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2008.09.30
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カテゴリ:気になるニュース
 昨日の続き。
 産経新聞の「「日教組批判は取り消すわけにいかない」中山前国交相インタビュー(上)」というインタビュー記事でも、盛んに日教組批判をしているのだが、なぜそこまで日教組に脅威を感じるのかが理解できない。
 政治家が「日教組を解体する」と発言したからには、それが可能だという法的裏付けがあるはずなのだが、国内の労働関連法を改正するだけでなく、ILOあたりともやりあうことになるはずだ。そこまで考えての発言だったとは思えない。
 しかし、撤回する気はないらしいから、法を改めILOとも対決する覚悟なのだろう。
 そもそも、わたしが不思議に思うのは、なで日教組を敵視する人たちがいるのか、ということなのだ。組織率はわずか3割程度。民主社会において、どうやって3割の人間が全体を動かすのだ。
 日教組路線が実現しないようにするのは簡単だ。
 学校で行うことは、すべて職員会議で多数決で決めることにすればいい。
 3割しか賛成しないなら、すべて否決される。
 ただそれだけのことだ。

 なぜかネット版では記事が見つけられなかったが、「読売新聞」29日12版の記事にはこうあった。
日教組のある幹部は「現在は教育研究に重点を置いており、昔の日教組は考え方がまったく違う。批判されるほどの力もなく、過大評価されているようだ」と自嘲《じちょう》気味に語る。

 「批判されるほどの力も」ないというのは正直な気持ちだろう。
 そんなものをことさら取り上げて大騒ぎするのが理解できない。

 おそらく、日教組を批判する人たちは「敵」というか「悪」が必要なのだろう。
 自分が「正義」であるためには「悪」がなくてはならない。
 そのために日教組を利用しているとしか思えない。いわば、日教組のおかげで正義面をしていられるのだから、日教組に感謝した方がいいだろう。

 もう一つ。日教組批判の裏にあるのは戦後批判である。
 戦後は何もかも悪い、戦前は何でもかんでも素晴らしかった、という幻想の持ち主が戦後教育の象徴として日教組を持ち出すのである。
 ほんとうは日教組なんかどうでもいいのだ。

 ところが、自家撞着に陥ってしまっているのがあまりおつむのよろしくないところだ。
 成田空港に関して、たとえば、「「成田反対ゴネ得」「日本は単一民族」 中山国交相「誤解招く」と撤回」によると、
成田空港の拡張が地元住民の反対などで進まなかった経緯について、反対派らによる「ゴネ得」と述べ、「戦後教育が悪く、公共の精神が欠けている」と批判した。

と発言したそうだ。
 昨日書いたように、わたしは成田闘争を子どもの時にニュースで見ていた。
 戦っていたのはわたしの親と同年配かもっと年上の人たちだった。
 「戦後教育」ではなく、「戦前」「戦中」の教育を受けた人たちが、自分たちの土地を奪われまいと命をかけて戦っていたのだ。それを無理やり「戦後教育」に結びつけるのは、一般人なら「ものを知らない」で済むかもしれないが、政治家としては資質の問題だ。
 成田空港の拡張に反対している人たちが、どういう時期に教育を受けたのか調査した結果ならまだしも、そういう客観的な事実を何も提示していない。
 また、「土地」に執着する心理を理解していないというのも困ったことだ。
 カネが目当てなら、カネをもらってさっさと引っ越していくだけのことだ。
 しかし、そうはならなかった。「ご先祖様が開墾してここまで作り上げてきた農地を手放しては申し訳ない」「生まれ育った土地に住んでいたい」という祖先を敬う気持ちと郷土愛を踏みにじったことがそもそも間違っていたのに、その責任を他人になすりつけて自分は知らん顔を決め込もうという心根が、この中山という人の発言に表れているのである。
 しかもこの人、「「成田反対ゴネ得」「日本は単一民族」 中山国交相「誤解招く」と撤回」では、
(空港整備が進む)中国がうらやましい

とまで言っているそうだ。
 そんなに中国が好きなら中国に帰化すればいいだろう。
 わたしは中国に住みたいとは思わないが、こんなに中国が好きな人もいるんだね。
 なるほど、道理で自民党は、中国や北朝鮮のような国家を目指しているように見えるわけだ。

 追記。
 タイトルの「吠ゆる」は正しくなかった。 「吠ゆる」は誤りをご覧下さい。

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Last updated  2008.10.06 10:33:04
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