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テーマ:サッカーあれこれ(19844)
カテゴリ:なでしこジャパン
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本日未明に行われたワールドカップドイツ大会決勝戦。 なでしこジャパン、サッカー女子日本代表は、FIFAランキング1位のアメリカと対戦し、PK戦の末勝利し、悲願のワールドカップ優勝を果たした。 あまりのことに、 正直言ってまだ実感がわかない。 日本がワールドカップで優勝するなんてころがあるなんて。 FIFAランキングは4位とはいえちょっと前になったばかり。 女子は上位3チームの実力が4位以下を引き離していたから、検討して上位3チームの一つを破って3位になることはあっても、ドイツとアメリカに勝って優勝するなんてことはまだありえないと思っていた。 (直前の親善試合の結果などからもそこまで強くなかった) 男子のチームもそうだが、なでしこジャパンは、この大会に入ってから強くなっていった。 ・・・・・ 日本の決勝戦のメンバーはスウェーデン戦と同じメンバーだった。 布陣は佐々木監督就任依頼採用しているフラットの4-4-2。 =====安藤==川澄======= =宮間=阪口==澤===大野== =鮫島=熊谷=岩清水=近賀== ========海堀========== 試合開始15分はアメリカの猛攻。 日本の得意とするボールポゼッションをアメリカがやってきた。 パスを回し、サイドチェンジで崩してから、サイドをえぐって何度も日本ゴールに迫った。 前線からのプレスもボールを散らされてかからず、特に澤が狙われて、澤から出るパスはことごとく奪われた。 (特に7 ボックス) これまでのチームとはレベルが違った。 日本はテクニックでもかなわず、ボールを保持することができず、奪うことも出来なかった。 防戦一方だったが、全員でよく守り、前半を0-0でしのいだ。 後半はやっと日本も調子を出し始めてきた。 そこで、日本は勝負に出て交代。 7 安藤梢 → 17 永里優季(後半21分) 11 大野忍 → 18 丸山桂里奈(後半21分) =====丸山==永里======= =宮間=阪口==澤===川澄== =鮫島=熊谷=岩清水=近賀== ========海堀========== ところがその直後、前掛かりになったところを、永里がボールをキープしたところを囲まれてしまい、奪われ、一気にカウンターされてアメリカに先制されてしまった。 一進一退の攻防を繰り返していたが、永里からのセンタリングをゴール前で、丸山選手が潰れて、こぼれ球を詰めていた宮間選手が押し込んだ。 ・・・・・・ 延長戦、これまでと違い、身体を寄せるのが間に合わずセンタリングをフリーであげさせてしまう場面が多くなっていたが、ついに右サイドを崩されて、ゴール前のアメリカのエースワンバックに渡って決められてしまう。 さすがに、これで無理だろうと思っていた延長戦終了間際、宮間のコーナーキックを澤がニアーで合わせてゴール!! あのダイレクトプレーは、男子でもできる人はいないだろう。 このワールドカップで、なでしこは12得点をあげたそうだが、みな決して簡単なシュートではなかった。一人一人、高いレベルの技術をもっているのに驚いた。 澤は、大会得点王とMVPを獲得。これもすごいことだ。 だがもう一つ、特筆すべきは、宮間あや選手だ。 アメリカ戦の2得点は宮間選手がからんでいるし、おそらく全得点のほとんどにからんでいるだろう。なでしこジャパンは、パスワークと全員守備が注目されているが、もう一つの見逃せない武器がセットプレー、宮間あやのキック力なのだ。彼女なしに、優勝はなかった。 最後に、ほとんど目立たなかったが、 延長終了間際、丸山に変わって「20 岩渕真奈」が投入された。 時間稼ぎという意味もあるし、PK戦でけらせるために交代したということもあるだろう。 だが、「なでしこ力」を読んでいると、ははあと思う。 まず岩渕は出ると何かを引き起こすスター性をもっている選手なのだ。 そして、間違いなく、次の世代の中心選手なのだ。 サッカーは野球よりも選手生命が短いから、世代交代をいかにうまくやるかが重要だ。スーパースターの澤もできて次の大会までだ。決勝の雰囲気を少しでも経験させ、次の世代につないだのだろう。 (そういう意味では、20歳の熊谷紗季選手をCBに抜擢したのもきちんと次世代を見越してのことだろう。前回の大会でそれまで不動のCBだった磯崎が引退した。その当時まだ若かった岩清水が今回は中心となっている。そうやって引き継がれていく) ・・・・ PK戦。 円陣を組んだなでしこジャパンには、なぜか笑顔が見られた。 中心で一番、佐々木監督が笑っていた。 アメリカの一人目、入ったかと思われたが、海堀は足にあてて防いだ。 対する日本は宮間は、キーパーの動きを見切って、人を喰ったようなコロコロシュートを決めた。 これで完全に日本ペースとなった。 アメリカの二人目は、あきらかに力んでいてゴールのはるか上へふかしてしまう。 ここで日本が決めれば圧倒的優位となるが、永里はあきらかに緊張していて力のないキックはGKに止められてしまう。 三人目、海堀は完全に読んで止めたのに対し、日本のキッカー阪口は落ち着いてゴールネットを揺らした。 四人目のアメリカのキッカーはワンバック。 まったく助走つけずに、豪快に決める。 日本のキッカーは、浦和レッズレディース(大会後にフランクフルトに移籍予定)の熊谷紗季選手。緊張した顔が大写しになる。 助走に入って見事に決める。 その瞬間、日本のワールドカップ優勝という歴史的快挙が現実となった。 最後まで高いレベルのサッカーを世界に見せつけたなでしこジャパン。 日本中が、女子サッカーに注目した。 ・・・・ なでしこジャパンの選手はほとんどが、プレナスなでしこリーグという女子プロリーグで試合をしている。 だがそこでプレーする選手のほとんどはプロではない。 なでしこジャパンに選ばれる選手でさえ、なかなかプロ契約できないのが現実なのだ。 そういう選手は、昼間は普通の会社に通ったり、バイトしたりして、夜に練習するという生活を送っている。 もっともっと、女子サッカーの人気が高くなり、環境が整備されれば、日本女子サッカーは世界の強豪として長く君臨できるだろう。 ぜひ、ご近所でなでしこリーグの試合があるときには、見に行ってあげてください。 なでしこジャパンのようなとは言わないまでも、女子ならではの面白い試合やっていますよ!! なでしこリーグ試合日程 http://match.nadeshikoleague.jp/2011/nadeshiko/match/index.html ツイッターより 鮫島彩選手 決勝戦たくさんのご声援をありがとうございました!!なでしこジャパンを応援してくださった皆さんと一緒に取った金メダルです。また、今大会ツイッターを通して支えてくださった方々本当にありがとうございました。次の目標に向かってまたチャレンジしていきたいと思います!! まるかり(丸山選手) marukarichan11 まるかり ブログ更新しました→s.ameblo.jp/karina14/ 熊谷紗希選手 kumagai1017 熊谷紗希 みなさん、応援ありがとうございました。優勝できたのもみなさんのおかげです☆ またここからさらにレベルアップして、さらに高いレベルで戦えるようにチャレンジし続けます。さー、勝負はここからです。また、頑張ります。 →にほんブログ村 なでしこ女子サッカーブログ にほんブログ村 →人気blogランキングへ ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ よろしければクリックをお願い致します。 あらいぐま珈琲3号店 -浦和レッズ あらいぐま珈琲3号店 -リンク集 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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