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非常に適当な本と映画のページ

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2006.11.24
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カテゴリ:洋画

 コラテラル・ダメージのアーノルド・シュワルツェネッガー出演作。


粗筋

 近未来。クローニングはごく当たり前の出来事となっていたが、人間そのもののクローニングは法で禁止されていた(倫理的な問題ではなく、10年前の人間クローンニング実験が大失敗に終わったから)。
 アダム・ギブソン(シュワちゃん)は、チャーターヘリのパイロット。ある日帰宅すると自分が既に帰宅していた。というか、自分そっくりの男が家にいたのだ。訳が分からず動揺している内に男女が現れ「人間、つまりお前がクローンされた。だからお前に死んでもらう」と言い、アダムを殺そうとする。
 アダムは命辛々逃げ出し、真相を探る。どうやら最近話題になっているクローニング会社の社長ドラッカーが関わっているらしい。ドラッカーはアダムの会社のヘリをチャーターして旅行に行ったが、そこで何かあったらしいのだ。
 実は、ドラッカーはチャーターしたヘリで旅行中、クローニングに反対する過激的な活動家に、ヘリのクルー諸ともに殺されたのだ。ドラッカーの会社は人間をクローンする技術を既に確立していたので、ドラッカーのクローン(記憶も全てコピーされる)を作った。殺されたヘリのクルーもクローンが作られた。ドラッカーの会社はこの事件の完全隠滅を決めたのだ。暗殺の被害者を元通りにし、事件がなかったことにしようと。ドラッカーの会社は暗殺の件が外部に漏れないよう、あらゆる手を打つ。人間がクローンされたという事実が発覚したら、現行法によりクローンは一人残らず「安楽死」の運命に遭うからだ。
 しかしこの工作にも問題があった。アダムは私用により別のパイロットに自分の代わりにパイロットしてくれ、と頼んでいたのだ。身分証明の提示が求められる訳ではないから、俺の名前を使っちまえばいい、と。ドラッカーの会社は、殺されたヘリのパイロットはアダムだと勘違いし、事前に(そして無断で)記録していたデータを基にクローンを作ってしまったのだ……。


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感想

 この映画の最大の見所は近未来の技術や、メカだろう。特にヘリは凄い。こんなのが実在したらいいなと思った。車も有名メーカーのプロトタイプやショー・カーを使い、近未来を演出している(ニュービートルやハマーなど、現行車も観られたが)。
 主人公は当然ながらシュワちゃんだが、殺し屋の女の活躍振りも目立っていた。最期は呆気なかったが。他の役者は特筆することはない。
 欠点は、主人公のアダムが「善人」や「ファミリーマン」を絵に描いて額にはめたような人物であること。クローンされた自分と仲良く協力して敵を倒してしまい、そのクローンと共に生還するのだ(クローンされた方は結局どうなるのか。そもそもどうやって協力するよう説得したのか)。死んだペットをクローンで蘇らすのに抵抗するほど技術革新に疑問を抱いているのに、シン・パル(人間そっくりのロボット。非常に気持ち悪い)を娘に買い与えるのは嫌々ながらも同意するのだから奇妙である。
 キリスト教的な視点に偏った感があるのも問題点か(映画のタイトルそのものが聖書の一説が由来)。
 この映画の最大の悪人は、シュワちゃんを殺そうとしたドラッカーではなく、クローニング反対活動家だろう。そいつらがドラッカーを暗殺する、なんて馬鹿な真似をしたことが今回の事件の発端だったのだ。はっきり言って、クローニングなど科学の暴走より、この手の活動家の暴走の方がよっぽども怖い。
 本作品は科学の発展に警鐘を鳴らすと共に、過激的な環境保護運動に対する警鐘も鳴らしている。


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Last updated  2006.12.08 09:43:35
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