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「必殺仕事人」と同じ29日に放送された。
年内引退にあわせたのだろうか。 いきなり、赤穂浪士の討ち入りから始まる。元禄と享保じゃ時代が違うだろうと思ってしまったが、そんなに時間が離れているわけではないのだった。 面倒見がいいと評判の町医者(榎本孝明)と、下女として働いている娘(南沢奈央)、下男の直助(ゴリ)。 この直助が一癖も二癖もありそうなところがある。 やがて町医者夫妻が斬殺されるという事件が起こるのだが、実はこの町医者は、赤穂浪士の討ち入りに参加しなかった小山田庄左衛門であったことが明らかになるのだが、そのきっかけになったのは寺坂吉右衛門(小野武彦)だった。 確かに、寺坂吉右衛門は後に江戸に戻って寺男になっているので、小山田と再会している可能性はある。ただ、小山田は、忠臣蔵では、寝過ごして討ち入りに間に合わなかったとか、仲間の金を盗んで蓄電したとかいう描き方をされている人物。 どうしてこういう話になるのかと思ったが、検索したら、元ネタがあったのだった。 直助が権兵衛だと言い張るのも、「直助権兵衛」という話があるくらいで、知識のある人が見ればすぐにわかったのだろうが、私にはわからなかった。 元ネタがあったとしても、それをどう味付けしてオリジナルの作品にするか、というのは脚本、演出、演者の力量にかかっているわけで、設定に無理を感じないように工夫されていた。 NHKの「大岡越前」は加藤剛の「大岡越前」のリメイクなので、この話もリメイクなのだろう。 加藤剛版で見たのと同じ話を、東山版で何度も見ている。 特筆すべきは、吉良を名君として描いていることだ。吉良自身が登場するわけではない。 かつて吉良に使えていた者の言葉として語られる。吉良川にとっては、大石は憎い敵だというのがよくできている。 そうか、12月放送だから忠臣蔵がらみの話にしたのか。東山引退に合わせたわけではないのだろう。 すでに、東山の後任に高橋克典を据えて新作が制作されることになったという報道があった。 まだまだこれからなのに、あまりにも惜しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.31 15:02:03
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