カテゴリ:展覧会
画鬼と呼ばれた絵師、暁斎の展覧会に行きました。
家族の理解と不平を感じつつ、日帰りで母と本日行って参りました。 ![]() 今までで一番肉筆が揃う展覧会だし、今後このレベルで揃うのはいつになるか分らない。 なので、決行してしまいました。 でも、なぜ京都だけなんでしょうね。 暁斎は江戸っ子だし、東京国立博物館は代表作、山姥と金太郎や地獄変相図など何点も所蔵しているのに、なぜやらないのでしょうかとひとしきりぶつぶつ~。 今回、暁斎の作品群は、パワーが溢れて、見るほうもパワーを必要としました。。 そのパワーは、滑稽さに現れる放屁合戦のような作品、ダイナミックなパワーの引幕、細かい描写の地獄極楽巡り図のような画帖になど、様々です。 はじめ国芳に学び、狩野派を極めてからも、枠組みを超えて研鑽を続けた暁斎は、精一杯実力を注文主のために発揮しようとしているから、絵にジレンマや迷いが感じられない。 さながら職人のごとく。 そこがいわゆる芸術史から評価を受けにくくしている、前近代的部分なのかもしれませんが、見る方にはある意味、小気味よくさえ感じたりして、その幅広い画域と技術に素直にすごいと思ってしまいます。 今回、初公開や、余り見たことのない作品も展示されていました。松浦武四郎の涅槃図は、現世、異世界の神と鬼、玩具などが画風で描き分けされていて、感心して見入ってしまいました。猫を抱く美人図は本当にたおやかで美人でした。 欲をいえば、ギメ東洋美術館のキリストの顔をした釈迦図と、福富コレクションの作品をもっと見たかったかな~。 でも館内の展示はきつきつでした。もう増やせないですね。 朝早めに行きましたが、館内は混雑し、帰りがけ振り返ると、館から貸し出された傘で日差しをよける人々が並んでいました。 時間があれば常設の二階の絵画もお勧めしたいです。暁斎の学んだ狩野派の師匠や先人の絵、細密な中国の絵など、かつて彼が知識として頭に入っていたであろう絵画が見られます。何気なく国宝や重要文化財が展示されていました。 ところで昨日買ったメゾンカイザーのパンはサンドイッチにしてしまいましたとさ。 美味しかったです。 クルミも美味しいし、四角いパンはサンドイッチにぴったりでした。 ![]() ![]() 左はパンの王道、メゾンカイザーのクロワッサンやお気に入りの105円のフィナンシェの袋です。光り輝く美しいスィーツ(ベリーのケーキ~、ミルフィユなど)は今回我慢しました。 ル・ルソールに比べて値段は高めですが、パンは全体に大きめです。(値段はレシートによる推定) ちなみに、左の写真右上はサンドにおすすめのパン178円 となりはパン・オ・ノア 248円 くるみのパンです。 中央の四角いパンはチャバタ(だっけ?)220円 クロワッサンは178円 パリ・フィガロ誌で一位に輝いたことで有名。 フィナンシェは105円(賞味期限が短い。翌日まででした) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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