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元SF小説家・春橋哲史のブログ(フクイチ核災害は継続中)

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2018.10.12
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​​​​​​​​​ 今回は、これまで書いていなかった話です。

 9月28日に、吉良よし子参議院議員の議員会館の事務所で、ALPS処理済み水と高速増殖原型炉「もんじゅ」に関するレクに同席した事は、当ブログでも記事にしています。

(リンク)​9月28日に、吉良よし子参議院議員の事務所で、ALPS処理済み水のレクチャーに同席

 当記事では、公聴会からレクに至るまでの経緯を紹介致します。


2016年5・6月に最初のレク

 吉良よし子さんとは、吉良さんが議員に当選する前に金曜行動のスピーチエリアで知り合いました。
 吉良さんが国会議員としての活動を続けている間に、私は、原子力規制委員会の会議を傍聴するようになり、フクイチのリスクが国会や国民の間で共有されていない事に危機感に近い意識を持つようになりました。

 吉良さんは多忙な中、何度も時間を取って、私の話を聞いてくれました。この間、吉良さんは結婚・出産と、個人的にも大変な時期であるにも関わらず、私との連絡を絶やさないようにしてくれました。この積み重ねの結果、2016年の5月・6月に、福島第一に関するレクが実現しました(質問の量が多かった為、2回に分ける事になりました。5・6月でワンセットとご理解下さい)。
 この間の経緯は当ブログにもまとめています(レクの中身については、項目別にリンクを張っています)。

(リンク)吉良事務所でのレクに至った経緯詳細~吉良よし子議員と多くの人への感謝~

 この時は参議院選挙が近付き、党の中央委員としても多忙であろうと思われる中、合計で2時間以上も時間を取ってくれました。更に、吉良事務所から省庁へ投げかける質問文案の作成も任せて下さり、レクの内容と結果の報告についても私のブログに一任してくれました。

 信頼頂いていることに感謝すると共に、責任の重さに、文字通り、身の引き締まるような思いでした。

 このレクの後、「是非、第二弾をやりたいですね」と話していたのですが、今回のALPS処理済み水の公聴会が切っ掛けとなって実現しました。


9月5日の懇談と情報共有

 吉良議員には情報提供を続けていて、「多核種除去・・・小委員会」が公聴会を開く方針を打ち出した時から、その進展は、必要に応じて伝えていました。
 公聴会を傍聴した私の印象と感想は、既に当ブログに書いている通りです(下記)。私は「公聴会の内容と意義は、是非、吉良さんと共有する必要がある」と思いました。

(リンク)ALPS処理済み水に関する公聴会の意義と役割~意見総数は179件~

 吉良議員に私の意向を伝えたところ、秘書のMさんを通じて連絡が有り、9月5日の水曜日に「議員会館の事務所に来て下さい」という事になりました。
 こうして、公聴会から一週間も経たず、記憶が薄れない内に、1時間程度、吉良議員と話すことが出来ました。

 吉良議員は、私の一方的だったかも知れない話をよく聞いてくれました。
「8月末から、もんじゅの燃料取り出しが開始された事」も伝え、原研機構のポンチ絵を元に状況もお話ししたのですが、それは付け足しの事で、メインは「ALPS処理済み水」でした。
 タンク容量限界までの時間的猶予や、私の考える敷地拡張案もグラフ・ポンチ絵を元に伝え、吉良議員とは「どのような代替案を取るかはともかくとして、今はとにかく、経産省に訊く必要がある。タンク内の水の濃度も調べなければいけませんね」という点で一致しました。

 情報共有や打ち合わせの為に、議員会館の吉良事務所には何度もお邪魔しているのですが、9月5日の日程は、吉良議員や事務所の方に負担をかけたと思います。この日は、私の仕事の都合で18時過ぎにして貰いました。秘書のOさんも同席の上、吉良議員との話が終わったのは19時10分頃でした。
 この時間なら、早く帰宅して、旦那さんや幼い息子さんと、家族水入らずで過ごしたいところでしょう。家族団欒の時間を奪ってしまったようで、申し訳なかったです。それでも、嫌な顔一つせず、独特の人懐っこい笑顔を浮かべて熱心に質問してくる吉良議員は、いつもの吉良議員でした。


前日に伝えられた「28日のレク」

 9月5日の懇談の際には、経産省からのレクチャー等の話は一切なかったのですが、この後、吉良議員と事務所が迅速に動いてくれたものと思われます。
 吉良議員は、この後、福島県と沖縄県に行き、毎週木曜夕刻の街宣を始めています。3連休を2回挟んでいますから、経産省との打ち合わせも、それ程、余裕は無かったと思われます。

 にも関わらず、27日の木曜日に街宣の手伝いに行ったら、「明日の28日に経産省から話を聞くことに・・・」と知らされました。私は、10月1日の「第10回 多核種・・・小委員会」の後になるだろうと勝手に思っていたので、不意を衝かれる思いでした。
 とは言え、貴重な機会ですから、同席しない手はありません。27日は、ほぼ徹夜で、翌日の質問の為の資料を準備しました。時間が少ないのは分かっていたので、あれもこれもは訊けません。ポイントを絞って、本当に必要な事に限定する必要がありました。経産省や原子力規制委員会の過去の資料を引っ繰り返し、「相手側」に1枚で示すことのできる資料を探しました。

 又、何人かの方(特に福島県の方や避難している方)には、無理を承知で「ここだけの話ですが、明日、経産省の担当者に話を聞けます。処理済み水の事で何か訊きたい事はないですか」と連絡しました。その結果、当日の質問に取り入れたものもありました。

(リンク)​当日の質疑応答の内容はこちらの記事を参照


レクを振り返って~吉良議員からのメッセージ~

 上記のブログ記事に載せていますが、まさか、自分が作った資料を示しながら、官僚に質問が出来る日が来るとは思っていませんでした。その他、経産省や規制委員会の資料の選び方も概ね上手くいったようで、経産省・規制庁から資料への反論・訂正は無いまま、スムーズに話が進められました。僅か30分程度でしたが、私にとっては、これまでの集大成を昇華させる思いでした。

 10月1日の小委員会を傍聴した後で振り返ってみると、小委員会の直前にレクの日程をぶつけた吉良議員の判断は正しかったと思います。
 小委員会の内容を先取りしたことで、10月1日の傍聴も、事前に資料を読む時も、大きな流れが分かっているので、落ち着いていられました。知られていなかった事実が確認できたのは、レクの大きな成果なのですが、その他にも、官僚相手の時は「これからの流れを把握するのが大事」ということを身を以て学びました。
 又、小委員会直前の28日の金曜行動でスピーチできたので、多くの人に伝えられたのも成果だと思います(希望のエリアの動画は当記事の一番下に)。

 もとより、このレクは、決して誰か一人の力でできたものではありません。
 吉良さんと知り合う場を作ってくれた反原連の皆さん、毎回10分前後のスピーチを認めてくれるパパママウォーク(希望のエリア)の皆さん、吉良さんに投票した70万3901人の東京都内の有権者の皆さん、公聴会で意見表明なさった44人の皆さん、前日の急な連絡にも関わらず質問案を返信して下さった福島県のWさん、会議や裁判を傍聴したいという理由で有給やシフト変更を認めてくれた私の勤務先、その他、多くの皆様の協力や理解、何よりも「原発いらない」の声を上げ続ける人達がいなければ、このレクには繋がらなかったでしょう。

 国民の思いや懸念を国権の最高機関たる国会に反映するという、憲法に規定された「国民の代表」としての役割を果たそうとしている吉良よし子参議院議員と事務所の皆様に、この場を借りて、改めて感謝いたします。吉良さんが国会議員で、本当に良かった。

 最後に、吉良議員から頂いた私信の一部を、本人の許可を得て掲載します(括弧は私が補ったもの。この点も吉良さん了承済み)。

「なによりトリチウム(等汚染)水の海洋放出とめるために力を尽くさなくては。引き続き、がんばります。」


動画と写真

9月28日の希望のエリアの動画​(ツイキャス録画/私は44分15秒~/IEではエラーの可能性あり)

同・UPLAN​(吉良議員は6分40秒~[レクに関する話は無し]/私は44分10秒~)


↓ 9月5日に、参議院議員会館7階の吉良事務所で撮影




春橋哲史(ツイッターアカウント:haruhasiSF)​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

※ 10/12 文章を一部追加。






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Last updated  2018.10.12 07:42:07
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