カテゴリ:日々戯言
居間にかかっている時計は、秒針が音もなくスーッと流れていくもので
それを見ていると、「あぁ、アナログやなぁ」とふと思った。 アナログとは「ある量またはデータを、連続的に変化しうる物理量で表現すること」で この「連続的に」というのが、大事な意味。 時計のイメージが、わかりやすい。 その対義語として、デジタルは「ある量またはデータを、有限桁の数字列(例えば2進数)として表現すること」 数値で表されるもの、ですね。 その処理されているものがデジタル○○という言葉がたくさんあるわけですが。 このデジタルという語の漠然としたイメージ、コンピュータ、ハイテクといった印象から そういうものの対義語として「アナログ」と思っている人が多いようだが 本来のアナログの意味とは無関係なもの。 私はこのことについて、一度どこかで書いているような気がしてならない… コンピュータやハイテク機器が苦手なことを謙遜して、 「自分、アナログ人間だから…」という用法は、厳密には誤用だろう。 アナログ機器が好きだという意味で使われる人は少ないのではないかな。 でも、言葉は生きているので、時とともに使い方が変わっていく。 実際に「比喩的に、電子機器の使用が苦手なこと。(アナログ人間)」と 広辞苑に載っているのだから。 誤用は誤用でなくなっていく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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