで国防軍少将、さらに若干42歳で国防軍中将・参謀総長になったというからもの凄い早熟な人なのかも。第3次中東戦争後、軍を退役し政治家となり、1974年に労働党党首、そして首相に選出される。1977年の選挙で労働党はリクードに敗北し、野に下るが、1992年の選挙で首相に返り咲き、中東和平を推進、ノーベル平和賞を受賞するも、1995年に凶弾に倒れる。

本を読んでみて、この人はとても愚直というかまじめな人なのであるなあと感じてしまった。不器用さと寡黙さも文章から感じ取られる。説明としては少ないが、第一次中東戦争の時の上官から出された非情な命令に対しての複雑な気持ちの露呈、また恩師でもあり、尊敬していた、イスラエル初代首相ダビッド・ベングリオン氏の「老獪な政治家ぶり」への戸惑いと反発を記しているところから、前記のようなラビン氏の人柄を感じ取った次第である。

本としてはイスラエルの歴史書としての側面と一人の男の自伝としての側面もあり、僕は一人の男の半生としてとても面白い本であると感じた。

軍人・政治家として生きたラビン氏は本当は「農夫として穏やかな日々」を過ごしたかったらしいと以前ある本で読んだことがある。(何の本であったか忘れた)また、凶弾に倒れる直前の平和集会で「自分の人生の中で一番幸せな時を過ごしている」と側近に語ったそうである。

長い本だけど読んでみてとてもよかった。

ではでは。





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Last updated  2007.08.14 18:49:35
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