決め手は人間性
昼間家にいると実に多くの来客がある。そのほとんどがセールス、新聞、宗教関係の勧誘である。宗教関係の方々のその布教力には頭が下がる。どの家に行ったとしても断られるのを承知でそれでも その足を止めようとはなさらない。なかなかできることではないと思う。新聞。特に○○新聞。たいていいつもけんかになる(笑)。「売り言葉に買い言葉」というやつである。名前を売り込むより、中身を売り込めと言わざるをえない。そもそも彼らは自分の薦める新聞に誇りを持っているのだろうか。売り上げを伸ばせばいいという気持ちは態度にもその表情にもあらわれるものである。詐欺まがいのことだって簡単にやってのける。何度それで迷惑を被ったことだろう。そのことを指摘しても謝罪の言葉など返ってはこない。「自分には関係ない」の一点張りである。その態度で不信感はますます募るというものだ。以前、官舎に住んでいるときの家のセールスもすさまじかった(笑)。家のチラシはどんどん入るし、いろんな工務店が訪れる。1人1人話を聞いていたら頭がこんがらがってくる。ある時など「市内で家を探しているんです。」という私に対し「市内はだめです。 そうだ!ここならいい物件がありますよ。」と言うセールスマン。その「ここ」なる物件は車で30分以上。もちろん市内ではない。娘も転校しないといけない。夫の職場からもめっちゃ遠い。要するにメリットなどまったくなかった。「ここですか・・? 余り乗り気にはなれませんね・・。」という私に その人曰く。「大丈夫です! 奥さん、今はそう言ってても 絶対僕が勝ってみせます! 僕、口には自信あるんですよ!」私はにこやかに微笑みながら「お帰り願えますか? お互い時間の無駄ですから。」と言わざるをえなかった。そんな中でも心に残る人々はたくさんいらっしゃる。「高杉建設」誠に誠実な対応をしてくださった。自分の理想とする家と その建築費用との折り合いがつかず建築をあきらめざるをえなかったときその会社の方は(我が家が建築をあきらめたためにその人の成績は落ちてしまった・・・)「夢をあきらめてはいけませんよ。」「夢は育てていかなければ。」と仰って下さった。本当に嬉しかった。今でも感謝をしている。東日本ハウス。「家への夢を語ってください。」と言われたもので単純な私は自分の夢を全部語った。語った上で さて それを実現するためにはどれくらいの金額が必要でしょうと言うことになり、かなり長い時間をかけてその人が計算してくださった。・・・・1億4000万。・・・・日本の人口ちゃいますよ。一体誰が払うねん。誰が建てんねん(笑)。思わずその人と電卓を前にして力無く微笑みあってしまいました。時間のない中貴重な時間を割いてくださり夢を聞いてくださった方には感謝している。今にして思えば非常に恥ずかしいけれど(*^_^*)セールスにしても 何にしても結局は 相手の心にどう触れるか・・・ではないかと思う。追・ひよは案外 けんかっ早いところがあるので セールスには まこと不向きなタイプです・・・・b(T‐T)