御霊神社から武生駅方面にある本興寺へ。
このお寺も、越前国府があった場所ではないかという説があるそうで、
境内には、紫式部ゆかりの梅が花を咲かせていました。
梅といえば、紫の上が死期を悟ったとき、
後に匂宮と呼ばれるようになる孫の皇子に
語りかけたシーンを連想します。
「
紅梅」という帖もあって、当時、すでに花といえば桜といわれ、
和歌にも多く詠まれるようになっていた風潮のなかでも、
作家のお好みは薫り高い梅の方だったのでしょう。
さて、本興寺が越前国府があったとされる根拠には
周辺の地名が「国府」となっていることがあるようです。
武生駅方面へ向かう途中、偶然に目に入った表示。
地名は古来の姿を最も忠実に残しているともいわれるそうですから、
可能性はあるかもしれませんね。
さて、駅前のアル・プラザに戻り、お土産の買い足しをします☆
観光地のお楽しみのひとつは、現地の一般の方々が行くショッピングセンターを覗くこと。
地元の方々には慣れ親しんだものでも、ストレンジャーには目新しいものがあったりして
興味深いのです。
最初に目にとまったのは、厚さが4~5センチくらいはあろうかと思われる、
厚揚げ。帰宅した日に子供と一緒に美味しくいただきました。
次にチェックしたのは、乾物コーナー。
やはり初めて見るものがあって、「打ち豆」という
大豆が潰した状態で袋に入っていました。
丸のままよりも、煮る時間が短くなるのだそうです。
帰省したときの父へのお土産用には、日本酒。
観光客用のショップでもチェックしていた「一本義」という銘柄で
地元価格で純米酒の方を購入できました。
母には、定番の「羽二重餅」。帰省したときに渡したら、
飛び上がって喜んでいました☆
そのほか、とびうおのお刺身や、車内での飲食物を手に入れ、
二時間分の駐車のために必要なレシートを提示して、武生を後にします。
高速道路にのったのは、夕刻が迫るころ。
行きはスムーズに走行できましたが、帰りは渋滞が始まっていましたので
南条サービスエリアで早めの夕食を。
いつもお蕎麦ですね☆
こちらは越前そばというそうで、太めの麺に冷たいつゆが良く合っていましたので、
現地で購入した生そばも、冷たくしていただきました。
打ち豆は、まだ調理していませんけれども、
玄米と一緒に炊いてみようかなと思っています。
また佳き旅ができますように。
ご覧いただきありがとうございました。
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