「白峰」「菊花の約《ちぎり》」「浅茅が宿」「夢応の鯉魚」「仏法僧」「吉備津の釜」。
このうち、「白峰」と「仏法僧」は幽魂との対面ということがあるばかりで、筋立てというほどのことはない。
対話の中に、作者の意が込められているのだろうが、よくわからない。
「浅茅が宿」も「吉備津の釜」もだめな男の物語。どうしてこう自分勝手なんだろう。
「菊花の約」も、命をかけて約束を果たすという話ではあるが、主人公の方は、生活力は感じられない。観念の世界に生きている。
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