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カテゴリ:花
西側の「世界の蓮園」を一旦後にして、「見晴らしの丘」の東側を「古代蓮池」に
向かって進む。 ![]() 林道横には、小川が流れていた。 ![]() 林の先に蓮池が姿を現した。 ![]() そして正面に「古代蓮池」。 ![]() 「古代蓮池」の手前西側にあったのが花の終わった「ぼたん園」。 「花の交流 このぼたん園に植えられているぼたんは、東松山市の「ぼたん」と本市の「行田蓮」との 「花の交流」として平成24年度東松山市より寄贈されたものです。 ぼたんの”花言葉”は「王者の風格」「富貴」「恥じらい」「壮麗」」。 ![]() 花の終わった「ぼたん園」を見る。 ![]() 「古代蓮池」に架かる木道上から「行田蓮」を楽しむ。 ![]() 6月中旬から8月上旬にかけ42種類12万株の花蓮が蓮池一面に咲くのだ。 花弁の数が少ない原始的な形態を持つ行田蓮(古代蓮)は、約1400〜3000年前の蓮であると 言われている。花蓮はもちろん午前中が見頃。 ![]() 高さ50mの「展望タワー」を背景に。 蓮池の水面から花茎が立ち上がっている様子をイメージした形なのであろう。 展望室からは古代蓮の里の蓮池や田んぼアートの他、富士山や関東平野を取り囲む 山並みを一望できると。 ![]() 蓮の花は開花時に「ポン」と音がするというが、未だ聞いたことがないが・・・・?? ![]() 行田市指定天然記念物 行田蓮(古代蓮)。 古代蓮の里にほど近い公共施設建設工事の際に、偶然出土した種子が自然発芽し甦り、 池に開花しているのが発見された。 地中深く眠っていた多くの蓮の実が出土し、自然発芽して一斉に開花した事は極めて珍しい ことといわれていた。 古代蓮の里では、自生地から移植した古代蓮を育てており、可憐な古えの花を大いに楽しめる のだ。 ![]() 奇跡の再生 今から約2000年前、「古代蓮の里」一帯は、たくさんの水生植物が茂る湿地帯であった。 そこには、蓮の花も咲いていた。 そのとき咲いていた蓮の実が地中深くもぐり、ふたたびあたたかい陽射しをあびるまでの 長い長い眠りについていたのた。 ![]() 1971年(昭和46年) 市では、小針地内に新しい焼却場施設を建設するための造成工事を始めた。 掘削によってできた場所に水がたまって池となり、地中深く眠っていた蓮の実が静かに 目覚めたのだ。 ![]() 1973年(昭和48年) 池の水面に多くの丸い葉が浮いているのが発見された。 その後、葉の数も増え続け、ついに7月13日、長い眠りから覚めた古代の蓮が可憐な ピンクの花を咲かせたのだ。 5月15日 焼却場職員が水面に浮く丸い葉に気付く。 6月17日 調査を行い、古代蓮と推測できるものと判明。 6月23日 花柄が1本見つかる。 7月13日 開花 7月19日 花の数は合計52本となる。 市教育委員会から依頼をうけた埼玉大学の江森貫一元教授が、出土した縄文土器と、 古代蓮として知られている大賀蓮の例を参考に、2500年から3000年前ころのものと推定。 ![]() 1974年(昭和49年) 3月25日から3日間にわたって、蓮の研究家である神奈川県歯科大学の豊田清修教授が、 学生とともに市教育委員会の協力のもとに蓮の実の採集を行い、日本アイソトープ協会に 年代測定の調査を依頼したが、期待したような結果を得ることはできなかった。 ![]() 1975年(昭和50年) 4月7日、豊田教授は再び学生と市教育委員会の協力を得て、調査、採集を行った。 2回目の日本アイソトープ協会の測定はおよそ1400年前のものという結果であった。 結局、行田蓮は考古学的には2500年から3000年前のものとされていることから、 豊田教授はおおむね1400年から3000年前のものと推定している とのこと。 ![]() よって、原始的な形態を持つ1400年~3000年前の蓮(ハス)・「古代蓮・行田蓮」。 ![]() 展望タワーをズームして。 ![]() 既に役割を終えて花托に。 ![]() 古代蓮池(東) 3,200m2 古代蓮池(西) 1,800m2 ![]() 「行田蓮・古代蓮」は、他の蓮に比べると花びらの数が少なく(17~18枚前後)、 花びらの色はやや濃い紅色をしている。 花径(花の大きさ)は25~28cm程度。原始的な形態を今に残す蓮。 ![]() ズームして。 ![]() ■花托 花の中央にある薄緑色の部分は、すこしふわふわっとしていて花托(かたく)と 呼ばれているところ。 花托とは花床(かしょう)ともいいます。 ■雌しべ 花托の表面に見える丸いぽちぽちが、ハスの花の雌しべです。 ■雄しべ 外側のオレンジ色のひらひらとしているのが、ハスの花の雄しべです。 特に花托と雌しべの形はユニークでおもしろいです。 また、雄しべが短かく雌しべに届かないので、自家受粉ができないようです。 なので、虫たちにお願いしているのです」。 受粉が成功したら、雌しべの黄色のところは、茶色へと変わっていきます。 ![]() さらに古代蓮をカメラで追う。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・・・もどる・・・ ・・・つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.07.27 00:00:16
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