テーマ:懐かしのフォークソング(678)
カテゴリ: 「風来坊」
作曲:山木康世 (インストゥルメンタル)
発売年:1977(昭和52)年11月1日 5th album『風来坊』に収録 「レクイエム」とは、キリスト教において、死者が天国へ迎え入れられるように神に祈る儀式で歌われるミサ曲のことをいうそうです 日本語では「鎮魂曲」と訳されることもあります。 「8・27」とは日付のこと、 そう… ふきのとうにとって、とても大切な人が亡くなった日でした アマチュア時代、デビュー前の2人を東京まで連れていき、 コンテストに参加させた、STVラジオディレクターの故・竹田健二氏でした 松山千春を見出したディレクターとしても、知られています。 まだ若くして、77年8月27日、仕事中に倒れて急逝されたそうです。 この竹田氏のことを悼み「君をいつまでも忘れない」という曲も 後に山木さんが作られているのですが、 それが収録されるのは1年後の次のアルバムで、 この時には、出来事が重すぎて、詞をつけることができなかったとも。。 アルバム発売が11月1日ですから、 このときには気持ちの整理がつかなかったのかもしれないし、 まにあわなかっただけなのかもしれませんが 『出来事…』という題で手記を、次の年のアルバムに寄せてあります 紹介したいのですが、とても長いので一部だけ… ある”出来事”を心の中で”想い出”と呼べるようになるまでに、人はそれぞれに似合った時間を必要とする。… こうして1年が流れてたけど、まだその”想い出”を心の外に出して話すことが上手くできないでいる。… 改めて曲を聴いてみると、ピアノやアコースティックギターの上に、 マンドリンがメロディーを奏でていました。 悲しい旋律ではないのです、 ほわっと温かく、包み込まれるような 短い楽曲ですが 竹田氏のことやこれまでのことを想って作ったのでしょうね。。 それから、33年の月日が流れたということです。 演奏映像はないのですが、編集でエンディングと共に「レクイエム8・27」がDVDの一番最後に流れます。
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今晩は!
この前が春雷と言うのも何か意味がありそうですよね。レクイエム。。突然の急逝。。歌詞をつけるにも付けれないと言うのは判るような気がします。と言うことは曲先行だったのでしょうね。 (Aug 27, 2010 05:55:44 PM)
親こあらさん、どうもです~。
>この前が春雷と言うのも何か意味がありそうですよね。 DVDの曲順のことですよね。うーん、どうでしょう。 たまたま、春雷がアンコールの一番最後の方で歌われたものだったので。。 このライブの中では「君をいつまでも忘れない」も歌われていますし、竹田さんとの想い出についても語っていて。 プロになるきっかけとなった音楽祭で歌った場所は、その日比谷野音だったのです、 ですから、DVD化した時に、竹田さんへの感謝の意味もあったのではないかな…と思います。 レクイエム。。突然の急逝。。歌詞をつけるにも付けれないと言うのは判るような気がします。と言うことは曲先行だったのでしょうね。 ----- そうですね、わかりませんが、とにかく曲だけができて、歌詞をつけるつもりもなかったのかもしれません。 (Aug 27, 2010 08:03:25 PM)
koutaHさん
>言葉にすると嘘になる”ということもありますからね・・・ > >だから、音楽って必要なんですね。 ----- 深いなぁ。。。koutaHさん。 ありがとうございます。 そういうことか~。 (Aug 27, 2010 10:27:35 PM)
こんばんは。
言葉にできない・・・オフコース(小田さん)。そんな時ってありますよね。 深い悲しみ、それも突然に・・・ 気持の整理ができない。ほんまそうですよね。 「日にち薬」っていいますけど、ある程度時間がたたないと、なんか、めっちゃわかる気がします。 でも、いまの思いをなんかで表現したい、残したい。そんな中で、曲だけは・・・。アーチストの本能が働いた? こんな風に、自分の思いを表現された、山木さん。 なんか、共感し、ますます好きになりました。 (Aug 27, 2010 11:00:01 PM)
うる3世さん、どうもです。
>深い悲しみ、それも突然に・・・ 気持の整理ができない。ほんまそうですよね。 >「日にち薬」っていいますけど、ある程度時間がたたないと、なんか、めっちゃわかる気がします。 そうですね。。 野音ライブのLPノートにもありますが、 「またここで『夕暮れの街』を歌った…、 12年たったら『君をいつまでも忘れない』という唄が出来ていた」 竹田さんに連れられて歌った「夕暮れの街」の日比谷野音、 10周年にもまにあわずに先立たれてしまうなんて、誰も想像できなかったでしょう… >でも、いまの思いをなんかで表現したい、残したい。そんな中で、曲だけは・・・。アーチストの本能が働いた? まさに、そんなふうに思いますね。。 >言葉にできない・・・オフコース(小田さん)。そんな時ってありますよね。 この歌はなんか大きくなりすぎて、唯一苦手な曲です まともに正面からきけません… (Aug 29, 2010 01:14:20 AM)
おはようです。
親しい人が亡くなるって、日に日に寂しさが増して… 特に一年間は辛いものでした…去年の今頃は~と何につけ思い出すのです… そして少しずつ、悲しみや寂しさも薄まっていくように思います… 思い出話は出来ても、ビデオは見られません… 変ですね… 人に限らず、家族と変わらない動物もそうですね… この曲は、はるのひさんが書いておられるようにに…悲しいイメージというより優しい…温かい感じもしますね… 残された者は~悲しみに溺れてばかりはいられないものね… (Aug 29, 2010 10:27:41 AM)
こみかんさん
----- ご訪問ありがとうございます。 しばらく、パソコンから離れていました。 親しい人、特に肉親との別れですよね 切ることのできない関係ですし、自分の物心ついた時からずっといてくれた人が、もういないっていう感覚 何につけても思い出し、不意に 哀しみがあふれてきてしまったり。。 仕事上でお世話になった人との別れとは、どのようなものでしょう その時は大変なショックでも、長い時間がたつにつれ その感情も薄らいでいく気がしますね。。なんとなく。 (Sep 1, 2010 01:54:42 AM) |
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