妻とデート
午前5時起床。曇りのち雨。今日は一日妻とデートでした。朝一、シネマ5に突っ込みました。「オーケストラ」が上映されていたのです。クラシック音楽に興味のない人にとっては面白くないかもしれませんが、見ていて涙が出て仕方ありませんでした。私を見て、妻は不思議に思ったようです。この映画、ストーリーにも妙味がありますが、使われている音楽とシーンのマッチングが堪りません。パガニーニを弾く元コンマスの場面にはゾクゾクさせられます。サン=サーンスの白鳥もしかり。昼食はイタメシ。bocoダイニングに行きました。1,750円と2,850円のランチを注文し、取り皿に分け合って楽しみました。文句の多い妻も今日ばかりはニコニコして食べました。この店、ワインもディリーから5大シャトーまで揃えています。今度はディナーに来ようかな。時にはよいな。会計をして店を出たあと、車に乗って気がつきました。支払った額は3,500円。食べた料理は合計4,600円。戻ろうかと言ったら,助手席の妻が「済んだこと済んだこと」。赤信号も二人で渡れば愛情が深まります。共犯者の心理です。別府へ向かいました。発達医療センターに少女を見舞いました。以前、妻が担任した生徒が入院しているのでした。雨に濡れた木々の中に病院はありました。土曜の午後ということで診療棟は灯が消えたように静かでしたが,病棟のほうは幼い声が賑やかでした。私は位渡り廊下のベンチで本を読んで待ちました。病室から出てきた妻が、見舞いのプリンを喜んで食べてくれたと言いました。そこを出て、西別府病院へ廻りました。こちらも人を見舞うためでした。娘の同級生と息子の同級生の二人が入院しているのです。娘息子が小学校の時、私は7年間PTA会長でした。小さな、全校生徒150人あまりの学校だったので,大方生徒の顔がわかります。ましてや子どもと同じクラス。保護者の誰もが○○ちゃんのおいちゃんおばちゃんでした。勿論、保護者同士も懇意でした。ということで,夫婦で別府を訪ねたときは,ときどき見舞うのです。彼らはとても辛い病気を患っています。それぞれの病室を訪ねたら、二人ともベット脇のパソコンが友だちということでした。インターネットで外の世界と交流するのだそうでした。付き添いのおかあさんと妻が話をする隙にこっそり「エロサイトをみちょるんじゃーねえんかの?」とニヤニヤしながら問うと、顔を赤くして否定しました。こんな時、男同士というものはよいものです。帰りに温泉へ浸かりました。先月も入った照湯です。妻も気に入りました。佐伯に帰り着いて、お風呂セットを忘れたのに気がつきました。小さな桶とシャンプー、石鹸、それに垢すり用のタオル。次ぎに行くときまでとっておいてくれるかな。今日の写真はbocoダイニングです。コンクリートの建物がオシャレでした。