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カテゴリ:おひさま
連続テレビ小説「おひさま」|NHKオンライン
NHK 長野放送局 連続テレビ小説 「おひさま」 27日火曜の回 昼間の百白花。 陽子が病院から戻ってくる。 店の中にいた徳子は陽子に気づいて駆け寄ると、陽子を抱きしめて「お父さん、良かったね。」と安心した様子で声をかける。 道夫も出てきて陽子に声をかけると、陽子は「ご心配かけました。」とおじぎをし、道夫も安心した様子で「良かった。」と声をかける。 2階の部屋で布団に入って昼寝をする陽子と日向子。日向子は眠っているが陽子の目は開いている。 いろんな事が頭の中を巡ったそうで、父は良くなってくれたけど、「ああ、親はそういう歳なんだな。いつかそんな日が来るのかな」と思ったり、「やがて私もそうなるんだな」と思ったりしたそうだ。「何だか人が生きていくって切ないな」と思ったそうだ。 現代編。 房子は旦那が札幌へ転勤する関係で家族で引っ越すので、百白花を訪れるのはこれが最後だそうです。 旦那の転勤を素直に受け入れる事ができたのも、引っ越すのに反対していた子供達としっかり話をして納得させる事ができたのも陽子のおかげ、と房子は話す。 百白花、調理場。 陽子と和成が並んで楽しそうに弁当を作っていて、おかずなどを弁当箱に詰めている。 徳子と日向子は並んで囲炉裏席側から2人の様子を見ている。 日向子がおじいちゃん(須藤家)の家に行きたい、とつまらなそうに言うので、陽子は笑顔で日向子に謝り、和成ももう少しの我慢だ、と日向子に声をかけ、日向子は頷く。 徳子が(良一が)連れてくるなと言っているのか、と聞くと、陽子は頷いて「日向子と杏子は決して連れてくるな。」と言っていて、弱っている所を見られたくないのだ、と話す。 話を聞いて徳子が男は面倒くさい、と話すと、和成は良一の気持ちを理解しているのか、「まあねえ。」と返事する。 陽子は元気になるまで見舞いには来るな、というのはおかしくないか、と言って笑う。 陽子の言い分に和成が「確かに。」と返事すると、徳子も元気になったら見舞いではない、と言って3人で笑う。 絵の勉強に行く杏子がやってきて皆に挨拶する。 陽子は風呂敷に包んだ弁当箱を取り出して杏子に手渡す。 杏子が礼を言うと日向子がつまらなそうに「いいなぁ」と言うので、陽子は「日向子も今日はあるわよ。」と言って、日向子の分の弁当を見せる。 日向子が喜んでいると、杏子はお揃いだね、と声をかける。 須藤家居間。 テーブルの所に座椅子を置いて安静にして座っている良一(良一は寝巻きの上に半纏をかけ、腰から下には毛布の格好)。 テーブルの上には本が数冊、水、薬、カメラ、新聞などが置かれている。 良一は上の方を見たり、本を手に取ったり、台所の方を見たりしているが、動けないし暇でつまらないという様子。 良一が隣の茂樹の勉強部屋を見ると茂樹が振り返って良一を見ている。 茂樹は良一と目があったので机の方に目をそらせるが、しばらくしてまた良一の方を見る。 良一は正面を向いたまま「茂樹」と声をかける。 茂樹が返事をして良一の隣に座ってお茶を淹れなおすか尋ねると、良一は何もしなくていい、と言って、「何だか看病されているというより見張られてるみたいな気がするんだが。」とちょっと不満そう。 茂樹が「いや、だって放っておくとお父さん、すぐ起きて何か自分でやろうとするから。」と話すと、良一はただこうジッとしていてもつまらない、と茂樹に話す。 茂樹は面白いとかつまらんの問題ではない、今が大事なのだ、と良一に言い聞かせる。 良一が「せっかく家に帰ってきたのに・・・」とぶつぶつ不満を言うので、茂樹はテーブルを軽く叩いて「お父さん、子供ではじゃないんですから。」と注意する。 良一はムッとした様子で「勉強を続けなさい。」と茂樹に言って、茂樹にあっちにいくように手で追い払うような仕草。 茂樹が勉強机に戻ると玄関の戸が開いて、「ただいま」と陽子の声がする。 良一が嬉しそうな顔をしていると陽子が居間にやってきて良一に「いかがですか?」と様子を聞く。 良一は「おう。」と「大丈夫だ。」というような返事をすると、咳払いをして「あっ!」と言って陽子を見る。 陽子が「なんでしょう?」という顔で良一を見ると、良一は「陽子、ようこそ。」とダジャレを言って一人でクスクス。 陽子がすぐに反応しないので良一が笑いをやめると、しばらくして陽子は笑い出し、「もうやだ~。ずっと考えてたんでしょう。お父さん。私が来たらそれ言おうって。そうでしょ?」と良一に聞く。 良一がちょっと照れながら否定しようとしていると、茂樹がまた居間にやってきて陽子に「何か言ってやってくれ。」と声をかけ、まだ治ったわけではないのに病人としての自覚が足りない、と話す。 良一は本を読んでごまかしているが、茂樹が「歳取ると子供に戻る」というのは本当なんだな、と言うと、良一は「何だって!?」と言って茂樹をにらむ。 茂樹が「聞こえました?」と聞くと、良一は「当たり前だ。」と返事して3人で笑う。 陽子が(良一が)元気そうで良かった、と安心した表情で言うと、良一は退屈で仕方がない、と愚痴を言う。 陽子が「それは知りません。」と即答すると、茂樹は陽子はこっちの味方だ、と良一に言い、良一は「ふん!」と言ってすねる真似をするので3人で笑う。 良一はチラッと横目で後ろの方を見ると、茂樹に声をかけて相馬さん(剛三)には連絡してくれたんだよな、と確認する。 茂樹が伝えておいた、と返事するので、良一はそうではない、と言って、「安静にしていないといけないので、くれぐれも見舞いはご遠慮願いたい」と伝えたのかと聞いているのだ、と聞く。 茂樹がかなり念をいれて伝えたつもりだ、と答えると、良一は「あれはなんだ?」と言って縁側のガラス戸のほうを指差す。 何と庭には剛三が入り込んでいて、縁側のガラス戸越しに良一たちの様子を窺っているではないか! 陽子と茂樹が剛三に気づくと、剛三は手を振る。 陽子が笑いながら挨拶をすると、剛三はカバンを持って縁側から上がってきて、顔を見に来ただけだ、すぐに帰る、と笑いながら話す。 剛三は良一の横に座ると、良一に「早く戻ってきてくれ。あんたにはなあ、まだまだ、ま~だまだ、まだまだまだまだ、まだまだまだまだ、やってもらわなきゃならん!」と言って良一の肩をバシッと叩く。 衝撃で良一が痛がると剛三はすぐに謝り、俺はあんたがいなくて困っている、俺にとってはうちの女房よりあんたの方が大事なのだ、と話す。 剛三は笑いながら陽子に声をかけ、栄養のある物を片っ端から集めさせて持ってきた、と言って、卵数個、肉、瓶入りの蜂蜜、缶詰、バナナ一房、をテーブルの上に置いていく。 あまりの多さに陽子はびっくりしながらも剛三に礼を言う。 剛三は再び良一に声をかけ、ゆくゆくは俺は中央に打って出る日が来る、と言って、「そうなったらあんた、俺の後継者として町長選に出てもらおうかと思ってるんだ。」と話す。 陽子と茂樹がたまげた様子でいると、良一は「お断りします。」と剛三に言い、剛三も「そういうと思ったよ!」とでかい声で言って4人で笑う。 茂樹は陽子に何やら耳打ちすると、陽子と茂樹は2人で笑い出す。 (陽子と茂樹の想像) 舞台の向かって右から黒い衣装に蝶ネクタイ、メガネをかけた良一、左から真っ白な衣装(蝶ネクタイも白)の剛三が出てくる。 めくりには「良さん 剛さん」と書かれている。 良一「はい、どうも~。良さんです。」 剛三「剛さんで~す。」 2人で「2人合わせて」剛三だけで「安曇野の帝王で~す!(と言って万歳)」 良一「(怒ったような顔で)それじゃあんただけでしょ。私入ってないでしょ!」(とツッコミ) 剛三「いいじゃないか!名前くらい。ワハハハハハ・・・」 (想像終わり) 陽子と茂樹は想像して思わず噴き出して大笑い。 良一と剛三は顔を見合わせて「なんで笑われているのだ?」という様子。 陽子がいいコンビでした、と声をかけると、良一は「やられた」というような顔。 須藤家の台所。 陽子が持ってきた弁当箱を開けるとお重の上の段おかずがぎっしり入っていて、茂樹は嬉しそう。 陽子が「体力戻るようにね~」と言ってお重の下の段も見せると、茂樹は嬉しくてたまらない様子。 陽子は茂樹の好きな卵焼きや煮物もある、と茂樹に説明し、茂樹は嬉しくて興奮している。 そんな2人の様子を静かに見ている良一だったが(剛三はすでに帰った後)、陽子と茂樹に声をかけて「ちょっと座ってくれるか」と頼む。 陽子と茂樹は「何だろう?」という顔つきで顔を見合わせると、居間のテーブル席に移動して座る。 良一は2人に今回心配かけた事を詫びると、「お前たちはきっとこんな風に思ったんじゃないかな。お父さんももうそういう年齢なんだな。いつか別れの時が来るんだな。」と話す。 お父さん、だいぶ暇そうでした。 しかし剛三は相変わらず・・・(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.09.27 21:25:46
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