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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2007年08月25日
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 最新号の日経エレクトロニクスに耳より?な話が載っています。何と容積が同じでも低音が2倍出るスピーカーだとか。その秘密は多孔性カーボン素材を中に詰めることにありました。

(以下引用)

 松下電器産業は,低音の音量を最大2倍に引き上げられるスピーカー技術を開発した(発表資料)。この技術を使えば,従来と同じ容積のスピーカーであれば音質を高めることが可能である。従来と同等の音質で構わなければ,スピーカーの容積を減らして小型化できる。AV機器などの据え置き型の機器だけでなく,携帯電話機や携帯型音楽プレーヤーといった小型機器にも適用できるとする。

 今回のスピーカー技術は,「多孔性カーボン素材」と呼ぶ材料を,スピーカーのキャビネット内部に配置するというもの。ナノ・スケールの細孔を備えた多孔性カーボン素材が空気中の分子を吸着・脱離する性質を利用し,キャビネット内部の空気圧変化を抑える。低音再生時にスピーカーの振動板は前後に大きく動くことになるが,キャビネット内部の空気圧が一時的に高まる。この空気圧の上昇はキャビネット内部の容積が小さくなるほど顕著になり,それにつれて振動板の動きが妨げられるようになる。結果として,音量を稼げなくなってしまう。多孔性カーボン素材を使うと,空気中の分子を吸着することで空気圧の上昇を抑えられるので,振動板は良好に動作する。この効果によって,家庭用AV機器に使うスピーカーであれば80Hz程度,携帯電話機に使うスピーカーであれば 800Hz程度の低音を再生したときに,音量は最大2倍になったとする。

 (引用終わり)
 
出典:Tech On!
 
 確かに小型化には威力を発揮すると思いますが、私のようなオーディオフリークにとっては、低音が2倍出ることに魅力を感じます。要するに、ノウハウはあるにしても多孔性カーボン素材なるものをスピーカーの中に入れればいいだけですから。。。
 
 この素材が売り出されて欲しいですが松下からは出ないでしょう。どこかのメーカーが出せばヒットすること間違いないでしょう。ただ、特許があるので、出すのが難しい可能性はあります。

 たとえば全然違う用途で特許をとって売り出せば、風の噂でマニアに伝わりオーディオに使われるということも可能性としてはあります。何しろかの有名なインシュレーターで大活躍しているブチルゴムのもともとの用途は、「気体透通性が小さいのでタイヤのインナーチューブが最大の用途」(電気史偉人典より http://www.ijinten.com/contents/yougo/butiru.htm)だそうですから、思いも寄らなかったわけです。

 ただ、「衝撃吸収性・エネルギー吸収性に優れる」という特徴がありますから、インシュレーターの素材を探していたオーディオ研究者(確かオーディオ評論家の金子英男氏)が、その特徴を手がかりにブチルゴムに出会ったと言うべきでしょうか。
 
閑話休題

 もっとも、空気圧を一定にする技術というのは世の中には一杯あるわけですからその応用でも良いですね。例えば圧力逃がし弁みたいな物ではどうでしょうか。
 
 ナノ加工技術は素人には手に負えませんが、その他の技術なら素人でも発明可能だと思います。どうですか、発明で一山当てては????





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Last updated  2007年08月25日 21時34分01秒
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