ワンセグ・地デジの可能性と各社の意欲比較
電子情報技術産業協会(JEITA)発表によれば2月の、携帯電話用の地上デジタル放送「ワンセグ」対応の新モデルの出荷が好調とのこと・・・次の時事通信サイトによれば、「ワンセグ」に対応した新モデルが好調で、66.5%増の427万2000台と初めて400万台を突破したと報告あり。2月の携帯電話出荷、16%増=「ワンセグ」対応機が好調-JEITA 地デジの本放送が4月1日からなので2月といえばまだ試験放送の時期であった。さて、今日4月12日で見ると、家電各社は一斉に地デジ受信用のチューナー内蔵のハードを発売開始しているが、この私のサイトでは問題点を携帯電話・モバイルPCに絞り記述する。1.携帯電話各社の対応 ・NTTドコモ・・・一機種のみ・・・パナソニックP901iTV (録画機能なし) ・KDDI・・・・・W41H(日立製作所) (20~30分間の録画機能あり、PCのHPブラウジング機能あり 3社の内でもっとも大画面の2・7インチ採用) ・KDDI・・・・・W33SA (Sanyo) (録画機能なし、PCのHPブラウジング機能なし)2.Vodafone・・・・ワンセグ対応機種の発売は6月ごろ・・・2.モバイルPC ・ソニー・・・・VAIO Type T (オンラインのみで発売)概要は以上だが、順次全国的に受信可能エリアが拡大されて行く中で相変わらず、KDDIの積極的対応に対してドコモの対応の鈍さが際立つ、6月のサッカーW杯に併せ各社新機種の投入を目指しているがKDDIの真剣さに比べドコモの空気が伝わって来ない。Vodafoneは所詮は日本市場での生き残り競争に対し意欲を欠いているしソフトバンクの買収がらみで、新機種の対応が遅いのは止むを得ない。更に、屋外の無線LAN通信でこの秋から来年にかけて実現するIEEE(米国電気電子学会)認定の世界が許容した光通信並みの高速ブロードバンド規格Wimax(Worldwide Interoperabilty for Mcrowave Access)の開発にかんする取り組みの様子も、KDDIははっきりと目標を決めて開発に着手しているのに、ドコモははっきりしてない。Wimaxが実用化されれば屋外でのPC、携帯等のモバイル間の高速無線の双方向デジタル通信が出来、格段にインターネットの活用幅が広がることは確実である。韓国では今週からすでにWimaxの実用化に向けた試験電波を流し始めた。ドコモは携帯でクレジット開始などと「とぼけた」ことを言っているがこれでは、市場はまったく反応していない、今日の両社の株価は次の通り。ドコモ・・・171,000円 4月13日の株価・・・-2,000円KDDI・・・・610,000円(3,56倍) 4月13日の株価・・・+12,000円今回はソニーはさすがに、グローバル企業の経営判断だったようだ。ドコモは一兆円の欧州地区への投資に失敗にも関わらず、いまだに使い物にならない、ドコモだけに通用する「i-mode」を後生大事に抱え込んでいる。まったく学習効果が上がってない。11月に控えているNumber Portabilty(番号共通性)導入を機に大量のドコモからの離脱、KDDIへの鞍替えがでること必須だ。経営トップを交代させて真にIT対応の即戦略を建てて実行すべし。E-ACCESSとIP-Mobileの2社とソフトバンクが参入し6社にもなった日本の携帯市場での過激な競争に最後に残るのはKDDIと確信している。このままではドコモといえども脱落する。古くからのドコモ愛用者の一人である私が断腸の思いでこのブログを書いている。私は過去に2回に分けてこの懸念をブログした。以下のサイトを参照してください。ドコモの気になるニュース(本当に大丈夫なのか~)