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カテゴリ:会社
26、7の頃か。度々登場するのだが例の兄弟?優秀営業マンの先輩だが、当時有名漫才師の家や、結構異色の契約者を担当したものである。
何度となくお客の家に同行訪問してもらい、横でその説明を聞くのであるが、当方も横で「はい、買います」と言いたくなるくらい説得力があり、的を得ているのだ。お客を紹介していただいた方にもきちんと報告したり、とても好感持てる存在感のある人物であった。 だからほとんど営業で外出することはなく、社内にいて当時社員が本社に1,000人ほどいただろうか、「だれだれが家を建てるから・・」、「身内で家を建てるので・・」とか紹介を持ってきてくれるのである。 その分お金も半端な使い方ではなかった記憶もある。 その同行してもらった帰りに「(名前)、暇やろ、時間あるか」と言われ、当方も気軽に「大丈夫です。時間あります」と言うと、その先輩は深夜喫茶に入り漫画の本を読みだすではないか、当方は漫画の本がだめで週刊誌等を読んでいたのだが、朝まで読むとは思わないものである。驚いたものだ。 夜の11時頃から朝方6時までである。 それから「行くぞ」といわれ車に乗りこみ高速に乗ると、今度はミナミで降りて早朝ソープに行くではないか。当方の分も出してくれたのだが、無事終了の後、そのまま会社に行ったのである。 先輩から教えてもらっていた置きネクタイを机の引き出しから出し、昨日のネクタイと変えて仕事した記憶がある。 当時は、やることなすことが当方たちと全くケタ外れなものであった。 そう言えば、こういうこともあった。 契約したお客さんが大阪の枚方でスナックを開店するらしいのである。 その開店祝いにに行くのだが、人が多い方が喜んでくれるといわれ先輩に誘われ福岡出身の後輩と二人、それに紹介者で同じ会社の先輩の同期の方と4人で訪問したのだ。 前話であちら系でとても怖い人らしいのだ。 その話を聞いて、先輩に「怖い人らしいので行くのやめていいですか」というと、全然そんな方ではないといわれるではないか。当方も後輩も初めて会う方で、先輩の話を信用して一緒に訪問したのである。 薄暗い表入口から入ると、奥様がいてとても派手な方である。それから数分経ってから来られたのであるが、なんとそのものなのである。もろに怖いのである。 歌を歌われると、花の応援団ではないけれど、拍手の仕方が両手の手のひらをまっすぐ縦にして叩く拍手である。 しゃべるどころの話では無かった記憶がある。 その方は、大阪ミナミでソープ(よくソープがでてくるが)等を経営されていて、一度奥様と車で売上金の回収に回られたこともあったそうである。 で、自宅に新築の建物の代金の受け取りに行かれた時に、「あっ、代金ね」、「そこの冷蔵庫の上の段ボール箱下してくれ」と言われ下してみると、その中からわしづかみでうん千万円手渡されたそうである。 結局は、建物代金の一部未収金が残り広島に転勤されたのである。 それから数年が経ち、奈良支店に転勤され、一度話したのだが広島で新築したのはよかったのだが、隣の敷地と間違えて建ててしまったそうである。いろいろと事件を起こし、辞める話を支店長に言われたそうであるが、その支店長が本社に連絡すると、当時の役員に辞めさせるな、と言われたらしく「××君は、有名なんだな」と言われ、それで奈良に戻られてきたとのことである。 とても波乱万丈の生き方をされていたのだが、それ以来どうされているのか・・ 年は60を超えたぐらいであろうか、元気で頑張ってくれていたらいいのだが。 しかしながら今思うのは、話が上手いに越したことはないが、それよりも大事なのは、下手でも、汗を掻いてでも、真剣に話してくれる営業の方がいいのかも知れない。 ↓宜しく、お願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年03月28日 20時45分38秒
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