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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2014年10月19日
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カテゴリ:映画



e43cf89b8b5bdd8d483882e47d34a102.jpg 予告に惹かれて観た作品。
昔はニコール・キッドマンが好きではなかった。
理由は分からないが、去年みた「ペーパーボーイ」の体当たりの演技を見て考えが変わった。
この映画ではグレースケリーを演じている。
グレース・ケリーの映画は寡聞にして観たことがない。
ヒッチコックの映画「マーニー」の出演依頼を断ったことも知らなかった。
舞台はフランスがモナコに進出したフランス企業に対し、課税してその税金をフランスに支払うよう迫る。
色よい返事を得られないフランスは、モナコに対して経済封鎖を行う。
映画はそんな緊迫した状況での、彼女の大胆な行動を描いている。
フランスを翻意させるために開催した赤十字の舞踏会もその一つだった。
ここでの数分に渡る演説はワンカットで取られていて何とも凄かった。
こういう挨拶を聞けばドゴールならずとも、説得されてしまうのかもしれない。
それにしても彼女がこれほどの演技をするとは思わなかった。
映画ではスタンディングオベーションに終わるが、私もその場にいたら立ってしまう気がする。
演説の内容はそれほどのものとは思えないが、クールビューティと言われた彼女が語ることで数倍の重みをもつものになったと思う。
これはアカデミー主演女優賞の有力候補になりえる演技ではないだろうか。
映画では彼女が車を飛ばしていて、人を避けようとして危うく道路から落ちてしまいそうになるシーンが出てくる。
その後のグレース・ケリーの事故死を表しているようなシーンだった。
他のキャストでは、相談役のタッカー神父を演じるフランク・ランジェラがいい。
グレーズの秘書マッジ役のパーカー・ポッジは疑われるような顔で、私も騙されるところだった。
真犯人が裏切るような顔立ちでないところもいい。
ヒッチコック役のロジャー・アシュトン=グリフィスはちょっと顔が似ていない。
ところでこの映画ではオナシスとカラスが出ていた。
どうしてと思ったのだが、調べてみたら彼はモナコのカジノの株を買い占めていて、利益を独占していたそうだ。
オナシスはレーニエ公の傍にいた人物で、彼のおかげでモナコが財政危機に瀕していたとは、なんとも皮肉なことだ。
フランスによる封鎖も現在進行中のどこぞの国の振る舞いに似ているが、西側の国で、このようなことが平気で行われていたということは今では考えられないことになってしまった。

公式サイト











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Last updated  2014年10月20日 22時01分48秒
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