あんに女史からの伝言①〜ハイレグビキニ団の陰謀の巻〜
➖この物語はメタファーであり、実在の人物・団体とは隠喩的関係しかありません➖みなさま、こんにちは!私は至極冷静なあんに女史death。 今日は慧眼で盲目なみなさまに警告しにまいりました。いま、安倍公房ではないですが、「ハイレグビキニ団」と名乗る連中が我が国の学術界に「闖入(ちんにゅう)」し、日本のアカデミアを乱倫のプラットフォームにしようとしています。 彼らの目的は乱交death。異なるメーディウム同士の乱交のみならず、概念相互を乱交させ、いかがわしいpartiesを幾度も主催しているようなのです。 そこで、私は彼らに対抗し、純潔の女神となるため、ひとり「紐パンティ団」を立ち上げ、日本のアカデミアをハイレグビキニ野郎どもの乱倫から守りたい、とそう考えております。 しかしながら、彼らの監視網であるハイレグNetworkは、私の純潔への意志を即座に感じとり、先日枕元にハイレグビキニの異端審問官を送りこんできたのです。 異端審問官「お前は紐パンティ団団長にして唯一の団員、あんに女史だな?控えおろう、我らはハイレグビキニの使徒なり〜。今すぐ悔い改め、お前が穿いている紐パンティを脱ぎ捨て、ハイレグビキニに穿きかえるのだ!」 あんに「可触平面を中途半端に拡張させている貴方がたの魔の手にはのらないわ!ハイレグビキニに汚染された研究者の脳内を、紐パンティ一色に書き換えていく、それが紐パン団長としての私の使命なのですもの。」 私はすぐさま着ている衣服を脱ぎ捨て、紐パンティいっちょうになると、長ネギを手に取りました。 あんに「そいやーーー!!!!」 長ネギを天に振りかざし、私は日本古来の伝統芸能オタ芸にて、ハイレグ野郎どものおっ祓い活動を開始したのです。 オタ芸、そこに込められているのは、アイドルの純潔を乞い願うオタク達の熱き血潮。 私はその様式美に体現された純潔への意志を、自身の友であり、研究対象でもあるメーディウムどもへと解き放ちました。 あんに「メーディウムどもよ、乱交するでない!お前たちに生殖機能はないがゆえ、ガンダムみてえに合体して多機能を誇り、格好つけたいのはよく分かる。しかしな、皆んな違って皆んないい。皆んな違って皆んないいんだよ…。」 異端審問官「何をごちゃごちゃぬかしておる。ハイレグビキニを穿くのか穿かないのか?これは踏み絵だ、あんに女史。さあ、今すぐに悔い改め、ハイレグビキニに穿きかえよ!」 うちひしがれる私の目の前に、ドジョウの長老が現れました。 長老「ワシは…ワシは…実はな…。」 あんに「どうしたの?長老ってばモジモジしちゃって。」 長老「は、恥ずかしいっ…」 あんに「ゴホッあなたが恥ずかしがると砂ぼこりが立つのよ。」 長老「こそっと教えてやる。ワシはな、スティぐれールと契りを交わしたんじゃい。」 あんに「なんですと?スティぐれールって、もしかして、あの可愛らしいblack ball?」 長老「そうじゃ、スティぐれールの凄さは、その可愛らしさにとどまらない。3Dプリンターどもよひれ伏せぇい!スティぐれールは複製技術界の帝王というべき装置なのじゃ。ワシはあいつが空から降ってきた時から見初めておった。」 あんに「ご結婚おめでとう。そういえば、スティぐれールが複製したアーキビスト集団"俺っちーズ"にやりこめられたのだわ。」 長老「ワシはスティぐれールに何度も体当たりして、ワシの数を増やしたんじゃよ。でもワシらは自己増殖しているにすぎん。だからワシらは常に純潔なのじゃ。」 あんに「……ゴフッゴフッゴフッッ凄まじい砂ぼこりだわ。いったい何が起きているの?」 長老「あそこに見えるのは、ワシの大群じゃよ。」 あんに「ちょっと待って。あのドジョウ達と長老との区別がつかないじゃないの!」 長老「何を隠そう、あいつらはスティぐれールが複製したワシ達なのじゃからな。もう何匹おるのか、ワシ自身も把握しておらん。」 あんに「そもそもドジョウに個性なんてあるのかしら?」 長老「人類マウンティングをしおって。ワシらにはお前ら人間たちこそ無個性に見えるぞ。」 長老ズ「ワシっワシっワシっワシッワシらは純潔じゃ〜い!」 あんに「なにはともあれ、なんという純潔の底力。私のオタ芸が強力な助太刀ドジョウどもを呼び寄せたのね。さあ、長老ズ、あの紐ブラジャーこそ革命の旗印。清らかなスペルマを、ハイレグビキニの異端審問官に向けて解き放てーー!!」長老ズ「ワシっワシっワシっワシッワシッワシッワシッワシッワシっワシっワシっワシッワシッワシッワシッらは純潔じゃ〜い!」 異端審問官「おお、なんという純潔の光…その中央に鎮座するドジョウの顔した聖母マリアが見える!」あんに「立ち去りなさい、ハイレグビキニの使徒よ。乱交を諦め、お前たちこそ悔い改めよ!!」異端審問官「…くっここはひとまず退散するぞ。しかし、我らは多勢。いずれまた現れ、ハイレグビキニを穿かせてやるぞ。覚えておれ〜。」長老「スティぐれールとワシ達の勝利じゃ。あんに女史、悪は立ち去ったぞよ。」 あんに「ひとまず日本のアカデミアの平穏は保たれましたわ。ドジョウの長老たちの清らかなスペルマにより、純潔の経験値が溜まってきたからね。ありがとう、長老ズ!」ワシっワシらは純潔じゃ〜〜い!!= = = 阿Q「な、てめえらが放置し続けたから、あんに女史は本物の阿呆になってしまったのだ。このまま生温かく見守っていこうぜ!」