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カテゴリ:大和市歴史散歩
【大和市の神社仏閣を巡る】目次
「神奈川県道45号丸子中山茅ヶ崎線」に戻り北東に進む。 ![]() 「新道大橋(しんみちおおはし)」交差点の先に「境川」に架かる青い橋が見えて来た。 ![]() 「境川」に架かる「新道大橋」は、江戸時代中原街道の開通とともに開発されたと 考えられている。江戸の繁栄とともに、街道の改修が実施されたときに、旧来の道に対し 新道の呼称が定着し、今でも橋の両岸の字名として新道等の地名が残っている。 境川は、横浜市瀬谷区と大和市との市境である。 街路灯に特徴がある「新道大橋」を渡り再び大和市から横浜市瀬谷区に入る。 ![]() 「境川」の下流側を見る。 ![]() 橋名板(きょうめいばん)「新道大橋(しんみちおおはし)」。 多くの橋名板での、記載事項の設置位置は次のようになっているのだと。 ・道路起点側から見て左側に「漢字表記の橋名」 ・道路起点側から見て右側に「交差する河川(鉄道)などの地物名」 ・道路終点側から見て左側に「竣工年月」 ・道路終点側から見て右側に「ひらがな表記の橋名」 しかし、この「新道大橋」はそうなっていなかった。理由は??真ん中に市境がある為か? ![]() 左手には「横浜瀬谷西郵便局」があったが外で順番に並ぶ人の姿が。 ![]() 横断歩道を渡り道路の反対側を進む。 ![]() そして路地の左側奥にあった神社。 ![]() これも「稲荷社」であろう。 ![]() 暫く進むと左手にあったのが日蓮宗の寺・「白東山 宗川寺」。 横浜市瀬谷区北新26-13。 ![]() 寺号標「日蓮宗 白東山 宗川寺」。 ![]() 正面に立派な山門。 ![]() 横浜市名木古木指定宗川寺(そうせんじ)の夫婦銀杏(北新26番地13 ) 宗川寺は、寛永2年(1625年)北山本門寺第12世日賢上人が開山、開基は瀬谷の住人で 篤い信仰心のあった石川宗川であり、その名から宗川寺と名づけられました。 山門脇の2本の銀杏は、横浜市名木古木の指定を受けた夫婦銀杏で、昔から多くの方が 安産・育児を祈願するために参詣に訪れています。 中原往還と瀬谷問屋場跡 中原往還(中原街道)は、小田原北条氏が支配していた頃の道を、徳川家康か平塚(中原)に 御殿を建て、そこへ通う道として整備した江戸柴口から瀬谷を経て平塚御殿町に至る新道です。 瀬谷問屋場は、江戸と平塚(中原)間5駅の中宿で、徳川家康の江戸開府により、駿河国山宮西谷の 住人石川彌次右衛門重久(虎之助)が問屋場の運営を託され、江戸時代270年にわたり、中原往還の 道筋の人馬諸貨物の運送、継送の役割を果したところです。(これより東方80km付近がその跡 だと言われています)。 ![]() 山門の扁額「白東山」。 ![]() 「横浜瀬谷 八福神 福禄寿」。 ![]() 「観音像」か。 ![]() お顔をズームで。 ![]() 題目碑「南無妙法蓮華経」。 ![]() 「福禄寿尊堂」。 ![]() 扁額「福禄寿尊堂」。 ![]() 「福禄寿尊」。 「福禄寿尊」は、名前は、幸福の福、身分をあらわす禄、寿命を表わす寿の三文字からなり、 中国、道教の長寿神。南極老人星の化身であり中国の村や町に住み、人々の信仰を集めたと いわれる仙人である。長い頭、長い顎鬚、大きな耳たぶをもち年齢 千歳という。 長寿、幸福の徳を持ち、鶴と亀を連れて、左手に宝珠、右手に巻物を括り付けた杖をもつ姿が 特徴である。招徳人望の神様として信仰されている。 ![]() 宗川寺の大樹夫婦銀杏 宗川寺は寛永二乙丑年(一六二五)富士重須本門寺第十二世日賢上人開山、開基は石川宗川である。 山門を入ると左右の夫婦銀杏は昔から縁結び、安産祈願の信仰を受け、近所より多くの参詣があり、いまは横浜市の名木と指定された大樹である。 中原街道瀬谷問屋場跡 中原街道瀬谷問屋場は天正六戌寅年(一五七八年)小田原北條氏の関東経営の駅路として、中原街道瀬谷に問屋場が設けられ、のち徳川氏の江戸開府により駿河国山宮西谷の住人石川彌次右衛門重久(虎之助)が問屋場の運営を幕府より託され、江戸ー平塚間五駅の中宿、瀬谷駅の問屋場として、江戸時代二七〇年にわたって、中原往還の道筋の人馬諸貨物の運送、継立てにその役割を果した。(これより東方八〇米、桧林がその跡である。) ![]() 横浜市の「名木古木 イチョウ」 ![]() そして綺麗に玉砂利が敷き詰められた境内の桜の大樹。 ![]() 「手水舎」。 ![]() 「鐘楼」。 ![]() 「梵鐘」。 ![]() 「日蓮聖人像」か、それとも開祖の駿河重須本門寺第十二日賢上人像か。 ![]() 境内の桜の大樹を見上げる。 ![]() 桜の花も咲きでして。 ![]() 「本堂」正面。 香炉には見事な狛犬に似た彫刻が。 ![]() 「本堂」の扁額「宗川寺」。 ![]() 「本堂内陣」には日蓮のお姿が。 ![]() 「本堂」から境内を見る。 ![]() 「寺務所」。 ![]() この建物は? ![]() 「本堂」前から桜の大樹を再び。 ![]() 「殉国勇士之墓」。 ![]() 「歌碑」。 ![]() 「聖棲む 御会式桜に 祖が蹟を まつりいのらむ 千代之後」 ![]() ・・・もどる・・・ ・・・つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.09.05 06:03:50
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