GWの長野・・・花豆おこわ
ゴールディンウィーク最終日は、季節が逆戻りをしてしまったかのような雨でした。今日からは、昨夜帰宅したばかりのミニ旅行について書いていこうと思っています。ミニ旅行の名の通り、一泊でしたが長野へ遊びに行ってきたのです。今回訪れた長野県の蓼科 (たてしな) は、長野県中部と山梨県境にそびえる標高2,500~2,800mの峰が連なる八ヶ岳の西麓にある高原地帯。 内陸である事と標高が高い為に5月初旬でも山に残る残雪、花見と新緑、結果として三つの景色が一緒に楽しめてしまえるところでした。本州で一番最後に桜の咲くところとして知られていますが、6月になればツツジです。きっとその季節も、見事なことでしょう。宿泊したホテルは、女の神山と呼ばれる蓼科山を水面に映す女神湖の畔です。さてその朝の事。いつもでしたら早起きなど出来ない私なのに、連休初めからの連日のテレビニュースによる高速道路の渋滞情報が気になって早朝5時に目が覚めてしまいました。今回一緒に行く事になった母を実家に迎えに行ってからになりますので、まずは東北道へ。やはり朝から混んでいますね、今までのゴールディンウィークよりも車の数が多く感じてしまいました。その後は信越自動車道の群馬経由で長野までのコースとなりますから、道路の状況はその他の高速道路の様なことはありませんけれど、SAなどはやはり多くの人です。長野県内へ入って初めは真田氏の城のあった上田から、こちらでは上田駅前の長野銘菓「みすず飴」を製造販売する飯島商店でお買い物をしました。ここのお店は長野へ来る時には必ずと言うくらいに寄り道をしていますし、このブログ内でも何度か登場をしていますから今回は画像もレポもなしです。次はまだ午前中でしたけれど、夕食を美味しく頂く為に早めのお昼と参りましょう。夜はフレンチを予約しましたから、お昼は和食です。それも軽くがポイントですね。上田から東に少々戻ります。懐古園や、島崎藤村の詩「小諸なる古城のほとり・・・」の、小諸市内の「中吉(なかきち)」で頂きました。このお店は、以前夫婦で温泉巡りをしていた頃からいつも読ませていただいたあるご夫婦のサイトで知ったのです。築120年も経つ家屋を、そのまま利用してお店としています。小諸は今まではただ通り過ぎていただけでした。江戸から善光寺への参拝客の通った北国街道。その通り沿い、店舗の入口は小さいけれど風情のある粋な佇まいです。ドアを開けると静かにジャズが流れる店内は、昔懐かしいクラシカルなムードでいっぱいです。私の着席したテーブルの、隣には「箱階段」が。見上げると天井の一部は吹き抜けになって大きな梁の残る造り、それ程広くはない店内に開放感をもたらしています。店の奧に中庭が見えました。その横には小上がりの和室があって、ここではグループでの食事も落ち着いて楽しめそうです。すでに予約済みとなっていましたが、このテーブルは重厚な引き戸を利用したもの。店内はどこも、女性好みのとても良い雰囲気ですねお店のキャッチフレーズ「町屋でごはん」は、お箸袋にも書かれています。私と母の女性陣は、浅間高原特産の花豆を蒸篭でむした「花豆おこわ」を食べてみたかった。大きな茶碗蒸しも魅力です、そこで一番人気の千曲膳を。夫はおこわではなくて、冷たいお蕎麦のついているそば膳?にしました。それぞれに出されるサラダと野沢菜漬け、このサラダは結構美味しかったです。錦糸卵?と点心の皮をパリパリに揚げたものがトッピングされているの。かかっていたドレッシングは、オリジナルかしら。花豆が信州の特産品なのは前から知っていたけれど、こうして「おこわ」で頂くのは初めてです。甘すぎるいかと思っていた程ではない。大きな花豆はすごく柔らかくて、ちょっと甘めですがとても美味しく頂きました茶碗蒸しの上のトロリとしたあんは、生姜が効いていてこちらも初めてのお味。お蕎麦用の七味味唐辛子は、善光寺門前に店を構える「八幡屋礒五郎」の唐辛子。これは勿論の事ですね。長野県民は七味唐辛子と言ったら、こちらのブランドしか使わないのだとか・・・私もこの唐辛子は過去に何度か買って来たことがありましたし、今回も自宅用に購入しました。中吉・支店は、軽井沢にも出店されているとの情報もあります。元気だった頃、桜の時期訪れている懐古園はパスして、せっかくなので小諸駅へ行って見ることにしました。この駅は、しなの鉄道とJR東日本の共同使用駅なのです。軽井沢とその反対の長野行きが出ている、しなの鉄道。小海・小淵沢方面への小海線は、ここが始発です。駅構内で新鮮な野菜や山菜が売られているのは、面白いですね山ウドやミズナが新鮮で美味しそう~、タラの芽は売切れてしまっていました。