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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2015年11月09日
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カテゴリ:映画


738d35114aa3b608f1e07c51e1686f767af203ab_xlarge.jpg 事前にレビューをチェックして、あまり良いレビューがないので、やめようかと思ったが、結果的には行ってよかった。
ジョージ・クルーニーの監督、脚本、プロデュースによる作品。
第二次世界大戦末期ナチスによって
奪われた美術品を取り戻そうとしてアメリカの美術専門家たちに白羽の矢が経つ。
彼ら7人の「モニュメンツ・メン」は、フランスからドイツへと地元の美術館の関係者やナチの協力者を探して、美術品の隠し場所を探す。
謎解きの面白さを含んだストーリーだが、その面白さが完全に描けているわけではない。
緊張感も不足しているように思う。
これは実話に基づいたストーリーだそうだから、そうそう面白い話になるわけではない。
緊迫した場面はいくつかのエピソードで描かれているが、もう少し
ヒトラーの「ネロ指令」から一刻の猶予がないことを知った彼らが、あるヒントからそのありかを探し出す場面はおもしろいが、いまいち盛り上がりに欠ける。
メンバーを集める場面はワクワクする。
なにやら、大脱走を見た時のわくわく感を思い出した。
クルーニーは「大脱走」、「特攻大作戦」「ナヴァロの要塞」「戦場にかける橋」などにある種共通のロマンがあると語っているが、私が感じたのもこれだったのかもしれない。
気になったのが音楽。
音楽そのものは悪くないのだが、最初から明るくスカッとした音楽で、場違いな感じがする。
映像も明るすぎの感じがする。
キャストではストークス役のジョージ・クルーニーは相変わらずかっこいい。
ジェームズ・グレンジャー役のマット・デイモンは誠実さのにじみ出た演技。
ケイト・ブランシェットは美術館の学芸員クレールに扮し、美術品の行く先を克明に記録していた冷静で芯の強い女性を好演していた。
また、「モニュメンツ・メン」の男達が味のある演技で脇を固めていた。
特に博識のプレストン・サビッツ役のボブ・バラバン、フランス人の美術商ジャン=クロード・クレルモン役のジャン・デュジャルダンのスマートさが印象に残った。
それにしても、戦争では美術品を奪うなんて普通のことだが、その美術品を持ち主に戻すなんて、それも戦時中なんてありえないことだと思う。
アメリカ好みのヒューマンな行為なのだろうが、それを許すアメリカの懐の広さも感じられる。
それにしても焼かれてしまった絵画や壊されてしまった彫刻のなんと多かったことか。
クルーニーが美術品は人間の歴史の積み重ねだというようようなことを言っていた。
全くその通りだが、思い出すのはタリバンやISの遺跡や美術品の破壊行為。
なんとも痛ましいことか。
ところで、モニュメンツ・メンの功績は長い間埋もれていて、2007年にやっと顕彰されることになったそうだ。
彼らが金の延べ棒を探し当てたときの大々的に報道されエピソードをわざわざ付け加えたのは、それに比べてという監督の皮肉かもしれない。

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Last updated  2015年11月09日 22時20分16秒
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