エゾシカによる食害
何度も伝えて来たが、この地域の雪の多さは過去にあまり経験した事が無い位だ。 しかも昨年12月、一度に大雪が降った事で殆どの笹の葉が雪の下になった。(奥地の方が積雪が少ない現象がある)コレまでは雪が降っても、今時期にはまだトド林などでは幾らか笹の葉が出ておりシカもなんとか餓えをしのいできたのだが、すでに笹が雪の下になってから一ヶ月程経つ。 そうした中で、現在シカ達の食料は 樹皮 或いは小枝になり こうして樹皮を剥がれた木は枯れ、小枝と共に芽を食われた小木は枯れてしまう。 これから雪解けの4月までシカ達の越冬場所となる森林では、このような食害により次世代の小雑木は殆ど育たないという事になるだろう。 農業被害は単年度の繰り返しだが、森林被害は20~30年を経てきた木が枯れ再生していくはずの小木が被害に遭って、再生出来ない山になってしまう可能性が大である。 シカ達にも好みの樹皮が有るようだが、いずれにしても被害は大きくなるだろう。 どれだけの抑止力になるか分からないが、明日の休日はシカ猟に行って来ます。