カテゴリ:四国を訪ねる旅
日本各地から、長宗我部ファンが高知に集まってくる。 土佐の武将・長宗我部元親の命日と、 その初陣の日に因んで行われる、長宗我部初陣祭。 この初陣祭には、以前、2度ほど参加したことがあるのですが、 久々に参加してみると、この催しも規模がますます大きくなっていて、 さらにパワーアップしたイベントとなっていました。 今回は、「土佐長宗我部の陣」と銘打って、 1日目(5/18(土))は、岡豊城のある高知県立歴史民俗資料館 2日目(5/19(日))は、元親初陣像のある長浜を、それぞれ会場にして、 2日間にわたり様々なイベントが行われました。 グルメ屋台、長宗我部検定クイズや、ゆるキャラも登場。 とても、多くの人で賑わっていました。 そして、圧巻だったのが、行われる演目の数々。 そのいくつかを、紹介しましょう。 長宗我部を題材にした舞台「誰ガタメノ剣」の公演を行っている 劇団シアターキューブリック出演による出陣式。 聴衆も一緒に、ときの声を上げ、盛り上がりました。 大分から駆けつけた、豊後大友鉄砲隊の方々による火縄銃の演武。 とどろき渡る轟音には、ただただ驚くばかりで、もの凄い迫力でした。 これは、550年前に、 長宗我部が大友を救援するため九州に兵を送ったという故事に因むもの。 秀吉の九州征伐の前哨戦となったこの戦いは、 戸次川(へつぎがわ)の戦いと呼ばれるもので、 元親の嫡男・信親が戦死を遂げるなど、壮絶な死闘が繰り広げられた戦いでありました。 信親の墓は、今も豊後にあって、高知・大分、相互の交流が続けられています。 この鉄砲隊の演武は、2日目の長浜会場でも行われました。 2日目は、若宮八幡からの武者行列と西条だんじりで幕を開けます。 長宗我部の武者行列・大友鉄砲隊、それに続いて、地元小中学生によるちびっこ武者も。 元親初陣像前まで、行進を行います。 西条だんじりは、江戸時代から続く愛媛・西条まつりで奉納されている勇壮なだんじり。 今回からの特別参加ということで、祭りの雰囲気を大いに盛り上げてくれました。 元親初陣像の前では、初陣祭の神事と 恒例の銅像洗いが行われました。 銅像洗いは、四国電力のクレーン車を借りて、 元親像の間近かまで近寄り、像を洗うもの。 珍しい光景なので、必ずや一見の価値があると思います。 18日の夜には、主催者、出演者、観客が一堂に集まって 懇親会も行われました。 高知を中心とした長宗我部ブームは、 着実に盛り上がってきていることを感じます。 ゆうママをはじめ、高知の人々とも、久々に会うことが出来て、 とても、楽しい2日間でありました。 写真は、昼食に食べた「初陣弁当・鬼和子」 鬼和子とは、初陣後の勇猛な戦いぶりに対して、そう呼ばれたという 元親のあだ名です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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