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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2008年09月24日
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 今年の8月25日がチキンラーメンが発売されてから50年目に当たるそうです。50年たっても相変わらず売れ続けているその秘密をコミュニケーションデザインという会社のメールマガジンが取り上げています。

(以下引用)

1.商品クオリティーの高さ

チキンラーメンは一切の妥協を許さない徹底した仕事ぶりが 評価され、「美味い」「安い」「早い、便利」そして「安全」という、 価値の高い商品を50年もの間、世に送り出すことが出来たといえます。
 商品認知度云々の前に、まずは製品そのものの品質にこだわりをもつことで、類似商品を寄せ付けないブランド力を内在していたと言えるかもしれません。

2.話題喚起のための絶え間ない商品開発

製品そのものをほぼ変えずして、外袋の「キャラクター」に光を当てる ことで注目を集め、「どんぶりカップ」の導入やサイズを工夫した 「ミニタイプ」の発売、さらには「たまごポケット」を付加するなど、 食べ方や機能性の充実を図ることで、話題を喚起し、商品鮮度と価値を 高めることに成功してきました。

また、「すぐおいしいぃ~、すごくおいしいぃ~♪」でおなじみのCMソングは、思わず口ずさんでしまうほどの名曲。 話題喚起、ブランド力向上に貢献した“立役者”とも言えます。

(中略)


3.食品業界を飛び越えた他業界巻き込み力

チキンラーメンのブランド戦略を分析していくと、面白い共通点を発見することができます。前述のとおり、ラーメン自体のクオリティーにとことんこだわり、常に高品質を追い求め、50年間努力を重ねてきました。

一方で、同時に「食品分野」以外の力もうまく活用してブランド力強化を推進してきたようです。

その例のひとつに、「器」とのコラボレーションがあります。発泡スチロールカップ容器に入った「チキンラーメンどんぶり」はもとより、 マグカップや土鍋をセットにして商品化することで、「食」という分野に付随する製品を積極的に巻き込んできました。

(中略)

こういった他業界を巻き込んだブランド戦略は、同社の企業理念である、“食足世平”“美健賢食”“食創為世”という考え方に基づいたものなのかもしれません。

つまり、食とは生命を維持するために必要なものであり、芸術、文化、思想、全ては食が足りて健康であることで語れるものである。そういう 意味で「食をつくり世のためにつくす」という考え方です。


このように企業理念が一貫してブランド戦略にまで落としこまれているからこそ、チキンラーメンは50年もの間、インスタントラーメンのトップブランドとして君臨し続けることが出来たのかもしれません。

(引用終わり)

 昨今マーケティングが発達して、ともすればマーケティングによってモノが売れるようになると思い込んでいる人がいるようです。
 
 しかし、それは誤解です。
 
 マーケティングはあくまでも従で主は商品力です。
 
 商品が良くなければ、何をやっても売れないことははっきりしていると思います。
 
 商品に力がなければ、売る方もどこか引け目を感じてしまいます。
 
 顧客はそれを敏感に感じ取って、ひいてしまうという図式があります。
 
 チキンラーメンはいくら売れているといっても、爆発的に売れているわけではなく、そこそこ売れているといった状態だったと思います。
 
 しかしその中にも本当に絶え間のない改良と工夫が続けられています。
 
 この持続性があったからこそ、50年も生き延びて来られたであるろうことが理解できます。
 
 ところで、ロングセラー、最近のはやり言葉だとロングテールの商品でも二つの形態があると思います。
 
 ひとつは「昔ながらの・・・」という枕詞がつく、昔からの製法を守って、変わらないことを売りにしている商品。
 
 そして、チキンラーメンのように絶えず改良を続けている商品。
 
 車でも同じ名前で出ていますというものが結構多いですが、中身は全く違って名前だけが同じだったりすることが多く、チキンラーメンのように改良を重ねて生き延びている商品はそうそうないと思います。
 
 こうしてみると、偉大な発明であると同時に、持続的な改良を行ってきたという二つの要素が2倍にも3倍にも相乗効果として発揮したということになると思います。
 
 ところで、今年から海外の6カ国でもチキンラーメンが作られているそうです。
 
 また「特製金のオイル」付きの50周年記念限定版を袋・カップで発売中だそうですので、もし今も売っているのでしたらぜひ食べたいと思います。
 
 でも発売が8月4日ですからもう売り切れているかもしれませんね。 (^^:












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Last updated  2008年09月24日 23時39分48秒
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