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カテゴリ:おひさま
連続テレビ小説「おひさま」|NHKオンライン
NHK 長野放送局 連続テレビ小説 「おひさま」 28日水曜の回 須藤家居間に座る陽子、茂樹、良一。 良一から「お前たちはきっとこんな風に思ったんじゃないかな。お父さんももうそういう年齢なんだな。いつか別れの時が来るんだな。」と言われ、陽子と茂樹は顔を見合わせて心配や寂しさなどが入り混じったような様子。 良一は「そんな顔をしなくていい。当たり前の気持ちだ。私も同じだ。」と言って、自分もそういう年齢なんだな、いつかお前たちと別れる時が来るんだな、とそう思ったのだと話す。 今回はお母さんと春樹に「まだ早すぎる」と追いかされた、と言って、「春樹にちゃんと言ってやれなかった事があってな。いい機会だからお前たちに言っておこうと思う。まあ遺言みたいなものだな。」と良一は2人に何かを言い遺すつもり。 良一の「遺言みたいなものだ」という話に陽子と茂樹は心配な様子で、陽子は「そんなの嫌だ。」と話す。 良一は「まあ聞きなさい」と2人に言い、「茂樹、陽子。私はお前たちが、お前たちの事が、自分の子供としてだけでなく人として好きだ。大好きだ。尊敬している。」と話す。 良一の話に陽子は目に涙を浮かべ、茂樹は涙をこらえているのか、少し下を向いている。 良一が財産の事とかではなくすまない、と言って微笑みながら謝ると、陽子と茂樹は良一に頭を下げて「ありがとうございます。」と礼を言う。 良一がやっぱり照れる、と言って少し照れた様子を見せると、陽子は「うれしいです。」と良一に声をかけ、茂樹も黙って頷く。 良一も涙を浮かべていると、陽子は「もう!お父さん、いつも不意打ちだからずるい。」と微笑みながら声をかけ、良一も「すまん。」と言って微笑みながら謝る。 (陽子は)父のこの時の言葉はずっと忘れないそうだ。 昭和25年(1950年)秋。 百白花の表に風呂敷包みを抱えた一人の女性がやってくる。 女性は入り口の陰から店の中の様子をそっと窺う。 店の中にはたくさんおお客がいて、陽子がそばを運んでいる。 帰るお客さんもいて、陽子と日向子が「ありがとうございました。」と挨拶。 調理場では和成がそばを作ってどんぶりに入れ、徳子がナルトなどを乗せていく。 入り口の陰で様子を窺っていた女性は何と節子。 節子は入り口から離れて去っていくが、日向子がその様子を黙って見ている。 夕方頃の休憩時間。 陽子、和成、徳子、日向子が囲炉裏席に座ってひと休み。 陽子が(道夫がいない事に気づいて)どうしたのか尋ねると、和成は畑に行ってくると言って出て行ったと教える。 和成は(道夫が)ここのところそればっかしだ(畑に行ってばかり)、気になって仕方がない、と話し、徳子も同調する。 陽子が「かわいいんですね。畑が。」と話すと、和成は放っておくとそのうち畑に一人で住んでしまうのではないか、と言い、3人はお茶を飲みながら笑う。 日向子が突然さっき庭にせっこ(節子)おばちゃんがいた、と話し出す。 日向子の話に陽子、徳子は意外だという様子。 和成が外に出て辺りを見回すが誰もいない。 和成がだれもいない、と言うと、日向子は「いたもん。」と和成に言う。 和成は日向子に来ていたのかもしれないな、と声をかけて頭をなでる。 和成が席に戻ると、徳子はここのところ杏子の帰りが遅い、と話す。 陽子は勉強が大変なんですかね、と話し、和成もそうなんだろう、と心配の度合いは低い様子。 和成は絵なんていうのはいくら一生懸命やったからって、必ずしもうまくいくというわけでもないだろう、と話す。 和成の話に徳子は「和成は絵が下手だったねえ。」と思い出して話す。 和成がちょっとムッとして「うるせえよ。関係ねえだろ。」と徳子に言うと、陽子は徳子に(和成が)そんなに下手だったのか、と尋ねる。 徳子が組で一番下手だったんじゃないか、と教えると、和成はむきになってそんなわけないだろう、と言う。 楽しそうに笑う陽子と徳子、日向子。 夜の2階の部屋。 杏子は眠らずに窓の外を見ている。外は月明かりで明るいようで、部屋の中も電灯はついていないが少し明るい。 杏子がため息をついて何か悩みがあるような様子でいると、部屋の戸が開いて陽子と和成が入ってくる。 陽子が杏子に眠れないのか聞くと、杏子は「いえ」と言って陽子に声をかけて、(今杏子が着ている)浴衣をありがとうございます、と礼を言う。 陽子が(その浴衣は)私が子供の頃に着ていたものだ、と話すと、杏子は嬉しそうな反応で、和成も「へえ~、そうなんだ。」と反応する。 陽子が少し寸法を直した、と話すと、和成は(陽子は洋裁が苦手なのに)そんな事もできんだ、と感心する。 陽子がちょっとムッとした様子で「どういう意味ですか?」と和成に言って、そのくらいはできる、と話し、和成は陽子に謝る。 2人のやりとりに杏子は楽しそうに笑い、陽子と顔を見合わせて頷いたりする。 陽子は杏子が何を悩んでいるのか、気づいてやれなかったそうだ。 昼。 店の電話が鳴る。 陽子が出ると松本の警察署からで、陽子は倉田杏子の保護者は私ですが、と伝える。 陽子が心配そうな様子で繭を顰めながら話をしていると、徳子と和成も陽子の近くにやってくる。 しばらく相手の警察署の人と話していた陽子は相手に謝罪をして受話器を置く。 徳子が事情を尋ねると、陽子は杏子が松本で警察に保護された事、(杏子が)絵の勉強が終わった後で駅前の道端で似顔絵描きの仕事をしていた事、子供がそんな事をやっていたので警官が職務質問しようとしたら(杏子が)逃げようとしたので保護した事、を伝え、徳子と和成は驚きと心配で一杯という様子。 陽子は話を続け、その時たまたま節子が通りかかり、警察に一緒に行って身元を引き受けてくれてこれから連れて帰ってくるのだ、と伝える。 陽子の話に徳子と和成は少しは安心したような様子。 夕方。 店の大きなテーブル席に座って、心配そうに杏子の帰りを待つ陽子、和成、徳子。横で日向子が折り紙を折っている。 そこへ節子が杏子を連れて帰ってくる。 陽子が杏子に声をかけ、和成が「お帰り、杏子。」と声をかけると、節子はあまり叱らないでやってほしい、と頼む。 杏子が「ごめんなさい。」と頭を下げて謝ると、陽子は杏子に怪我などしていない事を確認して「2人で話そうか。」と声をかける。 入り口の外にイスを置いて座る陽子と杏子。 杏子は(丸山家に)やっかいにばかりなっていて、いられるだけでもあれなのに(十分なのに)お金のかかる絵の勉強もさせてもらって、と申し訳ない気持ちを打ち明ける。 だから少しでも何かできないかと思い、私にできる事はそれくらい(絵を描いて稼ぐ)かな、と思ったと杏子は話して陽子に謝る。 陽子は杏子の気持ちを理解して「私があなたでもそうしたかもしれない。」と話す。 「難しいよね。無理があるものね。「親だと思え。娘だと思ってる。」って言ってもね。あなたは私の娘ではないし、あなたのお母さんは私ではない。」と言って、無理に親子とか言わなくてもいいと思う、と陽子は杏子に話す。 「それでも私たちとあなたは一緒にいる。一緒に暮らす。それはなぜか?あなたが好きだから。あなたといると楽しいから。だから一緒に暮らす。あなたにとってもそうであるならね。」と陽子は杏子に伝える。 陽子の話に杏子が涙を流し微笑みながら頷くと、陽子は「じゃあそうしよう。」と言って杏子の涙を拭いてやり2人は笑う。 陽子は杏子に近づいて小声でお金は儲かったのか尋ねる。 意外な質問をされてちょっと驚き気味の杏子が「ほんの少しは。」と返事すると、陽子は本当はいけないけど杏子がちゃんと自分の絵で稼いだお金だから半分は家に入れ、半分は自分の為に使いなさい、と声をかける。 杏子が「はい」と返事すると、陽子はもう道端で商売はダメだと釘を刺し、「だから・・・うん!こうしよう。」と提案する。 店の入り口横の壁に杏子が描いた丸山家一同の似顔絵を貼りだす陽子。 皆でそれを見ながら「いいねえ。」などと喜んでいると、徳子も「ひょっとしたら受けるかもしれないねえ。」と自信ありそうな様子で話す。 日向子がこれは何かと尋ねるので、陽子は杏子がお客さんの似顔絵を描くのだ、と教える。 家族の似顔絵の下には「午前11時から午後5時まで」「お一人60円」と時間と料金が書かれていて、杏子自身の似顔絵も貼られていて「←倉田杏子までお声をかけてください」と書かれている。 日向子は自分の似顔絵を指差して「似てる~。」と言うので、皆も楽しそうに笑う。 夕方。 囲炉裏席に座って休憩する陽子、和成、徳子、杏子、日向子、節子。 節子は商売繁盛しているしいい店だ、と徳子に声をかける。 徳子は少し笑うと、節子に何で松本にいたのだ、と尋ねる。 節子はすぐには言葉が出ず、何か少し言いづらそう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.09.29 19:41:49
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