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カテゴリ:おひさま
連続テレビ小説「おひさま」|NHKオンライン
NHK 長野放送局 連続テレビ小説 「おひさま」 25日木曜の回 安曇野の双体地蔵と水車小屋の前の木の下でお弁当を食べる丸山家一同。 陽子はみんなの夢は何か、と家族に尋ね、家族はそれぞれ考えている。 陽子はずっと生きているだけでありがたいと思ってきたし、家族が一緒にいられるだけでそれだけで幸せだと思ってきた、と話し、家族は皆うんうんと頷く。 (回想シーン) 徳子が「行っといで」と和成に声をかけ、和成は出征していく。和成を心配そうにしながら見送る徳子と道夫。 学校。陽子がオルガンを弾き、子供達と一緒に「兵隊さんよありがとう」を歌う。 夜の松本に空襲警報が鳴り響いて、丸庵の地下の室に集まってくる近所の人達。 爆弾が落ちて爆発し、室のいる人達は恐怖で一杯の様子で、陽子と徳子は手を握る。 丸庵を使っての消火訓練があった日の夜。部屋に洗面器がいくつも置かれて天井からは水がポタポタと落ちている。出征した和成を思い出した陽子は目に涙を浮かべて布団をかぶる。 東京大空襲後、育子を助けに東京まで行った陽子が丸庵に戻ってきて、「怖かった」と言って徳子に抱きつく。 和成が戦地から帰ってきた日。驚いて腰を抜かした陽子を背負う和成は、「待っててくれてありがとう」と声をかける。 戦地から帰ってきた和成を見て徳子も道夫も感激して言葉にならない。 夜に日向子が急に高熱を出し、陽子と和成は日向子を抱いて医者へ向かう。 丸庵に残った徳子と道夫は日向子を心配する。 病院で回復した日向子を抱き上げる陽子。 (回想シーン終わり) 徳子は「本当だねえ。一緒にいられるだけでねえ。」としみじみと言い、道夫は横で頷く。 陽子はでももうそこから少し抜け出してもいいのではないか、と言って、もっと未来とか夢とか考えてもいいのでは、と話す。 和成が頷くと徳子も確かにあの頃は生きていくだけで精一杯だった、と話す。 陽子が徳子に夢を聞くと、徳子は先に言い出した陽子が言うように、と陽子に返す。 皆が徳子に同調すると陽子は少し考えてから「正直言うとぼんやりしてるんです」と言って、だからみんなの(夢)を聞きたかった、と話す。 陽子は教師になった時は歳をとっても教え子と交流があったらいい、と言って、それは今も思っていると話し、今は日向子が健康にいい子に育ついいな、と言って日向子の頭を撫で、でもそれは夢とは少し違うのかな、と話す。 陽子は続けて、何となく思っているのは教え子や友達などいろんな人が集まれる場所があったらいいと思っている、しんどい事やつらい事があった時にみんなが頼って来てくれるそういう人でいたい、と話す。 陽子の話を聞いた家族たちは皆微笑んで陽子の夢を理解する。 道夫が笑顔で「陽子ちゃんらしいで」と声をかけると、陽子は道夫に夢を尋ねる。 いきなり自分の番になってしまい困っていると、横にいる徳子が催促。 道夫が自分のそば畑が欲しい、一からそばを育てて畑で採れたそばを自分で打って出す、そういうことがしてみたい、とちょっと照れながら話すと、徳子は「そうだよねえ。やっぱしねえ。」と理解していて、和成も賛成し、陽子が「素敵です。」と言うと日向子も「素敵です。」と言って皆で笑う。 陽子は次に徳子に尋ねる。 徳子はあんまり考えた事はない、と言って、商売が繁盛して家族みんな健康でそれで十分だ、と話した後に強いて言えば別のところで暮らしてみたい、と話す。 皆が少し驚いていると、徳子は生まれた時から丸庵から離れた事がなくたぶんこの先もずっと(そうだろう)、と言って、それが嫌だというわけではないが一回くらいは違う所(どこでという事はない)で暮らしてみたいと思う事がある、と話す。 話を聞いた陽子が徳子に「ずっと丸庵なんですもんね。」と声をかけると、和成も俺もだ、と言い、道夫も14の頃からずっとだ、と言って皆で笑う。 陽子は最後に和成に尋ねる。 和成は「え~」と言ってしばらく考え、「申し訳ねえけど、全然ねえんだ。そういうの。」と答えて「つまんねえ男でごめん」と謝る。 徳子がつまんないねえと言うと、陽子は私は変な事を聞いたから、と和成をかばい気味。 和成は「強いて言うなら俺の夢は幸せになりてえって事かな。」と話す。 陽子が笑顔で頷くと、和成は陽子、徳子、道夫、みんなの夢はいい、と言って、みんなの夢に俺(和成)もいられるのだろう、と皆に聞く。 陽子、徳子、道夫が和成に「そうだね。」と答えると、和成は「そんじゃ、それでいっか」と言って皆で楽しそうに笑う。 安曇野の川の畔。 陽子に抱えられた日向子が川の水を手ですくって飲んで「うんまい」と言う。 陽子と和成は畔の草の上に、徳子と道夫はござを敷いて座っている。 美しい自然の中で皆気持ち良さそうで、景色や川の水のせせらぎなど堪能している様子。 道夫は水の流れる音はこの世界で一番気持ちのいい音だと昔学校の先生が言っていた、と皆に話す。 道夫の話に陽子は「素敵ですね」と声をかける。 (回想シーン) 陽子の子供時代。 陽子と紘子は水神様の祠の苔のついた岩に耳をあてている。 紘子は陽子に「ここから命が始まって、それが流れになってつながっていくのよね。」と話す。 (回想シーン終わり) 陽子は「水は命の源ですもんね。全てはここから始まる。」と話す。 家族は皆目を閉じて、川のせせらぎ、鳥の声などを気持ち良さそうに静かに聴いている。 日向子は皆をきょろきょろと見て「起きて~」と声をかける。 皆目を開けて陽子が起きているよ、と声をかけると、徳子は道夫は寝ていたと言って笑う。 川沿いの道を歩く丸山家一同。 日向子は赤い屋根の洋風の家を見つけて駆け出し、絵本の中のおうちのようだ、と言う。 徳子、道夫、和成はこのような家を初めて見るようで少し驚いている。 陽子は(この家は)どこかの外国の人の別荘だったようだ、戦争が始まってからは誰も住んでいないようだ、と家族に教える。 日向子がやってきて「絵本の中のおうちだよね、お母さん。」と言って、持っていた手提げから絵本を取り出して陽子に見せる。 陽子が絵本を開くと家族皆で絵本の中の家と目の前の洋風の家を見比べて、同じだという表情で頷きながら見る。 須藤家。 丸山家一同仏壇の前に座る。その後ろに良一と茂樹。 陽子が鈴(りん)を鳴らし、丸山家一同は仏壇に向かって手を合わせる。 日向子は陽子にもういいか尋ねてから、「茂兄ちゃん」と言いながら茂樹の所へ行く。 茂樹も日向子に会うのが嬉しいようで、日向子をだっこして頭を撫でながら「茂兄ちゃんだからな。兄ちゃん。」と日向子に笑顔で言い聞かせる。 陽子が「伯父さんだけどね。本当は。茂伯父さん。」と言うと、茂樹は「うるさい」と言って皆で笑う。 皆は今に移動して陽子がお茶を出す。 茂樹と日向子は庭に出ていて、「汽車ぽっぽ」を歌いながら遊んでいる。 良一がよくきてくれた、と挨拶すると、徳子と道夫は突然来た事とご無沙汰していた事を詫びる。 良一は自由に行き来できる時代になったんですね、と言い、丸山家一同も皆それを実感していて嬉しそう。 道夫は「今日はこれを持ってきました。」と言って風呂敷包みをテーブルの上に置き、風呂敷を取ると三段の重箱。 重箱を開けると一番上のお重には海苔巻きとそば巻き。 二段目は里芋、人参、インゲン、しいたけなど野菜の煮物。 一番下のお重は卵焼き、煮豆、おひたし(?)が入っている。 茂樹が大きな声を出してやってきて、料理を見て「うまそう」と大声で言う。 周りは皆「しーん」とするので茂樹は「えっ」と言ってきょろきょろして少し恥ずかしそうにすると皆は笑い出す。 陽子が「もう!茂兄ちゃん」と少し呆れた感じで笑いながら言って茂樹を叩くと、日向子がやってきて「もう!茂兄ちゃん!」と言う。 道夫が次に酒を取り出して見せると、良一は「お~!!これはうまそうな」と跳びあがらんばかりに腰を上げて酒を受け取る。 皆「しーん」としながら良一を見て、良一がハッとすると皆笑い出す。 良一は日向子も笑っているので「あ~日向子笑ったな!」と言って逃げ出す日向子を追い掛け回す。 家の中を走り回る日向子と良一に陽子や茂樹は日向子を応援する。 徳子が「頑張れおじいちゃん!」と声をかけると、良一は笑顔で「はい」と返事してからハッとして立ち止まり徳子の方を見る。 徳子が謝ると良一はまた日向子を追いかけ始める。 日向子は陽子の膝の上に逃げ込んで「まいったか」と言うと、良一は息を切らせながら「まいった」と言って皆で楽しそうに笑う。 それからしばらく経った頃だった。 丸庵。 道夫がゆでたそばをどんぶりに入れ、和成がそのどんぶりにつゆを入れる。 お店には何人かお客さんがいる。 戸が開いて男性が入ってくる。 男性は汚れたコートを着ていて帽子をかぶっており、持ってきた袋を横の椅子に置いて座る。 陽子と日向子の歌声が調理場の方に聞こえてくる。 居間の隣の部屋では日向子が布団の上に寝ていて、陽子と一緒に楽しそうに「月の砂漠」を歌っている(日向子の昼寝時間かな)。 お客さんが1組帰っていき後片付けをする徳子。 先ほど来た男性は酒を飲んでいて、徳子は男性の様子を窺いながら調理場に戻る。 酒をがぶ飲みする男性を調理場の方から心配そうに見つめる徳子と道夫。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.08.25 22:20:25
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