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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2008年12月13日
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 長らく中国にいて最近帰国した某新聞社の記者の講演を聞きました。
 
内容は、中国のオリンピックにまつわる話でした。

昔からよくある話ではありましたが、それを実際に身近に聞いた話として聞かされるとそのリアルな感じがビビッドに伝わって来て、かなり強烈でした。

 冒頭でいきなり巷間よく言われていた「口ぱく」はあんなものではないという話にあぜんとしました。
 
何と開会式全部があらかじめ録音されていたものを流したというのですから驚きです。

 これに度肝を抜かれましたが、そこからの話がまたすごかったです。
 
五輪前に、人権運動をしていた方々が、ある人は家に軟禁状態になったり、ある人は遠くに旅行に行けと言うようなことを指示されたりしたそうです。

要するに、観光客にそのような人たちが活動しているのを見せたくないというための、処置だったようです。

 その中に、記者の友達がいて、その方は18日間拉致されていたそうです。
 
その方はアメリカに留学していてハ-バードのロースクールを卒業後帰国して農民たちのために訴訟などで支援していたという方です。

その方がある日いきなり国家安全部の人間に拉致され、黒い袋をかぶさられ、あるところに連れていかれたそうです。

それから、丸椅子に座らされ、眠ることもできないで、18日間も軟禁され、その間尋問を続けられたようです。

この方は熱血漢で、そこにいた安全部の人間に論争を挑み、結局は18日間で釈放されたわけですが、それが何年にもわたることもあることはご承知のとおりです。

 この記者の方も、報道だけでなくブログなどに書いた記事でも当局にいろいろ言われたようです。
 
中国では、公安部はちゃんとした証拠がなければ、逮捕したりはできないのですが、国家安全部は証拠がなくても捕まえることげ出来て、このよう軟禁まで出来てしまうわけです。

 彼らは、国家安全部に関する教育を受け、その後普通の職業につきます。
 
しかし、国家安全部からの指令を受けるとその時から安全部の仕事をするわけです。

彼らは、正規の職業から得られる報酬と、国家安全部の職員としての報酬を受けているため、指令が来たら安全部の仕事をしなければならない運命にあるわけです。

このような話を聞くと、なるほど中国は警察国家であることをが改めて認識されます。

日本はこのような厄介な国家と好むと好まざる関係なく付き合わなければならないことが運命ずけられているわけですから、それなりに狡猾に立ち回ることが必要だと思います。

しかし、そのようなことをしたという話はかつて聞いたことがありません。

 記者がおっしゃっていましたが、北朝鮮問題で拉致被害者を戻したかったならば中国の協力が不可欠というのは鋭い指摘だったと思います。
 
北朝鮮と一番関係が深いのは中国ですから、中国に何らかの援助をしてその見返りを期待するというのはなかなか説得力があると思います。

結局、外交でうそをつくということはとても重要なことだという指摘は北朝鮮の例を見るまでもなく明らかだと思います。

 
ということで、実名を明かせないのがとても残念ですが、大変ためになるお話で、首相にも聞かせて上げたいほどでした。
 





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Last updated  2008年12月13日 23時28分12秒
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