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2012.10.19
カテゴリ：将棋
Ａ級 左が勝ち
▲羽生４－０ 屋敷２－２ 相矢倉、先手▲３七銀型に後手が△６四角型。先手が▲４六銀▲３七桂型から右桂を跳ねだして攻めを狙えば、後手は金銀四枚で自玉を固めつつ８，９筋の歩を伸ばして専守防衛。先手は３筋突き捨てから銀交換、さらに１筋で香を捨てて後手の角をいじめにいく。後手は先手の攻めを催促して辛抱する。先手は６筋から飛の成り込みを狙いつつ、６七にいた金を右辺の攻めに参加させる。後手は駒得するが駒の働きが悪く、先手は攻め駒がさばけて持ち駒もあり竜も強力でどうやら先手ペース。後手は何とか反撃したいが先手の攻めが一手早く、後手陣の金銀が段々削られて最後は後手玉が受けなしとなって後手が投了。 羽生三冠は先手番で矢倉を採用して攻め切って勝利で４連勝。 ▲深浦２－２ 橋本０－４ 後手一手損角換わりから四間飛車へ。後手は玉を穴熊にすると４筋歩交換。一方先手も右辺の攻め駒の形を整えてから矢倉から一旦穴熊に入ってさらに銀冠へと組み替えをして、後手も銀冠穴熊へとしていく。先手は中央に角を打つと後手に受け一方の角を打たせ、４，５筋の位を取って自陣は好形に。後手も苦労しながらようやく穴熊を金銀３枚にするが、先手は４筋に飛を転換して万全の状態から６筋歩交換から動く。後手もうまくやったかに見えたが、桂の取り合いからの攻め合いは先手に分があった様子。後手は非常手段で飛切り（桂を入手）から攻めを狙うが、先手の落ち着いた指し回しで先手飛得。後手は攻防ともに見込みなしとみて投了。 深浦は２勝目で残留に向けて一歩前進。橋本は苦しい４連敗。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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