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カテゴリ:特撮・アニメ・SF・マンガ
一時は、子どもを連れてくる大人目当てかと思われた「クレヨンしんちゃん」だが、原点回帰というか、子ども向けのわかりやすい話になっていた。大人向けのくすぐりはほとんどない。
坂井真紀と波田陽区が本人の役で出ているのが数少ない遊び。 世界が滅ぶのを防ぐために、思うように変身して怪獣と戦う野原一家。設定はなんだかわかるようなわからないようなものなのだが、見ている間は疑問を感じない。 戦いに夢中になるばかりに仕事も家事もおろそかになるあたりがリアル。 最大の特徴は、一緒に活躍することの多い幼稚園の仲間がほとんど出てこないこと。それぞれせりふは一言ずつぐらい。 興味深かったのは、プログラムに載っていたこれまでの作品データ。 もっとも成績が良かったのは1993年の第1作「アクション仮面VSハイレグ魔王」で22.2億円。 もっとも悪かったのが1999年「爆発! 温泉わくわく大決戦 」で9.4億円。半分以下だ。どうしてだろう。丹波哲郎が出ていたり、ゴジラの曲がそのまま使われていたりして面白かったのに。 21世紀に入って「嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲」が14.5億円。 これはかなり大人を意識した者だった。1970年代に閉じこもろうとする大人たちと、それを阻止する子どもたちとの戦い。 見ていて「これは宮崎アニメへの反論ではないか」と思った。 その翌年の「嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦 」が13.0億円。これはあきらかに「もののけ姫 」を意識した者ではないかと思う。 考えてみれば、いつまでも大人を意識して作っていたのでは、「オトナ帝国」になってしまう。 今回の作品は意識してそれを避けたものか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.11 15:17:07
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