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2005.01.15
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カテゴリ:プロレス
人生は3つ数えてちょうどいい(著者:和田京平|出版社:メディアファクトリー)

 川田の「俺だけの王道」を読んだときに、「なんて正直なんだろう」と思った。
 そして、この和田レフェリーの本にもまた同じことを思った。
 馬場さんとの関係、元子さんについてどう思っているか。ジャンボや三沢たちに対する評価。
 どれもこれも正直に書いてある。
 単純な好き嫌いではない。
 いい点はいい、よくない点はよくない。
 誰についてもそういう態度をとっている。
 意外ではあったが、「なるほどそうだったのか」と思わせられたこともたくさんある。
 いわゆる暴露本ではない。
 和田レフェリーの目に映った真実が書いてある本だ。
 同じ事件でも、三沢が書けば三沢にとっての真実を書くだろうし、元子さんなら元子さんにとっての真実を書くだろう。
 著者には、誰かを批判しようとする態度は全くない。
 馬場さんと元子さんは親同然の存在で、プライベートな時間がないほど一緒にいたそうだ。自分が馬場さんを支えているという自負だってあっただろう。
 馬場さんが亡くなった時のところ、電車の中で読んでいて、泣きそうになってしまった。
 決して大きな所帯ではなかったはずだが、組織となると、いろいろな人間がいて、誤解や軋轢が生じる。和田レフェリーは、元子さんの味方という立場を貫きながらも、全日本プロレスを守るためには毅然とした態度を取っている。
「誰にも見えない場所で全日本プロレスは一度消滅し、そして再興したのです」(p272)というところなど、大きな驚きだった。今にして思えば、これまた「そういうことだったのか」ということではある。しかし、こんなことがあったとは、プロレス記者も知らなかったろう。
 プロレスの話というよりも、人間関係のおもしろさ、難しさを教えてくれる本だ。
 天龍の離脱も、三沢たちの離脱も、元子さんとレスラーや社員たちとの確執も、誰も悪くはないのだ。
 今の全日本プロレスは、こうなるべくしてなったのだ。

 読み終えてしばらくして気がついたけど、タイトルに呼応するようなことは書いてなかったような気がするぞ。





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Last updated  2005.04.01 15:42:36
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