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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2009年03月18日
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 いささか遅くなりましたが、月刊「Will」4月号に九段靖之介氏が文芸春秋3月号に載っていた新日鉄会長三村明夫氏の提言について解説していました。

なかなか含蓄に富んだ提言なので、孫引きで恐縮ですがご紹介したいと思います。

(以下概要)

 景気は循環する。明けない夜はない。
 
戦後の経済不況をを見れば、その期間は平均で十四か月、長くて三十か月くらい。よって景気回復うを再来年と見る。ただし、この金融パニックを、政治や金融当局が一刻も早くコントロールする必要がある。

 赤字の出る企業は、じつは財務状態の良い企業だ。赤字決算は迅速な在庫調整の結果で、これができる体力を示す。

 在庫調整が終わるのは今年六~七月ごろ、同時に金融パニックも収束に向かい、不況脱出の出口が見えてくる。
 
 資源輸入に払っているお金はエネルギーに二十六兆円、食料に六兆円。これを減らすための農業振興や国内エネルギー資源の活用・開発に力を入れるべきだ。
 
 企業経営で一番問題なのは根拠なき悲観論だ。経営者には根拠に裏打ちされた楽観論が必要だ。
 
 政治に臨むのは、国が成長・繁栄するためのグラウンド・デザインを描くことだ。
 
 国の成長とは、極論すれば「資源」「金融」「技術力」に三つに支えられている。アメリカ、イギリスは製造業が時刻には存在しないから禁輸立国を目指したのだ。しかし、日本には高い技術力と、企業同士の産業連携がスムーズに機能している。これが日本の強みだ。
 
 日本の経営者には、かつて従業員として苦楽を共にした体験がある。
 
 日本には創業百年以上の長寿企業が十万社ある。二百年以上なら世界七千社のうちの三千社が日本企業で、その五割が製造業だ。すでに百年に一度の危機を切り抜けた企業が十万社もあるということは、日本の企業には危機を克服するDNAが埋め込まれている。
 
 (概要終わり)

 
 なるほど、すごい説得力があります。
 
特に最後の百年に一度の危機を経験した日本企業が十万社のあるという事実はすごいことです。

やはり歴史に学ぶということは大切なことで、今後経営者は歴史を学び、この未曽有の危機に立ち向かってほしいと思います。

ただひたすら嵐が過ぎるのを待つのではなく、過去に学んで以前よりももっと凄い企業にしてほしいと願うばかりです。

 そういえば、何かで読んだのですが、災害にあって、町がすっかりなくなったところがその後発展しているのに比して、災害にあっていないところは旧態依然で発展していない、という例が多いそうです。
 
今回の百年に一度の危機を乗り越えられた企業には、素晴らしい未来が待っています。未来を信じて、是非、頑張ってほしいものです。






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Last updated  2009年03月18日 21時20分03秒
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