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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2007年12月26日
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 「5兆円が万引きされている」という医療ライター 伊藤 左知子氏によるショッキングな記事がSafty Japanの12月26日号に載っていました。

 これは英国の調査機関センター・フォー・リテイル・リサーチ社が小売り業について初めて行われたものです。

■全世界の小売業のロスは11兆4000億円 そのうちの42%は万引き

それによると、2007年の世界32カ国の小売業でのロスは売上の1.36%約11兆4000億円に上り、そのうちの42%が万引きだそうです。

 調査が実施された国は、北米、欧州、アジア太平洋地域の32カ国。2007年1月から7月までの期間で、売上高に対するロス率がもっとも高かったのは、インドの2.90%。続いて、タイ1.65%、米国1.52%とワースト3が続く。

■日本は下から4番目 しかしロス額は1兆1186億円

 日本は下から4番目で1.04%ですが、ロス額は1兆1186億円にも達しています。万引きは57.1%で平均よりも高いです。ロス率が一番多いインド(2.9%)での万引き律は50.2%ですがそれよりも多い数字です。

■ねらわれる商品は化粧品とスキンケア製品がトップ

 狙われやすい商品は化粧品とスキンケア製品、お酒、婦人服、香水と続きます。剃刀の替え刃が6位に入っているのは面白いと思います。

■深刻な書店での万引き

 アジア太平洋地域で特徴的なのは、新聞や雑誌、文具や書籍が13位に入っていることで、日本では書店での万引きが経営を圧迫していることは周知の事実です。これは、年間売上の1~2%にもなるそうです。

■ロス額の多い従業員による万引き

 驚いたのは、従業員の万引きです。世界の小売業で見たロスで最も多いのは顧客による窃盗42.0%ですが、続くのは従業員による盗難で何と35.2%もあるというんですから。

 地域別に見てみると、日本を含むアジア太平洋地域と欧州では、顧客による窃盗のロス額が圧倒的に高いのに対し、北米(カナダ、米国)では、従業員による盗難の方が多いそうです。従業員の万引きの場合盗難額が大きくなるため小売店の問題も深刻になります。

■セキュリティ対策が急務??

 セキュリティ対策が急務ということでこの論文は結ばれています。

 しかし果たしてそうなのでしょうか。現象を押さえ込むのではなく、原因を取り除くことが必要だと思います。例えば、ジュリアーニ氏がニューヨーク市長だったときの「破れ窓論」に代表される、環境を変えることもその1つでしょう。出来るだけ万引きが出来ないような環境を作ること、それは可能だと思います。

 さらに、それよりも重要なこと、それは高いモラルを持った国民を作ることに他ならないのではないでしょうか。それは時間のかかる困難なことですが、最終的には最もお金のかからないシステムだと言えるのではないでしょうか。





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Last updated  2007年12月26日 22時57分31秒
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