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カテゴリ:JINさんの農園
今年も昨日、我が地域恒例の小正月の行事「どんど焼き」が近くの公園で行われたので 参加してきました。 今日15日(日)に行われると思っていましたが、一昨日夜新年会を終え帰宅すると 妻から「明日の朝」行われると。 既に妻が3色の団子を作ってくれていました。
そして昨日の朝、早めに公園へ向かうと未だ準備中。 既に火種となる枯れ枝の上に門松や注連飾りなどの正月飾りが納められていました。 小正月に火祭りを行う「どんど焼き」行事の名称は、ほぼ全国共通で「どんど焼き」と 呼ばれているようです。しかし、地域によっては、北陸、東海地方、そして京都府で 「左義長」、大阪府で「とんど焼き」、九州では「鬼火焚き」と呼ばれるているとの新聞記事。 子供の頃は我が地域では「さいと焼き」とも呼ばれていたと記憶していますが。 村の長老が、どんど焼きの最中に「今年のさいと 笑ってやれ」と大声で掛け声を掛けて いたことを覚えていたのです。
焚き上場の側では、老人会のオバサン達が参加者に配るお菓子やミカン、バナナの袋詰めを。 私も何年後か?の練習のためにこれを手伝ったのでした。 老人会の会長が火を付けるとのことですが中々姿を見せずに待つこと20分。 漸く今年のどんど焼きが始まったのです。 どんど焼きの案内書も役目を終え火の中に。 そして次第に大きな炎に。御神酒で赤くなった顔に炎の熱さが加わったのです。 今年の干支の竜が空高く舞い上がっていく姿に見えたのです。 そして持ってきた団子を焼き始めたのです。 我が家の団子。早朝に畑の隅の紅梅の木の枝を切って作った三つ叉の先端に 三色の団子を差し込んだもの。妻が枝にアルミホイルを巻いてくれました。 今年ややや薄めの色づけ。団子の並びはこれで良かったのでしょうか? どんど焼きの火にあたったり、焼いた団子を食べれば、その1年間健康でいられるなどの 言い伝えもあり、無病息災・五穀豊穣を祈る民間伝承行事なのです。
妻が手前で熱さに耐えながら団子を懸命に焼いています。 今年の夏に還暦を迎える大切な我が『北の方』の【焼き餅】の御姿なのです。 燃やした書初の紙が高く舞い上がると習字が上手になり勉強もできるようになるなどとも いわれているのです。 三色の団子とオレンジの橙、そして赤き炎と色彩も豊かなのです。 各家の特徴が出ている団子達。団子にアルミホイルを巻いて焼く家も。 車いすで参加されている方も。早期のご快復を!! 焼いた団子を近くの方と交換し食べ合ったのです。他家の団子を食べると更なる 御利益があると謂われているのです。 そして今年のどんど焼きを終え、自宅に戻りました。 三つ叉の枝は我が家の門の横の塀の内側に供えました。これが魔除けになるのです。
最近は参加する子供の数が少なくなり、場所の確保も難しくなったため、この行事の やりかたも随分変わってきたのです。 火災の恐れで江戸時代から禁止された東京をはじめ、都市部ではどんど焼きも廃れている 傾向があるようですが、その一方で地域の伝統行事を見直そうという住民の機運が各地で 盛り上がり、復活する例も見られているとテレビニュースでも。 いつまでも残しておきたい日本の古き良き伝統行事なのです。
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