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カテゴリ:オーラの泉
高校生のときは、二年間、登校拒否や引き篭りをしていたという宮本亜門さん。
宮「鍵を閉めて、とにかく人と会いたくないってやっていたし。 おふくろに本当に悪いことしたなと思っているのは、子供のときから 『何で僕を産んだの?』って言ったんですね、何回も。 僕は本当に、それを知りたかった。生きてるのが嫌だという気持ちじゃないんですよ。 自分に自信がないということもあるんでしょうけど、 常に確認したいというタイプであったことは事実かな。」 江「妥協がないですものね。日常の中でも、全て一貫して、パーフェクトを望みますものね。」 美「考え過ぎ病なの。神経が指先までで止まっていなくて、指の先から出ているような人。」 江「国分さんなら、お風呂のお湯を入れながらでも寝られますでしょう☆? (守護してくださる方からご注意があったとのこと☆)亜門さんの場合は、 いまどれくらいの分量かを考えながら、他の行動をとっている。」 宮「普通そうじゃないですか?」 国「そんなこと考えないですよー。」 【美輪明宏 人生学校虎の巻】 宮「僕は飛行機に乗っていても、自分がいまどこにいるか知りたい人なんですよ。ニューヨークに 行くたびに『ここらへんかなあ。何かあったときのために一応、だいたいアラスカあたり?』 とかチェックしたいタイプ。」 国「すごい・・・。」 太一君と宮本さん、このあたりはまったく両極にいらっしゃるようです。 国「不登校の原因はわかりますか?」 宮「人とのコミュニケーションかな・・・。もともと好きなものが変わっていて、 仏道とか裏千家が好きだし。」 美「話題が合わないのね。」 宮「とにかく、合わない。」 美「周りは子供ばかりだもの。こちらは大人の感覚だから。」 宮「大人の中で生きていたようなタイプなんで。どうやっても上手くあわせなくちゃいけない、 気を使う方で合わせる。またそれはできるんだけど、あとで疲れちゃって。 『行きたくないな、行きたくないな』と思ったときに、一日目、『行きたくない。』 二日目、『やっぱり行きたくない。』三日目『絶対行きたくない。』ということで、二年間。」 こういった傾向は、やはり前世も同じだったそう。 江「なんでここまでお土産持ってきちゃうかなっていうくらい。」 美「全然、清算していないのね。」 【美輪明宏 人生ノート】 宮本さんが番組にいらしたのは、ふたつの目的があると江原さん。 ひとつめが「自分自身の魂のルーツを知ること」 ふたつめは「お母さまからのメッセージを受け取るため」 ここで太一君が、再び不登校について話を戻してくれました。 国「二年間不登校で、『よし学校に行こう』って立ち直ったきっかけは覚えていますか?」 宮「両親がお酒を飲んで諍いをしていて、僕は外に出てどうしようと思っていたら、 おふくろが『学校に行かなくていいわ』って初めて言ったんです。 『ありがとう』と答えたら『そのかわり、お願いがあるの。病院に行って。』と。 それで結局、精神科に一週間行ったら、すごく楽しかった。 もうコミュニケーションが面白くて、否定はされないし、 すべて『ああ、いいんじゃない』と言われたら、うわぁーっと盛り上がってきて、 その勢いですぐ、学校に行っちゃったんですよ。僕の場合は、そういう風で。」 美「相手が大人だったからよ。」 宮「そうかもしれない。」 そのあと、宮本さんは演劇に出会い、人生が自分の場所と思えるように変化していったそう。 美「つまり、生きがいを見つけたのよね。」 宮「自分の出し方がわかったというか。これに関しては、こういう風にしていいんだ、 隠さなくていいんだ、表に出していいんだと。だから演出をやっていても楽しいんですよ。」 国「亜門さんが学生のときになったようなことを、 今、抱えている子供たちも多いじゃないですか。」 美「多いですよ、本当に、多い。」 国「その子たちに言えるメッセージは、自分をアピールできるものを探したりということも 大事ということなんですか・・・。」 宮「ケースバイケースで、人によっても違うと思うんですよ。 総括して言うと、とても危険だと思います。」 美「まさにそうよ。全部ひとそれぞれ。だって、容姿容貌、顔も姿も、生活環境も、健康状態も、 才能も、家族関係、仕事場、お家の職業、何から何まで、全部違うのよ、人間は。 引き篭りだからって、全部同じ状態じゃないの。みんな違うの。 だからそれを一括して、こうって言うのはちょっとね。」 宮「かえって危険。それぞれの紐の結び目を解いてゆく方法があると思うから。 僕は偶然、こうだったという。」 【ぴんぽんぱんふたり話】 美「お母さまがね、ありとあらゆる手を使って、亜門ちゃんをね、 『何とかして・・・。』と思って、脅したりすかしたり、いろんなことをやってみたり。 それで結局、『病院に行ってちょうだい』。 自分でおやりになれることは全部、おやりになったと思うのね。」 亜門さんの場合は、前世をずっと持ち越していたため、その時初めて、 産声をあげたようなものなのだそう。 江「生まれ変わったことに、ずっと気づかないでいた。 だからお母さんは大変な難産だったということです。」 亜門さんの前世は、茶坊主さんで、芸術家で、何でもできるような才能のある方。 政治にも関わり、それが災いして幽閉され、最後は斬首されてしまった。 ゆえに今世でも、政治関係の人と関わることをこなしてはいても、あまりお好きではない。 ☆ 茶坊主・・・ 室町~江戸時代 武家に仕えて茶道を取り仕切ったお坊さん。 主人にさまざまに助言することも。 美「建前はお茶の給仕係りみたいなものだけど、諸大名の情報を全部知っているのよ。 隣の座敷に控えていて、いろんな話を知って、大名に橋渡ししたり、情報を売ったり。 一目も二目もおかれて、大名よりも力を持っていた茶坊主もいたわけなの。」 【美輪明宏 紫の履歴書】 お母さまとは前世でも親子で、幼少のときに家を出されて茶坊主になった亜門さんを 不憫に感じておられたため、今生でも親子関係のやり直しを。 首を触られるのがお嫌なのも、前世での最期が原因。 また、長い間座敷牢に幽閉されていたことも、今世での引き篭りに関係しているそうですが、 人との関わりがなく、気患いがないため、かえって安心を感じていたそう。 宮「本当にそうですね。部屋に閉じこもっていたときに、クラシックやミュージカル、 音楽をたくさん聴いて、その世界観があんまり楽しいので、 これを視覚化したいというのが演出家のスタートだと思うんですよ。 周りからみると無責任に見えるかもしれないけれど、すごく大切な時間だったんです。」 ☆江原さんは「子どもが危ない!」という著書で、 ひきこもりには二種類あるとおっしゃっています。 ひとつは「魂の高さ」からくるひきこもり。 もうひとつは「心の弱さ、幼さ」からくるひきこもり。 前者の場合は、ひきこもりは「魂の整理期間」。 宮本亜門さんをはじめ、天才達の通過儀礼のようなもので、 それほど心配いらないそうですが、 大多数である後者は、やはり物質面のケアだけではなく、マニュアルに頼るのでもなく、 それぞれの子どもと共に、直面しているハードルをクリアして成長しようとする、 本当の親の愛情を必要としているようです。 【子どもが危ない!】 明日に続きます。 *** オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回を読んで下さる方は 「精神美(オーラの泉など)」へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 2, 2006 09:04:26 PM
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