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カテゴリ:花
この日5月27日(土)の朝は5時半過ぎに目が覚め起床。
天気が良かったので、車で10分ほどの場所にある「大清水境川アジサイロード」に 今年も向かう。 藤沢市と横浜市戸塚区の境を流れる「境川」の岸に植栽されているアジサイ群。 「大清水境川アジサイロード」と呼ばれている。 地域住民が自宅の庭などで育てたアジサイを植栽したもので、毎年、アジサイ祭が開催されて いるのだ。 「大清水境川アジサイロード」のスタート地点の「大清水橋」を渡る。 ![]() 左手の上流側に見えたのが「横須賀水道路境川水管橋」 海老名市社家の相模川から有馬浄水場経由で田浦配水池へ送水される有馬系統の導水管であると。 以前は半原系統の導水管(φ500)も敷設されていたが、需要減少、水質悪化、施設老朽化などに 伴い2007年(H19)に取水が停止され、2015年(H27)に系統と共に撤去されたのだと。 構造種別:1径間三弦トラス(1個のトラス構造で上弦材1本と下弦材2本の三角形構造) 河口からの距離:7.1km 橋の長さ:約57m 水管径:φ1000 完成:不明 ![]() 「神奈川県立藤沢清流高等学校」前に車を止め散策開始。 ![]() アジサイの語源ははっきりしないが、最古の和歌集『万葉集』では「味狭藍」「安治佐為」、 平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」の字をあてて書かれている。 もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「集真藍(あづさあい/あづさい)」がなまったものとする説である と。 まだ花のピークには1週間ほど早かったろうか? ![]() 紫陽花の漢字の由来は、唐の詩人、白居易(はくきょい)が招賢寺というお寺を訪れた時、 お寺に咲いていた紫色の花を「紫陽花」と名付けたことから来ているのだ とネットには。 しかし「紫陽花」は日本原産ですからこれは誤り?で、白楽天が詩に詠んだ花とは違うのでは??。 淡いピンクに染まったアジサイ・「紫陽花」。 ![]() アジサイ(紫陽花)の別名には、こんなものがあるのだと。 ●七変化(しちへんげ):七変化とは、咲き始めてから時間が経つにつれ、色を変える ことからついた別名 ●四片・四葩(よひら):「花びら(正確にはガク)が四片あること」からつけられた名前 ●手毬花(てまりばな):丸く集まった装飾花の形から ●オタクサ :この名は、シーボルトの美しき恋心から生まれた名前。 1823年、長崎に渡来したドイツ人医師シーボルト。 植物研究にも情熱を注ぎ、とりわけ紫陽花に夢中になった。 ●刺繍花(ししゅうばな):手毬花と同じく、刺繍に見立てる。 刺繍から連想するのは、西洋紫陽花ではなく山紫陽 ●八仙花(はっせんか):「七変化」と同じ。さまざまな色合いに変化することから 名づけられた名前 ![]() 花(萼)の色はアントシアニンという色素によるもので、アジサイにはその一種の デルフィニジンが含まれている。 これに補助色素(助色素)とアルミニウムのイオンが加わると、青色の花となる。 ![]() アジサイは土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性 ならば赤」になると言われている。 これは、アルミニウムが根から吸収されやすいイオンの形になるかどうかに、pHが影響する ためである。すなわち、土壌が酸性だとアルミニウムがイオンとなって土中に溶け出し、 アジサイに吸収されて花のアントシアニンと結合し青色を呈する。逆に土壌が中性やアルカリ性で あればアルミニウムは溶け出さずアジサイに吸収されないため、花は赤色となる。 したがって、花を青色にしたい場合は、酸性の肥料や、アルミニウムを含むミョウバンを与えれば よい。同じ株でも部分によって花の色が違うのは、根から送られてくるアルミニウムの量に差が あるためである。花色は花(萼)1グラムあたりに含まれるアルミニウムの量がおよそ40マイクロ グラム以上の場合に青色になると見積もられている。ただし品種によっては遺伝的な要素で 花が青色にならないものもある。これは補助色素が原因であり、もともとその量が少ない品種や、 効果を阻害する成分を持つ品種は、アルミニウムを吸収しても青色にはなりにくい。 土壌の肥料の要素によっても変わり、窒素が多く、カリウムが少ないと紅色が強くなる と ウィキペディアより。 ![]() また、花色は開花から日を経るに従って徐々に変化する。最初は花に含まれる葉緑素のため 薄い黄緑色を帯びており、それが分解されていくとともにアントシアニンや補助色素が 生合成され、赤や青に色づいていく。さらに日が経つと有機酸が蓄積されてゆくため、 青色の花も赤味を帯びるようになる。これは花の老化によるものであり、土壌の変化とは 関係なく起こるのだ と。 ![]() ![]() ![]() ![]() 日本に自生していたガクアジサイ(額紫陽花)が母種となり、西洋にわたって 品種改良されたものが世界の紫陽花の主流になったのだ と。 青のガクアジサイ(額紫陽花)。 ![]()
![]() ![]() 西洋アジサイは←が花の部分。 ![]() ![]() 「平成16年度 藤沢市まづくり賞 受賞 ここは、大清水小、中、高等学校がひまわりの苗1200本を植え、境川を美しく彩りました。 その活動が、「第23回沢市緑と花いつぱい推進活動」において「まちづくり賞」を 受賞しました。」 ![]() ![]() この、ガクアジサイは、「日本で昔から自生していた品種」👈リンク。 ![]() まるで線香花火の如し。 ![]() さらに「大清水アジサイロード」を下流に向かって進む。 ![]() ![]() ![]() 川の向こうに見えたのが「藤沢市民病院」。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 車で移動し「鷹匠橋」を渡り振り返る。 ![]() 「鷹匠橋」。 徳川時代に将軍が鷹狩りをする目的で、藤沢御殿が造られた。 現在の藤沢市民病院の側であった。その関係で、藤沢の辺りには鷹匠も住んでいたと。 このことから市民病院北東の境川にかかる橋は、『鷹匠橋』と名付けられているのだ。 歴史を感じさせる橋名。 藤沢市内にはもう一つの「鷹匠橋」がある。 こちらは「伏見稲荷大社」に向かって進むと引地川に架かる橋であり「大場鷹匠橋」と 呼ばれているのである。よって正確には「鷹匠橋」はこの橋のみなのであるが。 ![]() 構造種別:1径間PC桁 河口からの距離:6.5km 橋の長さ:33.5m 有効幅員:11m 完成:1990年(H2) ![]() 欄干には半透明ガラスにスミレとチョウを描いた洒落たステンドガラスの如き絵が飾られていた。 ![]() 近づいて。 ![]() 下を流れる川は横浜市との市境になっている「境川」。 前方に藤沢バイパスに架かる「境川大橋」。 ![]() 「境川」の上流側を見る。 「鷹匠橋」の欄干には同テーマの造形作品も。 ![]() 近づいて。白いスミレの花であろうか。 ![]() 別の場所のステンドグラス。 ![]() 「さかいがわ(境川)」。 ![]() 歩道にもタイル模様が。 ![]() モンシロチョウの飛ぶ姿が微妙に異なるのであった。 ![]() 車に戻ったが、昨年は右岸にも多くのアジサイが植栽されていたが、今年はそのアジサイの 姿が全く無かった。 この場所は「境川サイクリングロード」の「藤沢・大和自転車道」になっているため、この サイクリングロードの安全確保の為なのであろうか? ![]() ・・・つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.19 00:00:21
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