国立科学博物館・特別展『毒』へ(その1)
「上野恩賜公園」の散策を終え、国立科学博物館・特別展『毒』のへの入館の為、予約時間の15時前にに向かう。左前方に「国立科学博物館」が姿を現した。「国立科学博物館」案内図。手前に本館・1号館、「日本館」と呼ばれている。「日本列島の自然と私たち」がテーマ。2007年4月17日にリニューアルオープン。展示エリアは地上3階、地上2階、地上1階、地下1階。奥に「地球館」。「地球生命史と人類」がテーマ。展示エリアは地上3階、地下3階。1998年に第1期工事完了。翌年4月24日から常設展示公開。第2期工事完了後の2004年11月2日にグランドオープン。2014年9月から北側展示場の改装工事を開始し、翌年工事が終わり7月14日にグランドオープンした。屋外展示の「シロナガスクジラ実物大模型 」。昭和30年に初代のナガスクジラが置かれて、現在は平成6年(1994年3月〜)に置かれた3代目のシロナガスクジラとなっている。2代目のクジラは、今より少し小さいザトウクジラという種類0。この実物大の模型は、体長30メートル、体重約150トンのメスの大人のシロナガスクジラが、海面での深呼吸を終えて急速に深く潜ろうとしているところ。1994年に製作され、現在3代目にあたる同シロナガスクジラは地球上に生息する最大の動物で、英語ではブルーホエールと呼ばれている。20世紀初めには20万頭以上いたといわれているが、1966年に捕獲が禁止されるまでに激減し、今では1万頭程度といわれている。開館時間は9時~17時(金曜は20時まで)。月曜休館。シロナガスクジラは常時閲覧できる。「旧東京科学博物館本館は、東京博物館の震災復興施設として建設され、昭和6年9月に竣工した。設計は文部省大臣官房建築課で、文部技師糟谷謙三が担当した。本館は飛行機型の平面をもち、構造は、鉄筋コンクリート造を基本とし、地上3階、一部4階、地下1階建である。内部には、展示室のほか、映写室付きの講堂や赤道儀室を備えており、我が国最初の本格的な社会教育施設としての博物館建築として、高い歴史的価値がある。また均整のとれた立面構成とともに、中央広間・貴賓室・館長室・講堂など室内意匠の密度も高く、震災復興期における文部省営繕の設計水準を示す建築作品として重要である。」現在に日本館は1931開館鉄筋コンクリート造一部鉄骨鉄筋コンクリート造、建築面積一九四九・四六平方メートル、地上三階地下一階建、正面中央塔屋及び屋上赤道儀室付、正面車寄附属東京都台東区上野公園7番20号重文指定年月日:2008.06.09独立行政法人国立科学博物館重要文化財上空からの写真をネットから。上空から見ると飛行機の形をしているのだと。理由としては、昭和6年(1931年)、当時の科学技術の象徴であった飛行機型のデザインを採用したと。屋外展示の「D51形蒸気機関車」。1939年(昭和14年)に製造され、1975年(昭和50年)まで走行していた。わが国の代表的貨物列車用蒸気機関車で1,115両造られた と。「D51231」と書かれた銘板。D51型蒸気機関車は、おもに貨物用として昭和11年より製造されましたが、そのすぐれた性能から日本国有鉄道で当時もっとも多く使われ、デゴイチの愛称で人びとに親しまれました。この231号は昭和14年7月に日本国有鉄道長野工場で製作されてから、東海道本線・山陰本線・その他で活躍し、昭和50年12月15日北海道追分機関区で休車するまで約216万km(地球を約54周)を走行しました。車軸配置1D1最長長19,730mm最大巾2,936mm最大高3,980mm動輪直径1,400mm機関車重量(運転整備)78.37ton炭水車重量(運転整備)47,40tonシリンダー(直径×行程)550mm×600mm最大動輪周馬力1,280馬力最大運転速度時速85km大煙管(直径×長さ×本数)140mm×5,500mm×28本小煙管(直径×長さ×本数)57mm×5,500mm×90本小タンク容量20m3燃料積載量8ton特別展「毒」券売所。私は既に、ネットで購入済みであったので、ここは通過。特別展「毒」券売所。そしてここで、スマホの予約済み「QRコード」を提示。「ART PASS」。そして特別展入口へ。特別展入口。特別展 毒(POISON)のポスター。2022.11.1~2023.2.19開催と。音声ガイドは600円でレンタル可能と。「会場内は写真撮影 OK!写真を撮ってSNSでシェアしよう」と。今回「鷹の爪団」👈リンクは、特別展「毒」を応援する”チーム毒”メンバーとして、世界征服に使えそうな毒を探索するついでに、展覧会会場内のあちこちに登場している と。「秘密結社鷹の爪とは千代田区麹町のとあるアパートをアジトとして、世界征服を虎視眈々と狙う秘密結社。でも、ほかに本気で世界征服を狙う集団があると、対抗して正義の集団になってしまう場合もある。リーダーの総統、部下で戦聞主任の吉田くん、雇われマッドサイエンティストのレオナルド博士、戦聞員のフィリプ、菩薩峠くんから構成される。今回の特別展では、世界征服に使えそうな毒を探索するついでに、展覧会のナビゲーターを務めてくれる。」「QuizKnockからの挑戦状QuizKnock(クイズノック)は、東大クイズ王・伊沢拓司が中心となって運営する、エンタメと知を融合させたメディアです「楽しいから始まる学び」をコンセプトに、何かを「知る」きっかけとなるような記事や動画を毎日発信中。会場マップの裏面にある、第にまつわるクイズに挑戦してみよう!※一部展示にないクイズもあります。」展示を見ながら解けるので、子どもたちはぜひ「QuizKnockからの挑戦状」をやってみよう!「お子さんとって展示は文字が多いと感じられるかもしれませんが、クイズの答えを探すという目線になると、たとえばあまり興味のなかった植物にも興味を持ってもらえるかもしれません。興味喚起の補助として使っていただき、特別展「毒」のおもしろさをクイズを通しても感じていただければと思います」と伊沢拓司さん。「展示構成第1章 毒の世界へようこそ第2章 毒の博物館第3章 毒と進化第4章 毒と人間終章 毒とはうまくつきあおう「会場マップ」。そして展示コーナーへ「第1章 毒の世界へようこそ毒ってちょっと怖いですね。しかし、だからこそ興味をそそるのでしょう。ちょうどお化け屋敷に興味がそそられるように。でも、そもそも、毒って何でしょう。どうして自然界には毒があるのでしよう?まず、身近なところから毒を考えてみましよう。」「毒の定義本展覧会では、ヒトを含む生物に害を与える物質を毒と定義します。通常では毒とならないもの(例:酸素)も、取りすぎれば毒になるため、毒として扱う場合があります。また、アレルギー物質など反応に差異があるものも毒としますが、最後には皆さん自身で毒とは何かを考えてみてください。」「生活のなかの毒」。「生活のなかの毒言いすぎかもしれませんが、私たちは毒に囲まれて生活しています。このイラストには、室内空間や身近な野外で私たちが出会いそうな毒を示しています。どんな毒になるか考えてみてください。この展覧会の最後に紹介します。」このイラストには、室内空間や身近な野外で私たちが出会いそうな毒を示しています。「ウイルスは毒?ウイルスは、遺伝情報を含む核酸がタンパクの殻に囲まれた粒子です。遺伝子をもつのは生物的な特徴ですが、細胞がなく、単独では増殖できないため、生物とはみなされません。ウイルスは、自分の核酸を宿主細胞に注入し、その細胞のカで自分自身を複製します。そして、宿主細胞を破壊して出てきます。これによって、宿主細胞が障害を受けます。これがウイルスの毒性の本質で、ウイルスが毒物質を作るわけではないため、この展覧会では毒として扱いません。」■コロナウィルスの構造 👈リンク■ウイルスの増殖 ウイルスは、宿主に自身の核酸(DNAやRNA)を送リ込み、宿主のシステムを利用して 自分の複製を作って増殖します。 この図は、コロナウイルスのバターンを中心に、ウイルスの増殖を高度に単純化して 示したもので、実際の増殖のしくみはこの図よりもはるかに複雑です。「毒の作用と症状毒の作用は多様で、整理(分類)するのは簡単ではありません。ここでは、毒を代表的な作用によって分類しました。しかし、これ以外にも成分の化学構造や効果の出る速さなど、いろいろな分類の方法があります。」「毒の作用と症状」「正常な止血血管が傷つくとフィブリンと血小板によって傷が塞がれ、血が止まる」1)一次止血血管が破れると血管の収縮が起こり、傷口を小さくします。次に血液中にある血小板が傷口に集まってきて、VWFを仲介して傷口と結合し、血小板による血栓(けっせん)を作り、傷口をふさぎます。これが一次止血(血小板血栓)と呼ばれるものです。2)二次止血血小板だけの血栓では、血を止めるには脆くて不安定です。そこで、一次止血に引き続き、血液中の凝固因子と呼ばれる一群のタンパク質が働き、最終的にはフィブリンの網の膜が血小板血栓の全体をおおい固めて、止血が完了します。これを二次止血(フィブリン血栓)と呼んでいます「正常な神経伝達感覚器や脳の情報は神経細胞により伝えられる。神経細胞と筋細胞との隙間(シナプス)では、伝達物質(アセチルコリン)が情報を伝える。」「正常なタンパク質合成細胞の核DNAからRNAポリメラーゼⅡがメッセンジャーRNAを作り.メッセンンジャーRNAからタンパク質が合成されている。」 ・・・つづく・・・